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学生が企画・運営を行う、学内合同業界セミナー。

北九州市立大学 JOB×Lab.2021
北九州市立大学 JOB×Lab.2021
JOB×Lab.2021とは、「後悔のない未来を選択してもらうために、北九大生に就職活動の第一歩を提供する」という目標のもと、2014年から毎年開催されている学内合同業界セミナーです。このイベントが通常の業界セミナーと一線を画しているのが、大学の就職支援室のサポートのもと、北九大生の3年生の有志によって企画・運営されており、企業集めから学生の集客、そして当日の運営に至るまですべてを学生自身が行う、まさに「北九大生の北九大生による、北九大生のためのセミナー」である点です。今回は統括リーダーの豊田希久乃さん(外国語学部英米学科3年生/写真左)と、副統括リーダーの清水沙耶花さん(文学部比較文化学科3年生/写真右)に、イベントを終えての感想や、苦労話等についてお話しいただきました。
※記事の内容は取材当時のものです。

参加企業集めも学生が行う、学内合同業界セミナー。

――JOB×Lab.2021の概要についてお教えください。
豊田:今年度は11/6、13、27、そして12/4の4日間で開催し、計20社の各業界のリーディングカンパニーにお越しいただきました。企画・運営するスタッフは私たちを含め本学の3年生21名で、2019年5月から活動を開始し、学生・企業共に「参加してよかった」と言ってくださるイベントを無事に開催することができました。

清水:メンバー全員が集まるミーティングが週1回、それとは別に、イベント班、オペレーション班、プロモーション班の3つに分かれてスタッフ全員に仕事が割り振られてましたので、ミーティングがなくてもキャリアセンターによく集まって、それぞれの役割の作業を進めていました。

豊田:私は組織全体を管理する統括リーダーという役職に就いており、常に中心的な役割を担っているのと並行して、イベント班に所属し、主に当日の司会進行や運営業務を担当していました。あとオペレーション班は当日の会場のセッティングや、スタッフのシフト表の作成といったイベント運営に関する業務を行いました。

清水:あと、より多くの北九大生がイベントに来てくれるよう、SNSでの情報発信やビラの作成、配布といった役割を担うのが、私が所属するプロモーション班です。加えて私は、豊田さんと一緒に組織全体をまとめていく副統括リーダーとしても活動していました。
――肝心の企業集めはどのようにしてやられているのですか?
豊田:企業様への参加のお願いに関しては、スタッフ全員で行っています。具体的には、自分の志望度が高く、且つ北九大生からも支持されている業界、そしてその業界のリーディングカンパニーであること、これらの条件を加味した上で、1人が1社ずつ企業様を誘致することにしています。

清水:自分で企業様リストを作成し、電話でご案内をさせていただくのですが、最初はとても緊張しましたね。また私はお声掛けした企業様からなかなかいいお返事をもらうことができなかったので、周りのメンバーに迷惑を掛けてしまい、申し訳なく思っています。

豊田:もちろん私も開催に至るまでに様々な苦労がありました。ですがイベントに参加した友人から「参加してよかった。就活を始めるきっかけになった」や「あんなステキな企業があるなんて知らなかった!」という言葉を貰った時には、苦労して頑張ってよかった、と心から思いました。

清水:私も参加学生や企業のご担当者様からいただいたアンケートの高評価が一番印象に残っています。特にJOB×Lab.2021の特徴でもある学生主体での企画・運営に関してほとんどの企業様から「よかった」とお褒めの言葉をいただけた時は、これまでの苦労が吹き飛ぶくらい、嬉しかったですね。

嫌なことから逃げなかったことで、自信が得られた。

――お二人がJOB×Lab.2021に関わりたいと思ったきっかけは何だったんですか?
豊田:自分の将来の幅を広げ、自分自身を成長させるためです。このイベントに関わることで様々な企業の方と交流ができますし、自分の興味のある業界はもちろん、それ以外の業界のことも深く知ることができ、自分の可能性を大きく広げることができるのでは、と考えました。また、約半年間に及ぶプロジェクトに携わることで、ビジネスマナー等を実践的に学んだり、最後までやり抜く力や協調性等も身に付けたいと考え、応募しました。

