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学情レポート 2020.07

企業の動向・学生の動向 【2020年7月15日号】

企業の動向・学生の動向

■企業の動向

 2021年卒採用について、例年であれば内々定出しのピークが過ぎ、業界大手企業を中心に採用活動がひと段落するタイミングではあるが、今年は各社の動きが変容している。弊社で毎月実施している内々定率調査によると、6月初旬での全体内々定率は51.8%。前年同時期比▲5.4ポイントと、今年度の調査で初の前年割れとなった。ただ、コロナ禍の採用環境ではあるものの、全社一律で苦戦しているわけではない。ある大手外食企業では、6月中旬段階で100名を超える採用目標に目途が立ったという。要因としては、2月までのインターンシップ実施やインターンシップイベントの参加回数を前年から倍近く増やし、早期の母集団形成ができたこと。そして4~5月にWebを駆使したセミナーや面談を頻繁に行い、学生とのコミュニケーションを重ねていったことなどが挙げられる。一方で、採用活動中断を余儀なくされたり、Webツール使用の対応ができなかった企業については内々定出しが採用計画数の2~3割に留まるなど、企業により進捗の差が大きい。

 一方、2022年卒学生対象のサマーインターンシップ募集が本格化している。今年のトピックは、やはりオンライン型プログラムの増加だろう。ワークを通じて業界理解を図るもの、企画を練ってプレゼンを行うもの、社員インタビューなど、現地でなくても可能なプログラムはオンラインで完結させる企業が増加している。また前年までは1~2週間の実践型プログラムを実施していたが、今年は3日程度にするなど日数を絞ったり、長期間のものは実施を取り止める動きも出ている。直接の接触機会を減らしながら、いかに業界や企業理解につなげていけるか、各社は知恵を絞っている。

(柳 亮太)

■学生の動向および学生を取り巻く就職環境について

 各大学ではオンライン授業が継続される一方、2021年卒学生に対する就活支援として模擬面接を実施するなど、対面での対応を再開する動きも徐々に増えてきた。弊社では緊急事態宣言の解除を受け、6月より合同企業セミナー「就職博」の実施を再開したが、6月8日・9日に大阪で開催された「就職博」の就活相談ブースには、今年ならではの相談が多く寄せられた。対面での面接を控え、男性からは「クールビズスタイルはどの程度なら許容されるのか」、女性からは「パンツスーツとスカートではどちらがいいのか」といった身だしなみに関するものや、「対面での面接が初めてで不安」といった相談などである。これまではWeb中心の活動だったが、急にリアルの場で企業と会うことになり、細かな部分が気になり出した印象だ。また、航空関連やホテルなど、新型コロナウイルスの影響で業績に大きな打撃を受けている業界を志望していたが、別業界を探さなければという思いで参加する学生の姿も見られた。6月以降、街中でも就活生の姿を見掛けるケースが増えてきた。Webとリアルを行き来しながらではあるが、学生の動きは今後より活発になりそうだ。

 一方、2022年卒学生は、あさがくナビ等で実施されているオンライン就職支援講座に積極的に参加している。こうした講座では「自分たちの就活スケジュールがどうなるか」「コロナによって就職活動はどんな影響を受けるのか」など、1学年上の先輩の動向を意識しつつ、自分たちの就活がどうなるかを気にする質問が多く寄せられている。不安を抱きながらも、積極的に情報収集を進める動きが見られる。

(松井 健悟)

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