注目企業の人事インタビュー 

徹底した情報開示で、学生との信頼関係を築く採用活動を。

日本ガイシ株式会社 人事部 採用グループ マネージャー 小川保典さん
日本ガイシ株式会社
独自のセラミックス技術をコアテクノロジーとし、エネルギー、エコロジー、エレクトロニクスの事業領域で、社会に求められる新しい価値を創造する日本ガイシ株式会社。創立100年を記念した、同社のキャラクター「クロコくん」とポケットモンスターのコラボ広告も話題になっている同社の採用戦略、そして採用活動を通じて地元、そして日本を元気にしたいという想いについて、採用グループの小川マネージャーにお話をお聞きしました。
※記事の内容は取材当時(2019年10月14日)のものです。

「聡明」「誠実」「快活」が備わっているかがポイント。

――2020年4月入社の採用活動のご状況はいかがでしょうか?
入社予定人数は技術系66名、事務系23名で、ほぼ例年通りです。学部・学科は文理共に不問で、理工系は工学系が中心になっていますが、最近では理学系も増えていますし、機械・電気・情報系の学生も積極的に採用しています。
――では、求める人物像についてお教えください。
「聡明」「誠実」「快活」、この3つを高いレベルで備えている方です。逆に言えば、どれかが傑出していても、何かが欠けていれば当社の選考基準をクリアすることはできません。技術系の方は専門知識という武器がありますので、若干その点を重視する傾向にはあるのですが、事務系に関しては語学力や資格の有無といった条件を一切設けていない分、この3つをしっかりと備えているかを見させていただいています。

「比較してもらう」ことで、納得感のある選択をしてもらう。

――それでは、御社の採用活動の特徴について教えてください。
私たちが採用活動で最も大切にしているのが、「比較してもらう」ことです。当社だけでなく他社もしっかりと見て、その上でどの会社を選ぶかを学生に考えてもらう機会を常に提供するように心掛けています。自分で考え、自分で納得して選んだ会社であれば、きっと長く、そして頑張って働いてくれるでしょうし、そのほうが学生にも企業にもプラスになると考えているからです。
例えば当社の事務系の選考では、内々定を出した後でも自由に納得いくまで就活を続けてもらうようにしています。当社よりも志望度が高い企業の選考が残っていても、だから内々定を出さない、ということはありませんし、その企業に受かって内々定を辞退された時も、「よかったね」と快く送り出してあげるようにしています。
――学生にも誠実さを求める分、採用する皆さんも誠実でなければ、ということでしょうか。
就活は学生にとっても企業を選ぶ場ですから、お互いが尊重しあい、信頼関係を築くことが何より大切だと考え、常に心掛けています。実際に、当社より志望度の高い企業を選んだ学生からの口コミで、その後輩が当社の選考を受けてくれて、入社に至ったこともあります。辞退者だけでなく、当社を受験いただいた全ての学生と、結果はどうあれ信頼関係を持って終われるようにすることは、我々人事担当者にとって一番の責務と言えるのではないでしょうか。
――そのためにも、お互いに情報をオープンに、それも後出しではなく、早めに開示することが大事ですね。
選考が進み、内定を複数獲得してから悩み始める学生が多いと思うのですが、私たちは早い段階から他社と比較検討していただける場や、先輩がどこでどう悩んだのか、といったアドバイスを行える機会をなるべく多く設けたいと考え、取り組んでいます。
例えば当社では、同業種や近い業界の企業とのコラボセミナーに積極的に参加して、その場で参加学生にそれぞれの企業の違い、そして魅力を知ってもらうようにしています。また当社から、従来になかったコラボセミナーを作り出した事例もあります。実際の話ですが、数年前の採用活動で当社か、ある同業他社かで迷っている学生が事務系だけで3名もいたことがあり、この会社とはぜひコラボイベントを実施して早めに学生に違いを知ってもらった方がいいだろうと考え、当社からお話ししてご快諾いただき、いまでは毎年行うイベントになっています。その場には迷った結果、それぞれの企業に入社した社員にも来てもらって、就活当時の話、どこで悩み、何で決めたのかといったいわゆる「ぶっちゃけトーク」をしてもらっています。

名古屋から日本を元気にしたい、その同志を求む。

――それでは、現状の御社の採用における課題についてお教えください。
先ほども申し上げましたが、特に事務系採用において、地元の学生の比率が低いことですね。会社はもちろんですが、私は特に地元の名古屋、愛知県を元気にしたい、という想いが強いので、「名古屋から日本を元気にするぞ!」というくらいの気概を持った学生に一人でも多く当社に入社してもらい、ぜひ一緒に盛り上げていければと願っています。
――では、そのためにできることは何でしょうか?
現在取り組んでいるのは、就活を始める前段階で当社のことを少しでも知ってもらう機会を増やすことです。例えば大学のキャリアセンターが実施するイベントに参加したり、大学生が利用するカフェの懇親会で学生と接点を持ち、学生がまだフラットな状態のときに当社のことを認知してもらうことで、その後のインターンシップにつなげていければいいですね。
――採用活動に加えて、さらに活動範囲が広がり、ますますお忙しくなりそうですね。
現状、私を含めた2名でほぼ全ての業務を行っておりますので、確かに多忙ではありますが、その分夏期はまとめて休みをいただくようにしており、バランスはとれていると思います。何より、この仕事が好きですし、学生や大学の教職員、他社の人事担当者といった、人と人とのつながりをどんどん広げていくことが私の知見を高めてくれて、それが結果として会社の利益になり、名古屋、そして日本のためになると信じて、日々の業務を楽しみながらできているのが一番有り難いですね。
個人的な意見ですが、私は今の採用・就職活動は変えるべき点が大いにあると考えていますし、それを実現することが日本のためになると思っています。そのためには企業、大学、そして学生がそれぞれの立場であるべき姿を模索し、それを具現化していくことが必要ですので、これからも自分たちだけの世界にとどまらず、外部の方とどんどん交流を深めていって、同じ想いを持つ仲間を増やしていきたいと思います。この記事をご覧の方で、どこかで私の姿を見かけらたら、どうぞお気軽にお声掛けください。一緒に採用・就職活動をよりよくしていきましょう!

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