キャリアセンター訪問

全員が納得いく進路を決めて卒業できるよう、
情熱をもって学生と向き合い続けていく。

摂南大学 就職部 部長 浦田直樹さん
摂南大学
摂南大学は2022(令和4)年に創立100周年を迎える学校法人常翔学園のもと、1975(昭和50)年に工学系の単科大学として開学しました。学園の建学の精神である「世のため、人のため、地域のため、理論に裏付けられた実践的技術をもち、現場で活躍できる専門職業人を育成する」を地域社会・国際社会に具現化するべく、同校は「全人の育成を第一義として、人間力・実践力・統合力を養い、自らが課題を発見し、そして解決することができる知的職業人を育成する」ことを教育理念に掲げており、現在は寝屋川キャンパスと枚方キャンパスの2キャンパスに理工学系・人文社会科学系・医療保健学系・農学系の文理8学部を擁する総合大学として、社会のあらゆる分野で活躍する人材を輩出しています。
さらに同校は2022(令和4)年4月に外国学部を国際学部へ改組、経営学部の学科構成を経営学科へ統合、2023(令和5)年4月に現代社会学部(仮称)の設置を構想等、時代や社会のニーズ・変化に適応する新たな学びの提供を目指しています。今回は同校の卒業生であり、学園職員として長年にわたり、社会に翔び立っていく後輩の姿を見守り続けてこられた就職部の浦田部長に、摂南大学の進路・就職支援の特徴・ご方針についてお伺いしました。
※記事の内容は取材当時のものです。

課外活動や学生プロジェクト等に積極的に参加する学生が多いのが特徴。

――建学の精神に基づき、時代と社会の要請に応えるために学びの場を広げ、進化を続けてきた貴校ですが、2020(令和2)年に最も新しく増設された農学部の一期生が、今年の4月に3年生となり、いよいよインターンシップ・就職活動が本格化することになりますね。
本学の農学部は「農業生産学科」「応用生物科学科」「食品栄養学科」「食農ビジネス学科」の4学科で、食と農に関わる一連のプロセスを体系的に学び、広い視野と実践的な知識・技能を身につける教育を行う、私大では大阪府内で唯一の農学部です。2022年4月から一期生が3年生になり、インターンシップや就活準備、そして来年から就職活動が本格化します。企業の皆様におかれましては一期生の可能性にぜひご期待いただき、一人でも多くの学生に選考の機会を頂戴し、そしてご採用をいただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
――農学部に限らず、貴校では実践的な知識・技能を身につける教育を重視しておられます。
本学の教育の特徴は、アクティブ・ラーニングの全学展開による「主体的(当事者意識)で自律的な学び習慣と非認知能力の涵養」と「専門的知識・技能の修得」にあります。なかでも本学はPBL(Project Based Learning:問題解決型学習)に力を入れており、「摂南大学PBLプロジェクト」では企業・団体・地域とのタイアップを通じて学生が自ら課題を発見し、プロジェクトのメンバーと協働して課題の解決に取り組むことで、「前に踏み出す力(アクション)、考え抜く力(シンキング)、チームで働く力(チームワーク)」といった社会人基礎力を身に付けることを目指しています。また学部・学科の垣根を越えて、地域の課題を発見し、持続可能なまちづくりに貢献できる人材育成を目指すといった、幅広い知識・技能・態度を学修できる副専攻課程や、入学式のプログラムを職員と一緒に考え、新入生を大学全体で温かく迎えるためのプロジェクトといった多種多様な課外活動や学生プロジェクト等に学生が積極的に参加してくれており、コロナ禍の制約のある中にも関わらず、何かを成し遂げようと頑張る学生が多いのも本学の特徴になっています。

延べ面談回数は26,136回、徹底した「個別面談」できめ細かいサポートを実施。

――貴校の就職・キャリア支援のご方針・特徴についてお教えください。
本学では「一人ひとりの希望の実現に向けて、きめ細かな支援体制」を最も大切にしており、学生個々の特性や可能性を最大限に引き出し、真に社会に貢献し得る人材育成を目標にキャリア教育・支援に取り組んでいます。具体的には、1年次では「卒業後の自分をイメージする」、2年次では「自分にとっての『働くこと』を考える」、3年次では「適性も考えて進路を明確にする」、4年次では「希望進路に就くための行動をする」といった流れで支援を行っており、低学年からの段階的なキャリア教育から、アクティブ・ラーニングをベースに実施される多彩な体験型プログラムと学部の特長に応じたインターンシップに加えて、就職支援としてガイダンスやセミナーなどの「行事」と「個別」支援の連携で、学生個々に応じたきめ細かいキャリア教育・就職支援体制を整えています。
――なかでも貴校では特に個別面談に力を入れているそうですね。
仰る通りで、徹底した「個別面談」できめ細かいサポートを実施するが本学の特徴で、まず例年3年生対象に4月~6月の間で「進路登録&履歴書作成面談」と題して就職希望の全学生と面談しています。その後もエントリーシートや履歴書の書き方、面接の仕方、就職活動の心構え等を個別でアドバイスしたり、また面接で苦戦している、自己PRがうまく書けないといった悩み事に対して随時面談を受け付けており、2021年3月卒業生の延べ面談回数は26,136回、これは卒業生1人当たり15回の個別面談を行った計算になります。本学の規模で全員面談を行うのはかなりの負担なのですが、学生からは「結構親身に話を聞いてくれる」や「就職に関してはいろいろなことを紹介してくる」「情報を多くくれる」といった声を寄せてもらっており、これからも本学のキャリア・就職支援の主軸として継続していきます。
――その成果でしょうか、卒業生の就職満足度は例年約98%と、非常に高い水準を維持しています。
本学の高い就職満足度は、教員と就職部、枚方事務室就職係の職員が連携したバックアップ体制と、きめ細かな個別支援を進路決定まで粘り強く実施している結果だと考えています。一方で忘れてはならないのは、まだ100%ではないことです。本学を巣立つ学生全員が納得いく進路を決めて卒業できるよう、我々教職員が情熱をもって学生としっかり向き合い納得のいく進路に向けてともに歩むことをこれからも続けていくことで、満足度をより高めること、そして全員が「摂南大学に進んでよかった」と思ってもらえるよう、これからも教職員一体となって様々な支援をしていければと思います。

