注目企業の人事インタビュー 

対面でもオンラインでも、
「阪和興業らしさ」を体感し、楽しんでもらいたい。

阪和興業株式会社 人事部 人材開発課 山田祐也さん/人見恵理子さん
阪和興業株式会社
1946(昭和21)年に阪和商会として大阪で産声を上げ、翌1947(昭和22)年に創立した阪和興業株式会社。特定の企業やグループに属さない独立系商社である強みを活かし、創立当初の鉄鋼専業から意欲的に事業フィールドを拡大、70年以上が経過した現在では鉄鋼事業の売上は約50%で、他にプライマリー・リサイクルメタル事業やエネルギー・生活資材事業等、6つのコア事業を通じて、「流通のプロ」としてお客様の多様なニーズに対応し、広く社会に貢献しています。
また同社は2020(令和2年)に「Run up to HANWA 2030 ~いまを超える未知への挑戦~」をテーマにした中期経営計画を策定、基本方針である「経営基盤の強化」に向けた中核的な取り組みとして「人財強化」を掲げており、特にプロフェッショナル&グローバル人材の育成のための企業内大学制度の創設や、研修予算を従来比3倍に大幅アップする等の取り組みを発表し、注目を集めています。今回は入社11年目、鉄鋼事業の営業職を経て人事部で採用担当をお務めの山田さん(写真右)と、入社以来一貫して人事部に所属している人見さん(写真左)に、同社の採用活動並びに教育・研修体制のいま、そして今後についてお話をお聞きしました。
※記事の内容は取材当時のものです。

自分の足でしっかり立って歩いていく、この力強さこそが阪和興業のDNA。

――大手総合商社には財閥系やメーカー系等がありますが、貴社のような「独立系」商社にはどのような特長があるのでしょうか?
山田:独立系商社である当社は、親会社やグループ会社といった誰かから与えられる商売はひとつもなく、創業した当初から現在まで変わらずに常に自力でビジネスを切り拓いていく必要があります。しかしそれは、誰にも束縛されることなく仕入れ先や事業展開を自由に決められるという強みでもあります。後ろ盾がない分、創造力や行動力を駆使して新たな商売を開拓し、自分の足でしっかり立って歩いていく、この力強さこそが阪和興業のDNAであり、最大の特長です。

人見:独立系という言葉と併せて、私たちは自社のことを「ユーザー系」商社だと称しています。独立系であるが故に、1社1社の取引を大切にし、常にお客様のことを第一に考えて、相手に寄り添った提案をすることで永続的な価値創造、そして顧客満足を追求する。そうした「流通のプロ」として社員全員が成長できるよう、常に新しい挑戦を重ねている点も、当社ならではの強みではないでしょうか。
――そうした想いが「ひとりの強さ。ひとつになれる強さ。」という採用メッセージにこめられているんですね。
山田:「ひとりの強さ。」とは独立系商社である当社の強さであり、同時に阪和興業に籍を置く商社パーソンとして、一人ひとりが個性を活かしながら己の役割をしっかりと果たしていく強さを表しています。一方、独力で大きなビジネスを成し遂げることはできませんので、個性を活かしつつ、目標に向かって結束できる強さ、お客様、そして社会課題の解決に向けて一丸になれる強さを、「ひとつになれる強さ。」という言葉で表現しました。

人見:また「ひとつになれる強さ。」には、お客様ともひとつになれる、という意味も含まれています。お客様の様々なニーズにお応えし、最高の結果をお客様と共に全速力で掴みに行く、これこそがユーザー系商社、阪和興業の矜持であり、業界内での存在価値を高める一因となっています。

