キャリアセンター訪問

「楽しい生き方」を実践する力を育み、
高評価を獲得した手厚いキャリア・就職支援。

大阪商業大学 キャリアサポート室 リーダー 須山拓也さん
大阪商業大学
1928(昭和3)年に大阪商業大学は誕生しました。同校では創立当初から変わらぬ建学の精神である「世に役立つ人物の養成」を具現化すべく、「思いやりと礼節」「基礎的実学」「柔軟な思考力」「楽しい生き方」を4つの柱として解釈しています。なかでも最も同校の特色を表しているのが「楽しい生き方」で、本当の意味で世に役立つ人は、自分が幸せでなければいけないという考えがこめられています。困難の中、失敗しても、チャレンジする気持ちを持ち続け、プラス思考で楽しく取り組める人が人生の勝者であるとし、この「人生を楽しく生きる」精神を身に付け、社会全般で広く活躍する卒業生を数多く輩出してきた伝統校として知られています。
今回は同校のOBで、キャリアサポート室で後輩の就職支援に携わって6年目を迎えられた、キャリアサポート室の須山リーダーに、同校独自の取り組み等についてお聞きしました。
※記事の内容は取材当時のものです。

学生一人ひとりの挑戦する気持ちを全力で支援。

――須山さんは大阪商業大学のご卒業生でいらっしゃいますが、貴学の校風や学生気質についてお教えください。
部活動が盛んで、中学・高校からスポーツをやっている学生が多いためか、素直で人情味に溢れた、情熱的なタイプが多いですね。勉強一辺倒でなく、スポーツを通じてしっかりと人間性を培っているためか、社会に出てから目覚ましい活躍を遂げる活躍する卒業生が多いと、企業の皆様からよくお聞きします。
――そうした卒業生の活躍の源泉になっているのが、建学の精神、そしてそれを支える4つの柱ですね。
本学では建学の精神である「世に役立つ人物の育成」を使命とし、大学教育70年超の長きにわたり、「実学教育の実践」に力を注いできました。そして建学の精神を支える4つの柱の中でも、特に注目されるのは「楽しい生き方」という項目です。これは本学学長の言葉でもあるのですが、昨今では勉強も遊びもすべて受身という学生が多い中で、自分から新しいことに挑戦し、学んでいくことが一番重要で、「やるかやらないか迷ったら、必ず『やる』ほうを選んでほしい」と、入学式や卒業式といった節目の際には必ず伝えるようにしています。もちろん失敗することもあるでしょうが、そのほうが結果的に得るものが多くなり、卒業後にはひと回り大きな人間、「楽しい生き方」を自己実現できる人間に成長することができます。本学では今後も、正課の授業だけでなく、正課外の様々な活動、そして我々が実施しているキャリアサポートといったあらゆる面から学生一人ひとりの挑戦する気持ちを、これからも全力で支援してまいります。

2~4年次の全学生を対象に、1人約50分間の集中個別面談を実施。

――須山さんが携わっていらっしゃるキャリア・就職支援に関しても、「楽しい生き方、楽しい働き方」を実践する力を高めることを主眼に置いていらっしゃいます。
本学のキャリアサポートは就職試験に合格するためのテクニックを教えるのではなく、厳しい社会を生き抜くための人間力を引き出すことを重視し、「何のために働くのか、何を大切にして生きていくのか」を学生自身が考え、自分の可能性に気付き、答えを導き出せるよう、きめ細かい支援を実施しています。

まず本学では、1・2年次は社会人基礎力をはじめとした就業力の育成を目的に据えて、社会の一員としての考え方や行動力、問題解決能力を養うとともに、自身の適性を見極め、進路を意識しながら学びを深めていけるような支援や情報提供を行っています。

例えば、1年次から参加できる「大人と話そう会」では、幅広い業界・職種・年代から、様々な経歴をお持ちのゲストをお呼びし、学生とざっくばらんにお話しいただける少人数制の座談会を定期的に開催しています。特に低年次のうちは面識のない大人と話す機会がほとんどありませんので、社会人のリアルな声を聞くことができるとともに、敬語の使い方やマナーを実践的に学べる貴重な機会だと学生から好評を得ています。

