「ガクチカ」最前線!

チームワークを大切にし、2年連続優勝へ。

愛知学院大学 硬式庭球部
愛知学院大学 硬式庭球部
クラブ・サークル活動が盛んで、大学公認だけでも167団体があり、運動系のクラブ・サークルへの所属率は15%にも及んでいる愛知学院大学。なかでも硬式庭球部は1958(昭和33)年創部という長い歴史と伝統を持ち、男子庭球部は昨年度には東海大学対抗テニスリーグ戦で4年ぶりとなる優勝を果たし、全日本大学対抗テニス王座決定試合に出場する等、輝かしい戦績を誇っています。今年度も男子は2年連続の「東海リーグ戦優勝、女子は東海1部リーグ昇格という高い目標に向かって挑んでいる同部の主将である馬渕航太さん(商学部商学科4年)に、テニスの魅力、そして部活動を通じて学んだことについてお聞きしました。
※記事の内容は取材当時のものです。

勝利の喜びこそが、続けられる原動力。

――愛知学院大学硬式庭球部は現在何名で活動しているのですか?
男子19名、女子6名の計25名で、練習は月曜日以外の平日は朝7時30分から10時まで、土日祝日は朝9時から16時まで日進キャンパスで行っています。団体戦である東海大学対抗テニスリーグ戦の他にも、個人戦の大きな大会が年間で3つあるのですが、私は大会を迎える前に必ず目標を立てて、それを達成するために綿密に準備を行うようにしています。そして試合に勝利することで、それまでの努力が報われたことを実感できることが、苦しい練習を続けられる原動力になっていると感じています。他の部員ともこうした想いを共有することで、それぞれが目標の達成のために高い意識を持って練習に励んでいます。
――馬渕さんがテニスを始めたきっかけを教えてください。
母と友人に勧められ、小学校1年生から地元のテニスクラブに週1回程度通うようになり、小学校3年生からはほぼ毎日テニスに打ち込む生活を送ってきました。始めた当初はボールを打つ時の爽快感が楽しくて、無我夢中でボールを追いかけていましたが、選手として試合に出場するようになってからは、試合で勝つための戦略を考えることや、練習の成果を試合で発揮し、勝利に結びつけることが魅力に変わりました。苦しいこともたくさんあったのですが、一度も辞めたいと思ったことはなく、15年間続けてこれたのは、やはり試合に会った時の喜びの方が大きかったからでしょうね。
――では、進学先に愛知学院大学を選んだ理由をお教えください。
地元である東海地区の大学であるということと、東海地区で毎年1位、2位を争う強豪校であるということです。高校時代ではインターハイに出場することを目標にしていましたが、出場することができず不完全燃焼に終わってしまい、とても悔しい思いをしました。そのため大学では全国大会出場を目標に、レベルの高い環境でテニスに一番力を入れたいと思い、愛知学院大学を選びました。

ただ単に練習するだけで、試合に勝てるわけではない。

――先ほど苦しいこともたくさんあったと言われましたが、例えばどんなことでしょうか?
ただ単に練習をたくさんすることが、試合の結果に表れるとは限らないということだと思います。私の経験上、例えば学校のテストの勉強や筋力トレーニングは、やればやるだけテストの結果や身体の変化に表れたという経験はありますが、テニスに関しては、練習をたくさんするだけでは試合に勝てるわけではありません。いい結果を出すためにはいかに効果的な練習を積めるかということを考えたり、試合でベストパフォーマンスを発揮するために試合前からコンディションを仕上げておくこと等が大切で、それが非常に難しいところだと感じています。
――では、クラブ活動を通じて一番学んだことは何ですか?
チームワークの大切さです。3年生の10月から主将を務めるようになり、仲間とのつながりや一体感の重要性をより強く感じるようになりました。主将としての私の目標は、部員にとって居心地のよいチームをつくることです。そのために意識していたことは、練習メニューといったチームの決め事をする際は、なるべく部員の意見を尊重し、それを踏まえた自分の考えを提案するようにしています。その結果、部員の意欲を向上させることができたり、部活動を休みがちであった部員が毎日顔を出すようになる等、居心地のよいチームになってきていることを実感しています。

しかし、居心地のよいチームが必ずしもテニスの強いチームであるとは限りません。これからの目標は、9月に行われるリーグ戦に向けてテニスの強いチームを作ることです。そのためには居心地のよさを求める民主的なリーダーシップだけでなく、主将である自分が背中で引っ張っていくような専制的なリーダーシップの両面を発揮していきたいと考えています。そして卒業後、社会に出てからも社内のチームワークはもちろん、お客様とのチームワークも大切にしながら、学生生活で培ったリーダーシップで周囲を引っ張っていける存在になりたいと考えています。
――4年生になり、就職活動も本格化しているかと思いますが、状況はいかがですか?
本来であればクラブ活動との両立を考えないといけなかったのですが、新型コロナウイルスの影響でクラブ活動が行えない状況のため、現在は就職活動に集中して取り組んでいます。テニス生活最後の個人戦も中止が決定し悔しい気持ちはありますが、気持ちを切り替え、まずは就活でよい結果を掴みたいと思います。

就職活動を通じて気付いた、働くことの意味。

――将来就いてみたい仕事や、希望の業界・職種があれば、教えてください。
B to B企業で営業の仕事がしたいと思っています。私は7歳から15年間硬式テニスを続けてきて、実に様々な方と出会い、コミュニケーションを取ってきました。またクラブ活動では仲間との信頼関係を大切にし、期待に応えるために努力を続けてきました。こうした私の長所が、幅広い業界のお客様を相手にしっかりとした信頼関係を長きにわたって構築していくB to B企業の営業職なら、きっと活かせるのではないかと考えています。
――では馬渕さんにとって「働く」とは、どんな意味がありますか?
「社会に貢献するため」に働くという考えを強く持っています。就職活動を始める前は、お金を稼ぎ、生活するために働くという考えが強かったのですが、就活を通じ、様々な企業のことを知ることで、どの企業も何かしらの形で社会に貢献していること、また社会に貢献しているからこそ企業が発展・継続していけるんだということに気付くことができました。現在新型コロナウイルスの影響で多くの企業の活動が制限されており、その結果、世界中の人々の生活に支障が出ています。それぞれの企業が強みを活かし、社会を貢献していることで、人々の安定した暮らしを支えるいるんだということを、社会人の一員になっても決して忘れずに、日々の仕事に真剣に取り組んでいきたいと思います。
――では最後に、学生時代に成し遂げたい夢・目標についてお教えください。
新型コロナウイルスの影響で開催されるかまだわかりませんが、主将として東海リーグ戦の2年連続優勝にチームを導くことで、歴史ある愛知学院大学硬式庭球部、また4年間お世話になった愛知学院大学に貢献したいと考えています。そして、悔いなく15年間のテニス選手生活に終止符を打ち、次のステップに進みたいと思います。

またテニス以外では、卒業旅行に行きたいですね。夏休み等の長期休暇中もオフは基本月曜日のみだったため、一度も旅行に行くことができておらず、また先輩が昨年卒業旅行で海外に行った際の話を聞き、とても羨ましかったので、学生生活の締めくくりとして海外旅行にぜひ行きたいと思っています。

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