実際のビジネスをゲーム感覚で体感できる、自社オリジナルのワークショップを実施。

――22卒採用のご状況についてお教えください。
山田:総合職、一般職合わせて100名強でほぼ例年通りの採用数です。採用活動は東京本社の採用チームが一括して行っており、文理問わず本人の希望や適性等を鑑みて配属先を決定、東京、名古屋、大阪のいずれかの拠点を皮切りに、当社で活躍いただくことになります。
――近年の新卒採用における課題や、それに対して実施した解決策等があればお教えください。
山田:一昨年からのコロナ禍で、説明会や選考は最終面接以外全てオンラインで実施しています。そのため、会社の雰囲気を学生も掴みづらいでしょうし、こちらも伝えづらいという課題がありました。そこでオンラインでも「阪和興業らしさ」を体感いただけるよう、インターンシップを当社のビジネスや社員の生の声に触れていただける内容に一新しました。

人見:オンラインビジネス体感ワーク「THE HEART」と名付けたインターンシップでは、単なる仕事の疑似体験や課題に対するアイデア出しに留まらず、実際の阪和興業のビジネスをゲーム感覚で体感しながら、どのような能力、考え方が求められるのかを感じ取ってもらえる、当社オリジナルのワークショップを実施しています。またそれに加えて、様々な年次の営業社員との座談会を開催しており、ワークショップで得た当社の業務イメージをより鮮明にしていただく機会も設けています。

山田:オンラインは対面に比べて目の届く範囲が狭くなりますので、各回30名程度しか受け入れることができないのですが、おかげさまで毎回盛況となっており、今後もなるべく多くの学生に阪和興業らしさ、そして当社のDNAを体感してもらいたいと考えています。

新たに創設された企業内大学制度、「Hanwa Business School」

――「他社の7年は阪和の3年」という言葉で称されるほど、貴社の若手社員は成長スピードが速いそうですが、その秘訣はどこにあるのでしょうか?
人見:まずひとつめが若手から責任ある仕事に挑戦できる社風があることです。なるべく早い段階で現場に出す、しかも主担当としてビジネスの最前線に立って大きな経験を積むことで、自ずと成長スピードは速くなります。

山田:さらにもうひとつ、当社には「商社の財産は人」という考えがあり、研修予算を従来比で3倍にアップさせる等、様々な角度から人財強化を徹底的に図っています。例えば新たに創設される企業内大学制度「Hanwa Business School」では、ITレベルを高める理工学部や語学力を磨く外国語学部等、8学部から自身が必要とする研修を受けることができます。また受講方法も対面・オンラインに加え、VRを駆使した仮想空間の中で、社員がアバターになって受けることができる等、時間や場所に縛られない学び方ができるのが特長です。
――人を育てる制度が充実しているということは、人を大切にする社風がしっかり根付いているということの表れですよね。
山田:仰る通りで、当社には社員の意見を尊重する社風が脈々を受け継がれています。例えば当社では、今では多くの企業で取り入れられているオフィスカジュアルを他社に先駆けて取り入れたのですが、その際に重視したのが若手社員の声で、役員に承認を得るための資料は1年目の社員が作成しました。

人見:そうした要望や意見を受け止めてくれる懐の深さが経営陣にありますし、また当社の規模感では他にないくらい、社員と経営陣との距離が近いので、意見を言いやすい環境がありますね。
――では最後に、新卒採用に関して、貴社が今後注力されるポイントについてお教えください。
山田:当社はコロナ禍により、約2年間にわたって自社で対面のイベントを開催できていない状況です。その中でまずはいつ再開させるのか、そしてどのような形で対面とオンラインを融合させるか、を考えなければなりません。しかも単に対面とオンラインのイベントをそれぞれで開催するのではなく、ハイブリッド型で、それぞれの良さを活かした内容で実施することで学生が両方に参加し、これまで以上に当社への理解度が深まるような、そんな新しい何かを打ち出していきたいですね。

人見:先ほどご紹介したインターンシップも、コロナ禍だからオンラインで、という理由ももちろんありますが、それ以上に参加学生にとって有益なものにするにはどうするか、そしていかに楽しんでもらえるかを軸にして企画を練りました。独立系で、何にも縛られていないのが強みである当社だからこそ、独創性の高い、どこにもないようなコンテンツが作り出せるはずです。対面だから得られる楽しみ、オンラインだから感じられる楽しみ、その両方を妥協せずに追い求め、よりベストな内容を参加学生に届けたいと思います。

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