「ガクチカ」最前線!

自分で自分を勇気づけられるような紙面を、
これからも残していきたい。

立教大学 「立教スポーツ」編集部 矢作峰士さん/濱渡晏月さん
立教大学 「立教スポーツ」編集部
「立教スポーツ」編集部は体育会本部の情報宣伝部として体育会機関紙「立教スポーツ」を発刊している立教大学公認団体です。「立教スポーツ」は体育会51部55団体の情報を体育会各部やOB・OG、保護者をはじめとする体育会関係者や一般読者に伝え、立教大学体育会の発展と向上に寄与するという目的で1972(昭和47)年に創刊され、これまでに236号を発刊、来年の2022(令和4)年に50周年を迎える歴史と伝統ある新聞です。「リスポ」の愛称で親しまれている同紙は51部55団体平等の精神を基本理念としており、メジャースポーツ・マイナースポーツに関係なく全ての部に対して取材を行い、各部の挙げた戦績・実績のみを考慮した紙面づくりが他校のスポーツ新聞と一線を画しており、読者から高く評価されています。
今回は「立教スポーツ」編集部で部長職であるチーフを務める矢作さん(写真右/経済学部経済学科3年)と、同期入部で新人指導の責任者である濱渡さん(写真左/文学部史学科3年)に、部の活動内容や新聞づくりに懸ける想い等についてお話をお聞きしました。
※記事の内容は取材当時のものです。

体育会機関紙「立教スポーツ」を、年に5回発刊。

――はじめに「立教スポーツ」編集部の活動内容についてお教えください。
矢作:私たち「立教スポーツ」編集部は、体育会機関紙「立教スポーツ」を毎年4、6、7、10、12月の5回発刊しており、記事の作成や写真撮影はもちろん、広告募集や印刷所の手配といった、新聞制作に関する全ての業務を行っています。記事の執筆と写真撮影は部員全員が担っているのですが、その他の業務に関しては部員全員に役割が与えられているのが当部の特徴で、私は部全体をまとめたり、お世話になっておる新聞社の方やOB・OGとの連絡係を担うチーフという立場と、当部が運営しているWebサイトやSNSへの記事の更新や管理を行う、情報管理補佐という役職を担っています。

濱渡:当部では2年生が中心となって作業を進めていき、3年生がその支援をするといった役割分担となっており、私たち3年生が26名、2年生が17名の43名に加えて、これから新入部員を迎えることになります(取材日:2021年4月21日)。私は新人責任者として各部の取材ルールを教育したり、取材時の所作を指導する教育係と、どの記事を紙面のどこに置くかを決めていくレイアウト作業の技術支援担当を担っています。
――お二人が「立教スポーツ」編集部に入部したきっかけをお教えください。
矢作:私は高校時代にラグビーをやっていたのですが、肩を手術するほどの大けがを負ってしまい、大学でも何かしらのスポーツを続けたかったのですが、断念せざるを得ない状況でした。そこでプレイヤーとしてではなく、記者という視点で大好きなスポーツに関わることができればと考え、「立教スポーツ」編集部に入部しました。

濱渡:私は逆で、高校時代に新聞文芸部に所属して新聞制作に携わっており、大学では新聞ではなく文芸のほうで活動を、と考えていました。そんな折にクラブの勧誘でたまたま声をかけていただいた体育会ボート部の主将に入部を進められ、お断りした際に高校時代の新聞文芸部での活動の話をすると、「じゃあリスポ(立教スポーツ)で取材してよ」と言われ、それがきっかけで「立教スポーツ」編集部を知り、入部することになりました。

「いい記事とは何か」、いまだに正解にはたどり着けていない。

――活動を通じて得られるやりがいや楽しさについてお教えください。
矢作:私が執筆した記事を紙面やWebでご覧いただいた読者から、直接想いや感想をお聞きできた時は、苦労して書いてよかったと思いますね。先日も体育会ラグビー部の新歓の様子を記事で取り上げさせていただいたのですが、ラグビー部のTwitterで広めていただいたり、4月に発行した新歓号についてOB・OGの方からお褒めの言葉をいただけるといった、自分たちが発信したものが読者にしっかりと伝わって、喜んでもらえたときが一番やりがいを感じます。

