「ガクチカ」最前線!

主体的を尊重してくれる環境のもとで、
自ら考え、挑戦することの大切さを学ぶ。

愛知大学 キャリア支援センター連携サークル 「CAREER FIELD LEADERS」  竹本梨乃さん/吉川真実さん/丸田彩花さん
愛知大学 キャリア支援センター連携サークル 「CAREER FIELD LEADERS」
愛知大学では就職をゴールとせず、学生の社会人基礎力の養成や、望ましい就業観の醸成を目的として、2019(令和元)年度より「低年次キャリアデザインプログラム~CAREER FIELD~」と題して、1・2年生を対象とした産学官が協働した愛大オリジナルプログラムを展開しています。このプログラムは、活躍する社会人との接点現場体験や企画の具現化・発信等を通じて現場(FIELD)理解に貢献する実践的な学びを創出し、低年次学生が将来のキャリアビジョンを描くことを支援するプログラムを支援しています。
そして2021(令和3)年3月に、CAREER FIELDをはじめとするキャリア支援センター実施の各プログラムに対して、学生目線で「運営」「企画」「サポート」「発信」を行うために、キャリア支援センターとの連携サークル「CAREER FIELD LEADERS」が発足しました。今回は2年次にCAREER FIELDに参加し、そこで得た学びや経験の素晴らしさをより多くの愛大生に伝えたいと考え、CAREER FIELD LEADERSの第1期生として活動しておられる、竹本梨乃さん(経営学部経営学科3年/写真左)、吉川真実さん(経済学部経済学科3年/写真中)、丸田彩花さん(経営学部経営学科3年/写真右)の3名に、活動の内容ややりがい、将来の展望等についてお伺いしました。
※記事の内容は取材当時のものです。

学生目線で企画・運営を行うことでより、プログラムの質を高めていくことが目的。

――はじめに「低年次キャリアデザインプログラム~CAREER FIELD~」の概要、そして皆さんの役割についてお教えください。
丸田:「CAREER FIELD」は1・2年次を対象としたキャリア支援プログラムで、実践的な学びを通じて学生が将来のキャリアビジョンを描けるよう、幅広い視点で就業観を育成するプログラムです。春プログラムと秋プログラム、そして通年実施型プログラムの3つの期間で実施されており、企業とのコラボによる課題解決型プログラムや、卒業生を訪問し、取材・記事作成等を行うOB・OG探訪記といった様々なプログラムの中から、参加したいものを自主的に選んで参加することができるのが特徴です。

そしてこのCAREER FIELDを、より学生主体で実施し、学生目線で企画・運営を行うことでよりプログラムの質を高めていこうという目的で発足したのが、キャリア支援センター連携サークル「CAREER FIELD LEADERS」です。現在は1・2年生が24名、3年生が16名の計40名が所属しているのですが、私たち3年生は就活準備のために一旦10月で活動を休止しており、現在は1・2年生のみで活動を続けており、基本週1回、木曜日は午前中に会議、そして午後からプログラムの開催を行っています。
――ではCAREER FIELD LEADERSの中での皆さんの役割についてお聞かせください。
吉川:CAREER FIELD LEADERSの活動は「運営」「企画」「サポート」「発信」があり、「運営」「企画」「サポート」に関しては各プログラムに紐づいて活動を行うのですが、私たち3名は「発信」を担当しており、これはCAREER FIELDで開催している全てのプログラムに関して、InstagramやTwitterといったSNSを通じた情報発信を行っています。具体的には毎週木曜日に実施されるプログラムの取材・撮影等を行い、記事を作成してSNSに公開することで、一人でも多くの愛大生にCAREER FIELDに関して興味を持ってもらうことを目的とし、サークル発足後の3月から10月まで、私たち3名ともう1名の計4名で活動をしてきました。