企業の皆様と密に情報交換をさせていただき、学生ファーストの支援を続けていきたい。

――残念ながら新型コロナウイルスの影響で、思うような支援ができず、もどかしい思いをされることもあるのではないでしょうか?
22卒学生に関しては、スケジュールはコロナ前にほぼ戻っていますが、支援の方法、具体的には対面が当たり前であった面談が、Web面談と対面の双方で対応するのが当たり前になりました。ガイダンスや行事についても、教室での対面ガイダンスからWebでのLIVE配信やオンデマンド配信に変化しています。またその内容に関しても、より短く15分程度の中に伝えたいことを凝縮したものにする等、伝え方についても大きく変化しました。

またこれはどの大学でも問題になっているかと思いますが、Webでのガイダンスや行事に対する学生の参加数や参加率が、コロナ禍以前より目に見えて悪化しています。一方で先日、久しぶりに30分の対面でのガイダンスを実施したところ、250名ほどの学生が集まり、熱心にメモを取りながら最後まで集中して聞いてくれました。内容やタイミングにもよるのかもしれませんが、Webより対面の方が集客力があるという結果を受けて、今後の支援方法について再検討する必要があるなと感じています。
――コロナ禍だけではなく、例えば議論されている通年採用へのシフト等、今後の就職・採用活動を取り巻く環境に大きな変化をもたらすファクターがいくつかあるかと思うのですが、その中で貴校のキャリア・就活支援の方向性はどのように変化していくのでしょうか?
通年採用への動きは、一部の企業様が導入や移行されていますが、全体への浸透はまだ先のことと思っています。新卒一括採用から通年採用への移行は、我が国の中等教育から高等教育全体の教育スケジュールの変化がない限り、完全には行われないとも思っています。新卒一括採用は「学生の本分である学業に専念できるように」との目的でそのスケジュールや期間が定められています。制度の形骸化、日本特有の雇用慣習の崩壊、学生生活の多様化等が問題視されていることも理解していますが、改めて本来の目的をご理解の上、過度な早期化はおやめいただき、節度ある採用活動をぜひお願い申し上げます。

一方で本学としては3年生のインターンシップや1Day仕事体験から採用選考を始めている企業様も多くあることも承知しており、3年生の4月の就職ガイダンス開催から就活支援を本格化させております。何より学生にとって不利益にならないようなサポートを今後も社会の変化に応じて柔軟に提供していくことが何より我々の果たすべき責務ですので、これからも企業の皆様と密に情報交換をさせていただきながら、学生ファーストの支援を続けてまいりたいと考えています。
――では最後に貴校並びに貴校学生のPRをお願い申し上げます。
企業の皆様におかれましては、平素から本学の教育・研究ならびに学生の就職活動におきまして、何かとご高配とご支援を賜り厚くお礼申し上げます。摂南大学の学生は、良い意味で「おっとり」しており、性格は朗らかで優しく人懐っこい、その傍らしっかりとした軸を持ち学内外で活発に活動している学生が多いのが特徴です。採用活動をされている中で、本学学生の特徴や良い点が欠点にならないように、学生をお導きいただいた上で、是非採用内定に繋げていただきたく、心からお願い申し上げます。また本学はアクティブ・ラーニングやPBLといった、学生が主体的に学ぶ機会を多く提供しており、そこで社会との接点を多く持つことで、学生は飛躍的な成長を遂げていきます。企業の皆様におかれましては、インターンシップをはじめとする教育面において、また皆様と学生を繋げる機会の場として本学をご活用いただきたく、ぜひご助力とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

未だ終息の兆しが見えない新型コロナウイルスの影響で、新卒採用にも多くの変更を余儀なくされたことと拝察いたします。このような状況下だからこそ新卒採用計画を具体化されていましたら、是非とも本学学生にも求人情報をご提供賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

関連記事

採用の課題はぜひ学情まで
ご相談ください。

電話でのお問い合わせ