当社では新卒採用を定年退職者の補充、中途採用を欠員補充と位置付けて年間で約10～20人程度を採用しています。特にここ数年は新卒採用の難易度が高まっており、その分を中途採用で補完していることもあり、およそ7割の方が中途採用で、ほぼ全員が20代前半の第二新卒層になっています。当社は私が採用担当になった20年以上前から、第二新卒層の採用強化にいち早く取り組んできたのですが、それにはいくつか理由があります。まず一番の理由は、社内の年齢構成の均一化、若返りを図ったこと、そして次の理由として、当社の仕事は一人前になるまで早くても2・3年、通常では5年程度は要するため、仮に30代の方に入っていただいたとしても、一人前になった時には30代後半～40歳くらいになってしまいます。それなら、とかつてはいわゆる即戦力、業界経験のある30代以上の方を採用したこともあるのですが、当社特有のビジネスの進め方や、製品への理解が進まず、活躍してもらえなかったケースが続いたため、今では業界未経験はもちろん、正社員として働いたことがない方でも、人物本位で選考・採用し、入社後にゼロから育成することに重きを置いています。

学情とは新卒・中途採用の両面でサポートいただいており、もう20年以上のお付き合いになります。当社は様々な商品に貼付されているラベルなどのパッケージ関連を主な事業としているのですが、ラベルを貼ってある商品はお客様の商品になりますので、WEBサイト上に商品の写真を掲載することができません。また事業内容を文字や画面だけで理解してもらうのは難しいので、直接求職者に会って話ができる合同企業セミナーを中心に採用活動を行っており、「転職博」などの企画が採用活動の軸になっています。学情の「転職博」をはじめとする合同企業セミナーの特徴は、運営スタッフが質・量ともに他社の合同企業セミナーと比べてとても充実している点です。 学情の社員が運営スタッフとして数多く参加し、当社の特長や求める人物像などをしっかりと理解し求職者とコミュニケーションを取った上でブースまで案内いただくので、着座後のやり取りがスムーズで、志望度が高い求職者と会えるところが学情の合同企業セミナーの良いところです。

合同企業セミナー「転職博」と並行して、20代向け転職サイト「Ｒｅ就活」も利用しています。ただ先ほど申しました通り、WEBだけでは伝わりづらい事業内容や会社の特長を理解してもらい、応募に繋げるため、図や表、イラストや数字などを用いて内容を視覚的・直感的に伝えることができるインフォグラフィックによるPRムービーを作成し、サイト上や合同企業セミナー会場などで放映しています。こうした様々な取り組みの成果で、今年の3月から約5か月間で5名の総合職を採用でき、現在はそれぞれの職場で活躍しています。

学情のスタッフは優秀な方が多い、というのが一番の印象です。私も約20年間お世話になっていますが、提案や情報提供をこまめにしていただけますし、営業担当以外の方も、例えば「Ｒｅ就活」の運用チームは当社の要望に柔軟かつスピーディに対応いただけるので、大変助かっています。
「Ｒｅ就活」や「転職博」といった学情のサービスは、職務経験よりもポテンシャル重視、伸びしろのある若手を採用したい、という会社であれば、利用する価値はあると思います。また第二新卒層の多くが一度社会に出てうまくいかなかった方が多いので、そうした人を育てたい会社、受け入れられる土壌のある会社であれば、きっといい人材に出会えるのではないでしょうか。