コロナ禍で何もできない中、将来に不安を感じ、プログラムに参加。

――3名ともCAREER FIELD LEADERSになる前にCAREER FIELDプログラムに参加していたそうですが、そもそもそこに参加しようと思ったきっかけは何でしたか?
竹本:私たちは2年生になる前からコロナ禍が本格化したこともあり、学校にも行けず、友人にも会えないという状況の中、こんな学生生活でいいのか、将来どうなるのかという不安な日々を過ごしていました。待っていても状況は変わらない、じゃあ自分から動いて、何かを始めようと思い立って、大学からのメールを改めて見た時にCAREER FIELDの存在を知り、これなら自分の将来のため、成長のためになるんじゃないかと考え、参加してみることにしました。実は私たち3名はこの活動の前から友人だったのですが、プログラムに参加して初めて、丸田さん、吉川さんもいることを知り、「みんな同じ想いを抱えていたんだな」と思いました。
――2年生の秋プログラムの終了後、今度はCAREER FIELD LEADERSとして活動することになったわけですが、それはどういうきっかけからですか?
竹本:何か始めないと、という想いから勇気を出してCAREER FIELDに参加してみて、普段の学生生活では得られないような貴重な経験を数多く積むことができました。また学年や性別、キャンパスの垣根を越えた本当に素敵な仲間と出会うこともできました。こんな機会をもっと多くの愛大生に知ってもらいたい、体験してもらいたいと考えたのですが、私たちがプログラムに参加していた頃はまだサークルはなく、SNSでの情報発信も行われていませんでしたので、キャリア支援センターからのメールでしかこの活動のことを知ることができませんでした。しかしCAREER FIELD LEADERSが発足すれば、自らが発信役としてこの素晴らしさを広めていくことができると聞き、迷わず参加しようと思いました。
――CAREER FIELD LEADERSの活動で、どんなことにやりがいを感じますか?
丸田:SNSに投稿した記事を見た方から反応があった時や、「すごくためになったよ」という声をかけてもらえると、本当にうれしいですね。私たちはCAREER FIELD LEADERS、つまり全員がリーダーとして自分で考え、実行することを何より大切にしており、キャリア支援センターの皆さんも私たちの主体性を尊重してくれて、やりたいことは否定されずに任せてもらっていますので、そこが何よりのやりがいになっています。
――では逆にこういうところが難しかった、ということはありますか?
竹本:新しくできたサークルのため、ルールや規定を自分たちで決めて物事を進めていかないといけなかった点です。CAREER FIELD LEADERSに参加したメンバーはいずれも主体性があって自分の意見を明確に持っている分、時にはぶつかることもありました。でも「CAREER FIELDを学生目線でよりよいものにする」というゴールは決してぶらさずに、それぞれがお互いの考えを尊重し、歩み寄ることでみんなが納得できる方向にまとめ上げることができたのは、他ではなかなか得ることのできない経験だったと感じています。

何事にも主体的に、全力で取り組むことの大切さを学んだ。

――CAREER FIELD LEADERSの活動を通じて、一番学んだことは何ですか?
丸田:自ら動くことの大切さです。大学4年間は長いようで、あっという間に過ぎてしまいます。自分自身で主体的に考え、動けるかにすごく意味があると思いますし、動き出すその一歩を踏み出すのはとても勇気のいることですが、その先に待っている経験、それが成功でも失敗でも学べることがいっぱいあるということを、私はCAREER FIELDプログラム、そしてCAREER FIELD LEADERSに参加して身をもって体験することができました。これからもこの「一歩踏み出す挑戦力」を活かして何事にも前向きに取り組んでいきます。

竹本:私は何事においても「主体的に、全力で取り組むこと」の重要性を学びました。どんなことでもその時の状況に応じて全力で取り組めばその経験が自信になりますし、CAREER FIELD LEADERSの活動もこれからの自分が困難に陥った際に支えてくれる財産のひとつになりましたので、これからもこの姿勢は貫いていきます。

吉川:私は「事前準備とイメージトレーニング」の大切さを学びました。CAREER FIELDプログラムのセミナーで司会をすることもあったのですが、当日の流れを予めイメージトレーニングしておくとハプニングが起きた時にも速やかに対応ができるようになります。実際に司会担当が体調不良で急遽欠席した時も、すぐに代役を立てて乗り切ることができました。それは社会人になって仕事をする上でもとても重要だと思いますので、これからも続けていきたいです。
――では最後に皆さんの今後の夢・目標についてお聞かせください。
吉川:「この仕事がうまくいくのは、吉川さんがいるから」と言ってもらえるような、影響力や価値のある人間に成長したいと考えています。私にしかできない仕事をいっぱい手掛けて、自分が楽しいと思える仕事で頑張っていきたいです。

竹本:社会人になってからどんな困難に直面しても「あの時頑張ったから大丈夫」と言い切れるほど、残りの学生生活、そして就活にも全力で打ち込み、悔いなく終えたいと思います。そして仕事を通じてやりがいや成長を感じられるような仕事に巡り合えればと思います。

丸田:「自立した人」として誰からも認められるような存在になりたいと考えています。私は働くことは生き甲斐だと思っており、辞めたくなるほどつらいこともあると思うのですが、それも私の人生を彩ってくれるものだと考えています。自分のため、会社のため、家族のために何かに夢中になって頑張れば、それがきっと生き甲斐になるはずなので、そんな仕事に出会えるよう、これからも常に上を目指して成長していきたいです。

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