「ガクチカ」最前線!

福工大での4年間、様々な人を巻き込み、
支えてもらうことで、大きく成長できました。

福岡工業大学 工学部生命環境化学科4年 諸岡蒼生さん
福岡工業大学 工学部生命環境化学科4年 諸岡蒼生さん
「For all the students~すべての学生生徒のために~」という経営理念のもと、全ての教職員が協働し、常に学生・生徒のことを第一に考え、スピード感と実効性を伴った学園改革を推進し続けている福岡工業大学。「自律的に考え、行動し、様々な分野で創造性を発揮できるような実践型人材」の育成のために、正課授業では教養、専門知識、専門スキルに加えて、初年次から「志向する力」「共働する力」「解決する力」「実践する力」を修得させています。また学修形態でも授業の約80%でアクティブラーニング(AL)型学修を展開しており、「主体的な学修体験」「実践する力」の修得、「生涯学び続ける力」の醸成を目指しています。
今回は、実践型人材として成長した2名の福工大生、それぞれのガクチカをご紹介します。ここでは工学部生命環境化学科4年の諸岡蒼生さんのお話をご覧ください。
※記事の内容は取材当時のものです。

就職支援がとても手厚いことを知り、福岡工業大学に入学を決めた。

――諸岡さんが工学部生命環境化学科で4年間学ばれ、来月で卒業(取材日:2022年2月24日)されますが、主な専攻内容についてお教えください。
生命環境化学科では「環境・エネルギー」「物質化学」「バイオ」「食品」といった学問領域の基礎から先端・応用までを学び、各分野で適切な化学的あるいは生物学的アプローチを用いて解決する能力をもつ、自立した技術者を育成することを目指しています。なかでも私は物質科学、化粧品の材料となる微粒子の加工技術や活用方法等の分析・開発等を卒業研究のテーマにして取り組みました。
――諸岡さんが福岡工業大学を進路に選んだ理由についてお聞かせください。
私は大学に進学する前から、大学院にはいかずに学部卒で就職しようと決めており、高校の進路相談の際にその話をしたところ、福岡工業大学の就職支援がとても手厚いことを知り、入学を決めました。実際に就活を体験してみて、本当に手厚いサポートを受けることができ、おかげさまで希望企業に内定をもらうことができましたので、本当によかったと感じています。
――この記事のテーマは「ガクチカ」なのですが、諸岡さんは選考の際にどのようなガクチカをPRされたのですか?
大学の勉強も頑張りましたし、アルバイトも入学以来ずっと続けていて教育係を任されるまでになっていましたので、PRできることはいろいろあったのですが、人とは少し違うことを言いたくて、「筋トレ」と答えていました(笑)。体を動かすことは大好きで、大学でも以前から続けていたバドミントンサークルに入っていたのですが、一昨年からのコロナ禍で大学生活が一変してしまい、自宅で過ごすことが多くなりました。そこで何かできることを始めようと考え、それまで経験のなかった筋トレに取り組むようになったんです。始めたころはYouTubeやSNSを参考にし、特に器具とかは使わずに自分の体重を負荷にしたトレーニングを2年近く経ったいまでも続けています。ダイエットが目的ではなかったのですが、結果的に約10キロ体重が落ち、友人からはとても変わった、と驚かれますね。

インターンシップで心を掴まれ、全く畑違いの企業が第一希望に。

――諸岡さんが就職活動を始めたのは、いつ頃でしたか?
本格的に始めたのは、3年生の9月に「トップアップ講座」に参加してからになります。トップアップ講座は上場・大手企業を目指す学生のために、業界研究を始め、選考を突破するための様々な対策や、グループディスカッション(GD)等で自己の意見を伝えるためのトレーニング等を行う講座で、7月頃に届いたメールで案内を見た時に、就活知識の全くなかった私にとって「利用しない手はない」と思い、参加しました。講座では自己分析やガクチカの作成のために学生時代の振り返りを深堀りしたり、実際にスーツを着て面接やGDの練習を行なう等、12月までの約半年間、かなり細かい部分まで指導を受けることができ、就活に対して自信を持つことができました。また多くの参加者が将来に対して高い意識を持ち、しっかりとした軸を持って講座に取り組んでいましたので、その姿を見ることで私も刺激を受け、就活への意欲を高めることができたのも、とてもよかったと感じています。
――トップアップ講座への参加と並行して、インターンシップにも積極的に参加されたそうですね。
学内の合同企業説明会で話を聞いたり、ナビサイトで調べた企業を中心に、15社ほど参加しました。私はもともと、大学での研究を活かすために、化粧品や食品業界の研究・開発職や品質管理職に興味があったのですが、実は卒業後の進路に決めたのは全く畑違いのインフラ業界です。そこのインターンシップの内容は堅苦しい就業体験ではなく、イベント形式で行われており、それが他社と違って面白いなと心を掴まれ、志望するようになりました。さらにインターンシップ参加者だけが受けることができるキャリア面談がある等、サポートの手厚さを感じることができました。就職活動もそうですし、仕事もきっとそうだと思うのですが、自分の力だけで切り開いていけることには限界があって、周りから支えてもらうことが大事だと私は考えています。この会社なら私を手厚く支えてくれるだろうし、ここでなら自分らしくイキイキと能力を発揮できるのではと考え、第一希望になりました。

いずれは人の上に立つ存在になり、周りを引っ張っていけるような人材に成長したい。

――まもなく卒業を迎えますが、振り返ってご感想はいかがですか?
4年間はあっという間で、早かったですね。勉強に関しては専門的なことばかりでとても難しく、時には投げ出してしまいたくなる時もあったのですが、無事に卒業研究を終えることができ、よくやったと自分を褒められるほど、頑張れたと思っています。

あと就活を通じて、自分の意思を相手にちゃんと伝えられるようになったのが一番の成長だと思います。以前の私は人見知りで、人前で話すのは苦手だったのですが、トップアップ講座での練習等の成果で、面接等で自分の想いを相手に伝えられるようになりました。自分一人の力ではここまで成長できなかったと思いますので、人を巻き込むことや、利用できるものを尻込みせずに利用することの大切さ、そして人と協力して物事に取り組むことで得られる物の大きさを、後輩にも伝えてあげられればと思いますね。
――では最後に今後の夢、目標についてお教えください。
できるだけ長く働いて、いずれは人の上に立つ存在になり、周りを引っ張っていけるような人材に成長したいと思います。インフラ業界は普段の当たり前を支える仕事ですので、なかなかお客様の感謝の声を直接聞くことは少ないかもしれませんが、SNS等を通じて触れる機会もあると思いますので、その声を自信にして頑張っていきたいです。

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