また本学では2~4年次の全学生を対象に、1人約50分間の集中個別面談を実施しています。2年次を対象にこのような取り組みを実施しているケースは少ないと思うのですが、早い段階からどのような学生生活を過ごしているのかを把握するとともに、学生が自らの長所に気付き、本当にやりたいことを見つけられるようにアドバイスを行っています。そしてその内容を記録・管理することで、教職員間での情報共有が容易になり、3年次から就職活動が本格化してからも、より手厚い支援を継続的に行うことが可能になっています。
――3年生を対象にした「ビジネス・インターンシップ」にも注力されてます。
本学では事前・事後指導の出席と40時間以上の実習を条件とし、単位認定を行う「ビジネス・インターンシップ」を3年生対象に実施しています。夏期休暇中の実施の前に、実習先企業の研究・発表や、ビジネスマナーやPowerPoint研修の受講、また事後には実習先企業を招いての報告会や懇親会を行なう等、参加学生が仕事のやりがいや厳しさ、そして自身の成長を実感できるようなプログラムになっています。参加学生の満足度は95%と大変高くなっており、今年度も定員250名が満席になるほどの人気となっています。

まずは私たちが「楽しい生き方」を実践できるよう、新しいことに挑戦していきたい。

――他にも手厚い支援でいうと、「4年生アドバイザリースタッフ」の存在も就活生には心強いですよね。
就職活動を終えた4年生に就職情報サイトへの登録方法や企業の選び方、履歴書やエントリーシートの添削といった後輩からの相談に応じてもらう「アドバイザリースタッフ」として活躍してもらっています。常に2~3名は勤務してくれておりますので、学生はいつ来ても相談することができますし、スタッフのプロフィールや内定先企業等を閲覧することもできます。そのため、自分が目指す進路に近い道に進もうとしている先輩から、実体験に基づくリアルなアドバイスを受けることができます。
――加えて貴学では、資格取得を目指す学生へのバックアップが手厚いことでも知られています。
仰る通り、本学では資格取得を目指す学生をバックアップするため、多種多様な講座を開設しています。なかでも日商簿記検定や宅地建物取引士の合格を目指す講座が人気で、特に宅地建物取引士に関しては例年100名程度の受験者があり、一般的な合格率が10%台の中、70%以上という非常に高い数値※を誇っています。また講座に加え、資格取得奨励金制度やチャレンジバックアップ制度といった、金銭面の支援も手厚く行っており、合格に向けたモチベーションにつながっているのではないでしょうか。

※一般財団法人 不動産適性取引推進機構「宅建試験 試験実施概況(過去10年間)」と比較

――いまご紹介いただいた以外にも、学生が“楽しい生き方”を実現させるための様々な支援を行っておられ、文部科学省採択プログラムで最高評価であるS評価を取得されています。
このような高い評価をいただけているのは、何より一人ひとりの学生を大切にし、しっかりと向き合うことを愚直に続けてきた結果だと考えています。例えば本学では4年生全員に対して就職状況を把握するために、電話による連絡を徹底して行い、思うように進んでいない学生には個別でアドバイスを行うようにしています。本学では1学年に約1,000名程度が在籍しており、キャリアサポート室のスタッフ1名につき約100名の学生を担当制で受け持ち、年間を通じて様々なフォローをしています。大規模校であれば難しいかと思うのですが、100名であれば何とか目の届く範囲ですので、今後も我々職員と教員が一体となってきめ細かい、手厚い支援を続けていきたいと考えています。
――では最後に、今後の貴学のキャリサポートの在り方について、お教えください。
本学の建学の精神を支える4つの柱のひとつに、「柔軟な思考力」があります。キャリアサポートを取り巻く環境は、早期化やオンライン化等に代表されるように常に変化をしており、まさに今、私たち教職員に対して、いかなる状況の変化にも対応できる「柔軟な思考力」、そしてもうひとつ、困難な状況下でも常にプラス思考で取り組むことができる「楽しい生き方」ができているかが問われています。建学の精神を具現化するのは、学生だけでなく我々の使命でもありますので、まずは私たちが「楽しい生き方」を日々実践できるよう、柔軟な発想で新しいことに挑戦していきたいと思います。

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