HR用語の基礎知識
他社の採用担当者も、優秀な人材の獲得を狙っています。そのため採用市場に出た優秀な人材をめぐって、ライバル社と争奪戦が起こります。
2021度は新型コロナ感染症の影響で、各社は採用を控えました。しかし2022年度に多くの業種で回復基調となり、2023年度も引き続き求人倍率の上昇が予想されています。
厚生労働省の発表によると、2023年1月の有効求人倍率は1.35倍、新規求人倍率2.38倍です。企業間の人材獲得競争が続くなか、しばらくは中途採用が難しい状態が続くでしょう。
採用計画は、会社の経営戦略と事業の発展に欠かせません。人材の欠乏は、会社の存続に関わります。もし「〇月までに3名」のように入社予定時期のオーダーが現場から上がっているなら、入社予定時期に間に合うように逆算してスケジュールを立てましょう。
採用計画を立てる全体の流れは次のとおりです。
採用スケジュールは、求人を開始して書類選考や面接を行うのに最低1カ月、入社して活躍を始めるまでに2カ月程度はみましょう。また採用をゴールにせず、育成研修が終わるまでをゴールとして計画すると良いです。
採用基準の策定方法は次のとおりです。
まず転職トレンドを把握します。求人倍率が高く採用難易度が高い時期には、採用基準が厳しいままでは欠員の補充もままなりません。また求職者が望んでいるもの(ワーク・ライフ・バランスや企業の安定性など)を把握しておくのもポイントです。
<退職理由と入社動機を探る質問例>
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