キャリアセンター訪問

高い就職率、満足度を支える、
早期の進路把握ときめ細かいサポート。

関西学院大学 キャリアセンター(西宮上ケ原キャンパス)センター長 森田光男さん(写真左) キャリア支援課 課長補佐 那須博樹さん(写真右)
関西学院大学
1889年に現在の神戸市灘区にある原田の森で創設され、1929年に現在の西宮市上ケ原に移設された関西学院大学。11学部の学部生が約24,000人強、14研究科の大学院生が約1,000人強在籍している総合大学です。西宮上ケ原キャンパスはシンボルである時計台をはじめ、すべての建物がスパニッシュ・ミッション・スタイルという建築様式で統一され、日本一美しいと言われるキャンパスの雰囲気そのままに、自由でスマートな気質を持った卒業生を数多く輩出しています。
※記事の内容は取材当時のものです。

学生の長所を引き出し、強みを活かす個人面談。

――スクールモットーである“Mastery for Service”とは、どのような意味が込められているのでしょうか?
森田:“Mastery for Service”は「奉仕のための練達」と訳され、隣人・社会・世界に仕えるために自らを鍛える関学人のあり方を示しています。第4代院長であるベーツの提唱により最初に紹介された1912年以降、時代を越え、関西学院の姿勢を端的に言い表すものとして今も繰り返し語られています。

那須:私も本学のOBなのですが、当たり前のように全員が認知・理解していましたし、ほぼすべてのOB・OGの方が今でも覚えてくださっています。他校の方にお話を伺うこともあるのですが、ここまでスクールモットーが定着している大学は、少ないのではないでしょうか。

森田:そして、このスクールモットーを体現する「有能にして心温かい世界市民を社会に送り出すこと」が、本学の使命となっています。本学の学生はスマートでのんびりしている、とよく言われますが、自分の利益のためにだけではなく、世界人類のために粘り強い学習と弛まぬ鍛錬に取り組む気概に満ち溢れています。
――では、貴校の就職・キャリア支援の特徴について、お教えください。
森田:「学生一人ひとりの長所を引き出し、強みを活かす」ことを基本的な考えとし、就職活動は「自らの人生を考える一つの機会」と学生が捉えられるような支援を行っています。具体的には、学生と1対1で行う個人面談を一番大切に考えており、またそこではいわゆる就活テクニックの指導は原則行わず、学生自身が気付いていないような長所や課題、望みといった、潜在的なものを一緒になって洗い出し、そこから自分で主体的に考え、進んでいけるようにサポートをしています。

那須:個人面談は1回40分で、1週間前から予約できるようになっています。2019年3月卒業生に対して年間で延べ約18,600回を実施しましたが、これは前年より10%以上増えています。

森田:学生の主体性を重視する指導を行う上で重要なのが、個々の学生の置かれた状況・気持ちをしっかりと汲み取った上で、それに合った指導・支援を行う事です。そのため当センターでは相談員の質を高め、情報共有・意識連携をより密に図るために、様々な取り組みを行っています。その結果、より緊密な関係を学生と築け、相談件数の増加につながっているのではないでしょうか。

IT、AIによる学生支援で、キャリアセンターをより身近に。

――そうした皆さんのご努力が、高い就職率、そして就職先への高い満足度につながっているのですね。
森田:いえ、やはり一番大きいのは学生個々の頑張りとポテンシャルの高さ、そして本学の評価を高めてくださった多くの卒業生の活躍のおかげだと考えています。

那須:2019年3月卒業生の就職率は過去最高値だった前年を更に上回る99.5%、就職先への満足度は95.9%と、非常に高い数値となりました。加えてもう一つ私たちが大切に考えているのが進路把握率で、99.6%と大規模大学では非常に高い数値となっています。

森田:早い段階で学生の状況を把握し、タイムリーにきめ細かなサポートを行っていることが、高い就職実績と満足度につながっています。私たちキャリアセンターの努力はもちろん、ゼミの先生をはじめ全学の協力があってこその数値なので、この結果には誇りを持っています。
――他にも、ITを活用した様々な支援が功を奏しているそうですね。
那須:自宅にいる時や就活中・留学中でキャリアセンターに来室できない時でも、進路や就活の質問に世界最先端のAIが応えてくれる、本学生専用の「KGキャリアChatbot」サービスを開始しました。既にキャリアセンターを利用した学生はもちろん、これまでキャリアセンターと関りがなかった学生も、こうしたサービスを利用してもらうことで当センターとの垣根を少しでも低くできればと考え、回答の言葉遣いも関西弁を使う等、なるべく身近に感じてもらえるよう工夫しています。

他にもWEBで個人面談ができるようにしたり、就職ガイダンスの内容を動画コンテンツにしてWEB上で閲覧できるようにする等、様々な取り組みを進めています。また例年5月に実施していた3年生対象の1回目の就職ガイダンスを、今年から内容を追加して計2回、4月と5月に開催しました。また卒業生による学内OB・OG訪問会も、例年は3年生の6~7月に実施していましたが、今年度から2月に変更することにしています。

森田:何をどれだけ発信するか、も大事なことですが、学生がどれだけ理解したか、そしてそういう学生をどれだけ増やせるか、がより重要だと私たちは考えています。これまでがよかったからそれでいい、ではなく、学生のためになることであれば変化を恐れず、もっともっといろんなことに取り組んでいきたいですね。

変化に対処できる準備を、緊張感を持って取り組んでいきたい。

――就職・採用活動を取り巻く環境に大きな変化が起きることが予測されていますが、貴校のキャリア支援はどのように対応していきますか?
森田:今までと同じではダメだということは明らかです。ただし、どう変化するかは具体的にまだ見えているわけではありませんので、それが起きた時に対処できる準備、柔軟性が大切だと考えています。

那須:特に今の1・2年生は就活に不安を感じていると思うので、正しい情報を正しいタイミングで、正しく理解させることが私たちに求められる責務だと思います。そのためには一人ひとりの学生と当センターとの関係性をもっと深めていかないといけません。

森田:関学生としての基本を大切にし、学生生活を充実させることに注力してもらえるよう、学生の学修環境を守りながら、これまで以上に緊張感をもって取り組んでいきたいと思います。
――それでは最後に、人事ご担当者に向けたメッセージをお願いします。
那須:いつも本学並びに本学学生・卒業生をご支援いただき、御礼申し上げます。今もなお、自分が目指す理想の就職先に辿り着くために、就活に奮闘する学生が本学にも数多くいます。多くの挫折や課題を一つずつ乗り越えながら、諦めずに頑張る彼ら、彼女らほど、そこで培った経験をバネにして、社会人になって大きく成長する姿を私たちは数多く見てきました。ぜひこれから貴社に挑戦する関学生に、期待してくださいますようお願い申し上げます。

森田:人事ご担当者の皆様には日頃から本学及び本学学生に対して多大なるご支援をいただき、厚く御礼申し上げます。本学の学生に限らず、これから社会に巣立っていく若者は、日本、そして世界の未来を背負っていく、とても大切な社会の宝だと私は考えています。そんな宝を採用する、という事の大きさをもう一度お考えいただき、学生と腹を割って話していただき、お互いに信頼関係を結んでいただきたい、そして学生の豊かな人生、企業の豊かな未来を、一緒になって築き上げていただきたいと切に願っています。本学も学生に対しより一層手厚く支援を行い、貴社のご期待に沿える人材を一人でも多く輩出してまいりますので、今後ともご指導の程どうぞよろしくお願い申し上げます。

関連記事

採用の課題はぜひ学情まで
ご相談ください。

電話でのお問い合わせ