「ガクチカ」最前線!

これからも知らない世界の扉を、
怖がらずにどんどん開いていきたい。

東海大学 よさこいダンスチーム 響 瀧澤彩香さん
東海大学 よさこいダンスチーム 響
東海大学では2018年4月に、従来あった医学部と体育学部の中間領域として「健康学部」を新設、少子高齢社会が加速する日本において、身体面の健康だけなく、心理面や経済面、社会的な側面を含めて「健康な社会」を担う人材の育成を目指しています。今回ご紹介する瀧澤さんは、その健康学部の第1期生として入学、現在はバイオメカニクスをはじめとする健康・運動科学を学ぶゼミに所属し、卒業に向けた論文作成に取り組んでいます。
また瀧澤さんは入学直後から「よさこいダンスチーム 響」に所属し、3年生秋の引退まで様々な場所での演舞の披露や、他チームとの交流を通じ、大きく成長を遂げたと語っておられます。今回は「響」での活動内容を中心に、学生時代の振り返り、そして卒業後の進路についてお話を伺いました。
※記事の内容は取材当時のものです。

たまたま手にしたビラがきっかけで、よさこいダンスチームに入部を決意。

――はじめに、瀧澤さんが「よさこいダンスチーム 響」に入部したきっかけについて教えてください。
入学後、どのサークルに入部しようか迷っていた時にたまたま手にしたビラがきっかけです。それまでよさこいのことはほとんど知らなかったのですが、ビラに紹介されていたYouTubeを見て、「カッコいい!私もやってみたい!」と思い、入部を決めました。
――「よさこいダンスチーム 響」の概要について、お教えください。
東海大学湘南キャンパスで唯一のよさこいチームで、私たちで14代目という歴史があり、1・2年生が約30名、私たち3年生が約50名、計約110名という大所帯で活動していました。練習は毎週月・金の2日間、シーズンが近くなると水曜を加えた3日間で17:30~19:30の2時間行っており、大学のある神奈川近郊のよさこい祭りを中心に、他大学のよさこいチームとの交流イベントや、年に3回、札幌や新潟、浜松等のよさこい祭りへの遠征を行い、演舞を披露しています。
――瀧澤さんが最上級生となった昨年は、新型コロナウイルスの影響でお祭りもほとんど開催ができなかったと思います。
「よさこいダンスチーム 響」では、発表する演舞を毎年一新しており、コンセプトを考え、それに基づいた曲作りをプロの方に依頼したり、衣装のデザイン、そして振り付けに至るまで、全てを最上級生が中心になって半年ほど時間をかけて作り上げています。私たちの代になって半年後、ようやく新演舞をお披露目できると思っていた矢先に新型コロナの影響で各地のよさこい祭りが軒並み中止になってしまい、結局何もできないまま引退になってしまったのは、とても悔しいですし、残念でなりません。

より多くの人のためになる仕事をしたいと考え、公務員志望に変更。

――振り返っていただいて、一番楽しかった思い出は何でしょうか?
よさこいの振り付けには、多くのダンサーが演じる「メイン振り」と、一部のダンサーが特別な動きをする「特殊振り」があり、特殊振りをやるダンサーはオーディションで決められるのですが、それに挑戦して選ばれたことですね。チームの中にはよさこい経験者や、ダンスを習っていた人もいる中で、私は未経験だからこそ人から良いところを素直に吸収したり、できない時は上手な人にやり方を教えてもらって成長してきたので、認められた時は本当に嬉しかったですし、頑張ってよかったと思いました。
――ではよさこいサークルの活動以外で、瀧澤さんが力を入れたことは何でしょうか?
私が学んでいる健康学部健康マネジメント学科では、授業とは別に、健康や運動に関する知識と指導方法を専門的に学ぶ「運動領域勉強会」を毎週火曜に開催しており、私も1・2年の2年間、参加しました。新設学部の低学年次ということもあり、授業では基礎的な内容が多い中、この勉強会では例えば授業では使っていない器械を使った運動や、指導法といった専門的な知識を深めることができました。また、ここで学んだストレッチの方法を「よさこいダンスチーム 響」のメンバーに教えたら、「体がやわらかくなった」と喜んでもらえましたし、すぐに役立つ実践的な学びを得ることができたのは、貴重な経験になったと思っています。
――瀧澤さんは卒業後の進路はもう決まっているのですか?
はい、卒業後は公務員、具体的には国家一般職として厚生労働省に入省します。実は3年生の時に約4か月間、民間企業で長期インターンを経験したのですが、そこでより多くの人のためになる仕事をしたい、という想いが強くなり、公務員を志望するようになりました。公務員試験対策は3年生の秋からと、他の方よりかなり遅いスタートになったのですが、大学の学内講座として公務員試験のための予備校(大原学園)が実施してくれたオンライン・オンデマンド講座等を積極的に受講し、無事希望を叶えることができました。

その時代に合った、快適で過ごしやすい社会や暮らしを創造していきたい。

――国家一般職試験に合格された後、厚生労働省を志望した理由は?
大学での学びを活かしたいという想いが一番の理由ですね。健康学部健康マネジメント学科という他大学ではほとんどない専攻で、食・栄養、運動、メンタルヘルスといった様々な角度から健康を学ぶことができましたので、この知識や経験を活かして病気を未然に防ぎ、「健康な社会」を創るには厚生労働省しかないと思い、志望しました。
――学生生活を通じて学んだこと、今後に活かしたい点はありますか?
「よさこいダンスチーム 響」に入部したこともそうですが、それまで全く知らなかった世界に思い切って飛び込むことで、新たな発見や出会い、そして成長ができるんだということを経験できたのは、自分にとってとても大きいですね。1年生の冬に、さっぽろ雪まつりに関連したよさこいイベントがあり、参加者を募っていたので思い切って応募してみた結果、全国各地から集まったダンサーと友好を深めることができました。実は「響」からは私を含め3名しか参加しておらず、そこで尻込みしていたらこれほど多くの方と友人になることはなかったと思うと、勇気をもって飛び込んでみることの大切さを学ぶことができ、とても良い経験になりました。社会人になるとこれまで以上に知らない世界が出てくるでしょうから、怖がらずに新たな扉をどんどん開いていきたいと思います。
――では最後に今後の夢、目標についてお教えください。
社会人として仕事をしておられる先輩方は、それぞれの立場で少しずつ社会をよくしていくために働いておられると思いますので、私もその一員になって、その時代に合った快適で過ごしやすい社会や暮らしを創造できるよう、頑張っていきたいと考えています。そして仕事面ではだれからも頼られるような存在になること、プライベートでは大好きなよさこいを社会人になっても続けていきたいですね。

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