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学情レポート 2018.02

企業の動向・学生の動向 【2018年2月15日号】

企業の動向・学生の動向

■企業の動向

 2018年卒採用に関して、年明け以降も依然として活動を続ける企業が多い。1月に東京で開催された「就職博」には昨年同時期を上回る企業が出展した。前年からの採用予定数の増加に加え、年が明けてからも続く内定辞退が重なり、採用継続を余儀なくされている。新卒採用の不足分を第二新卒採用で補う動きも例年以上に広がっているが、「採り切れなかった分は、2019年卒の採用数に上乗せすることになった」といった声も聞かれる。

 2019年卒採用に関しては、学内外の業界研究イベントへの参加やインターンシップ実施など、採用広報解禁を前に学生と接触を図る動きが活発化している。しかし、例年であれば1~2月に就活準備を始める学生が増えるが、今年は目立った盛り上がりが見られず、この時期の学生との接触数が期待外れに終わるケースが多く、採用広報解禁日が近づいてきたこの時期にインターンシップ参加学生がなかなか集まらないことに焦燥感を覚える企業も少なくない。弊社主催のインターンシップイベント「インターンシップ博」に参加した企業からは「面談した学生の半数近くが、既に3社以上のインターンシップに参加していた。意欲的に動いている学生と接触できたのは良い機会だった」と、数ばかりではなく質を重視する声も聞かれるが、やはり数に不安を感じ、3月以降の就職情報サイト掲載数や合同企業セミナー出展数を当初予定よりも増やす動きも見られる。3月1日を目前に、各社の最後の追い込みが進められている。

(宮本 高寛)

■学生の動向および学生を取り巻く就職環境について

 2018年卒学生の状況について、各大学によると内定率は80%前後で推移し、就職活動は終息に向かっている。一方で教員や公務員を目指していた学生や、卒業論文や研究に専念していた学生からの相談がここにきて目立つようになったという大学もある。例年同様、この時期から本格的に動き出す学生も見られる。

 2019年卒学生についてはインターンシップへの参加が活況だ。主要都市圏の学生はもとより、例年と比べ都市部で開催されるインターンシップへの地方学生の参加が増加傾向にある。北海道のある大学では「約8割の学生が東京のインターンシップに参加している」とのことだ。2月に東京で開催された弊社主催インターンシップイベント「インターンシップ博」のオープニング講演参加学生のうち、約半数はインターンシップ参加経験があったが、3割ほどは就職活動準備を最近始めた学生だった。会場内の相談コーナーにおいても、エントリーシート添削から就職活動の方法についてまで、幅広い相談が寄せられたが、添削希望者のエントリーシートは比較的完成度が高く、初めて書いたという学生は稀であった。一定数の学生は積極的にインターンシップに臨んでいる。一方で、業界研究の方法やOBOG訪問の必要性など初歩的な内容の質問も多く、各大学で2019年卒学生を「積極的に動いている学生と動かない学生の二極化が顕著」と評する声と同様のことがイベント会場でも見てとれた。採用情報解禁まで1ヵ月を切り、また後期試験も終わり、これまで動きのなかった学生がいよいよ動き出す時期に入ってきた。

(森 郷)

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