濱渡:私も同じで、大学スポーツに関する総合情報サイト「4years.」に寄稿した際はこれまで以上にいろいろな方から「見たよ」と声を掛けていただくことができ、立教大学の枠を超えて広く発信できたことがとても嬉しかったですね。
――では逆に、活動を続けてきて大変だったこと、苦労したことについてお教えください。
濱渡:部員によって活動に対するやる気の差がどうしても生じてしまい、学生生活の全てをリスポに捧げろ、とまで言うつもりはありませんが、全員がもう少しやる気を持って取り組んでほしいな、とは常に思っています。もちろんこれは最上級生である私たちがやる気の源を提供してあげられていないから、とも言えますので、難しい課題だなと痛感しています。

矢作:当部では発刊前に1週間の追い込み期間を設けて、2年生が書いた記事を3年生がチェックする作業を何度も繰り返すことで内容をブラッシュアップさせていくのですが、その過程で「何がいい記事なんだろう」とわからなくなることがあったり、1週間という決められた期間でいい記事にすることと、期日を守ることの両立に毎回苦労しています。「いい記事とは何か」、いまだに正解にたどり着けておらず、これからも勉強を続けていくしかないのかな、と感じています。
――昨年は新型コロナウイルスの影響で、特にそうしたご苦労も多かったのではないでしょうか?
矢作:昨年は例年5回発刊しているところを4月号と12月号の2回しか発行できず、また今年の4月号も例年は12,000部を発行しているのですが、配布機会の減少に伴い、7,000部に減らしています。ですがこれまでになかった取り組みとして6、7月号をオンライン紙面として発刊したり、12月号に関してはオンライン作業を併用しながら最低人数での発刊に挑戦する等、これまでにない経験を積むことができたのは、部にとっても貴重な財産になったと思います。

部員全員の一体感を大切にしながら、レベルアップを図っていきたい。

――ではお二人にとって「働く」とは、どんなイメージがありますか?
矢作:私は「働く」とは他の人を助ける、というイメージがあります。もちろんお金を稼いで自分のために、ということも大事ですが、働くことで他の人にいい影響を与え、助けになれたらいいなと考えています。そのために大切なのが「相手の意図を考える」ことで、これは私が尊敬している大学の先生の言葉なのですが、「他人がいかに理解できない行動をしたとしても、それはその人なりに考えた最善の行動」であって、「理解できない」で終わるのではなく、相手の意図や気持ちを汲み取る努力を、これからも忘れずに続けていきたいと考えています。

濱渡:私は自分本位な人間なので(笑)、生きるため、食べるために「働く」のだと考えているのですが、人間って面白いなと思うのが、サバンナのライオンだと食べるための行動は「目の前の獲物を狩る」、この一択ですよね。でも人間は食べるために働くといっても様々な手法があって、さらに自分に向いている、向いていないでそれを変えることができます。まだ私は大学生でどういう職業に就くかわかりませんが、やはり自分に合った仕事が見つかればいいと思っていますし、もし仮に選んだ道が自分に合ってないなとなった時でも、能力を活かせる場所を新たに見つけられるよう研鑽していきたいと考えています。そういう意味では「働く」とは生きるためだけでなく、社会勉強でもあるのかな、と思います。
――では最後に、今後の夢、目標についてお教えください。
矢作:学生時代の目標として、私たちの代で他の大学新聞部をはじめ、全員から「この紙面すごいな」と認められるような新聞紙面を作り上げたいと考えています。昨年度は残念ながら新聞発刊の機会が減り、知識や技術、経験が今のままでは不足しているのは明らかなので、部員全員の一体感を大切にしながら、勉強会等の機会をより多く設けてレベルアップを図っていきたいと思います。あと将来に関しては、自分は頑固な性格で使われるよりは使うほうが性に合っているんじゃないかな、と感じており、いつかは経営者という立場で仕事をしてみたいなと考えています。

濱渡:私はいま作成しているリスポを将来眺めた時に、「あの頃頑張ってたな」と心から思えるような紙面を作り続けることが目標です。これからの人生、決して順風満帆なことばかりではないと思いますし、つらい時、苦しい時に過去を振り返った際に「あの時あれだけ頑張れたんだから、これからも大丈夫」という自信が持てる、自分で自分を勇気づけられるような紙面を、これからも残していきたいと考えています。

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