清水:私はかなり早い段階から両親に「将来のことをちゃんと考えて行動するように」と言われていたのですが、2年生まで所属していたサークル活動が多忙で、何もできていなくて焦っていたんです。その時にJOB×Lab.2021のことを知り、これなら活動しながら就活のこと、そして将来のことも考えられるんじゃないかと思い、応募したんです。実際は私のような学生は少数派で、3年生の11月でもまだそれほど真剣に就活のことや将来のことを考えている学生は多くありません。でも早いうちから考えておくことは決してマイナスになることではないと思いますし、私自身はこのプロジェクトに携わることで、まだ漠然とではありますが理想の将来像が少しずつ見えてきましたので、とても有意義な経験になりました。
――ではお二人が活動を通じて得たことや、困難から学んだことは何ですか?
清水:私はプロモーション班担当としていかに多くの北九大生に参加してもらえるか、SNSを毎日必ず更新したり、ビラ配りや教室での告知活動等、ありとあらゆることを考え、実行してきました。でもなかなか動員数を伸ばすことができず、人の心を動かすのは本当に難しいなということを痛感しました。それに加えて、自分たちの班のことだけを考えるのではなく、他の班の動きや情報をキャッチしておくことで、良いアイデアが思いついたり、効率の良い仕事の進め方ができるようになる、ということを知ることができたのは、今後社会に出てからも活かせるのではないかと考えています。

豊田:私は幼いころから人前で話すのが苦手で、そんな自分を変えたいと思い、統括リーダーに立候補しました。当然、人前で話をする機会が増えたのですが、最初の頃はメンバーから思ったような反応が得られず、私の想いは全く伝わっていないのではと考え、かえって苦手意識が大きくなるとともに、リーダーとしての自信も失ってしまいました。そこで私は自分の伝え方に問題があるのではと考え、自分の殻を破り、堂々と相手の目を見てわかりやすく話すことを心掛け、メンバーと接するようにしたところ、次第に相手の反応が変わってきたり、こちらの目を見て聞いてくれるようになっていき、苦手意識を克服すると共に、リーダーとしての自信にも繋げることができました。嫌なこと、ダメだと思うことから逃げずに、勇気をもって飛び込んだり、挑戦することの大切さを実体験で学べたことは、私にとって貴重な財産になる、そう感じています。

自分らしく、成長できる環境で仕事がしたい。

――もうすぐ4年生になり、本格的に就職活動をすることになりますが、今の率直な気持ちは?
清水:私は不安しかないですね。自己分析もしないといけないし、筆記試験や面接対策、業界・企業研究等々、やらないといけないことがありすぎて、今は焦りと不安しかありません。やりたい仕事、志望業界もまだ決まっていないので、まずはそれを早く決めないといけないな、と思っています。

豊田:私も同じで、楽しみが2割、不安が8割というのが率直な気持ちです。私は以前から航空業界で働きたいと思い、インターンシップにも参加したのですが、このJOB×Lab.2021での活動を通じて他にもいい会社、いい仕事がたくさんあるんだなということを知り、どうやって決めればいいか、かえって迷ってしまっています。
――まだそんなに焦らなくても大丈夫ですよ(笑)最初は視野を広く持って、いろんな業界、企業の話を聞いた方がいいと思います。それと、これだけは大切にしたい、という自分の軸を持っておけば、迷ったときの判断材料になりますよ。(※取材は2019年12月19日に実施)
豊田:私はJOB×Lab.2021の活動を通じて、チームで協力して物事をやり遂げることの楽しさ、そして「人のためになることをしたい」という思いがより強くなりました。私が仕事をすることで、誰かを笑顔にしたり、幸せを与えられるような、そんな人間に成長できるような会社で働きたいですね。

清水:仕事って人生のかなりの時間を割いてやるわけですから、環境がとても大事だと思うんです。お金ももちろん重要ですが、それよりも自分の生きがいや成長に繋がったり、自分らしくいられる場所で長く続けられることのほうがより大切だと私は考えています。私がJOB×Lab.2021に出会えたように、そんな会社に巡り合えるよう、就活も頑張りたいと思います。
――では最後に今後の夢、目標について教えてください。
豊田:私は学生時代にTOEICで900点以上をマークすることが当面の目標です。それと卒業までに北欧に旅行に行き、オーロラを見てみたいですね。社会人になるとなかなか休みもないと思うので、学生時代にしかできないことを思いっきり楽しみたいと思います。

清水:3年生の夏休みにカンボジアに日本語を教えるボランティアに行ったのですが、日本との貧富の差が想像以上にあることを知り、驚いたのと同時に、私たちがどれだけ恵まれた環境で生きているのかを実感することができました。今後も学生時代に限らず、就職した後も様々な国にボランティアや旅行に行き、そこでしか得られない学びや気付きを経験していきたいですね。

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