グローバル人材採用のススメ

世界最先端の技術開発のため、
自身の強み、個性を存分に発揮できる環境を。

TOWA株式会社 総務部 人事課 シニアリーダー 金井工さん/村上夏子さん/坂田理歩さん
TOWA株式会社
1979(昭和54)年に東和精密工業株式会社として設立し、1988(昭和63)年に現在の社名となったTOWA株式会社。「技術水準向上へのあくなき追求」を永遠のテーマに、超精密金型を創り出してきた「金型関連技術」をコア・コンピタンスとし、様々な新製品の開発や生産技術の革新を実現してきました。なかでも半導体製造工程の「モールディング」(樹脂によって半導体と外部を電気的に絶縁して封止する技術)の全自動装置を世界で初めて販売した同社の技術は国内外から高く評価されており、半導体モールディング装置の世界シェアでNo.1、そして同社の海外売上比率は80%以上となっており、また2014年には経済産業省「グローバルニッチトップ企業100選」にも選ばれています。
「京都発→世界へ」を合言葉に、誇りある世界的な「モノづくり」企業としてさらなる進化を続けているTOWA株式会社のグローバル展開を支えている人材の採用・育成方針等について、同社総務部人事課の金井さん(写真左)、村上さん(写真中)、そして坂田さん(写真右)にお話をお聞きしました。
※記事の内容は取材当時のものです。

「京都発→世界へ」を合言葉に、世界最先端のソリューションを創造。

――貴社は長年培ってきた金型製造や樹脂成型技術を活かして、半導体分野のみならず、光学・医療・生化学といった幅広い分野で新たな製品や技術を創造しておられますが、その秘訣はどこにあるのでしょうか?
金井:当社では創業以来一貫して、コア・コンピタンスである金型関連技術を活かした新製品の開発と生産技術の革新に取り組んでおりますが、それらはすべて「お客様のニーズに対するCS(Customer Satisfaction)の徹底的追求」のためであり、技術の進化に即応した、「いま必要な商品サービスを、必要な場所に適正な価格で」お客様に提供することを使命としています。

坂田:当社の経営理念に「クォーター・リードに徹した『新製品・新商品』の創生に向けて、果敢に挑戦し、産業の発展に多大の貢献を果たす」という言葉があります。クォーター・リードとはお客様のニーズの1/4歩先を見据えた技術・製品開発を意味しており、当社の都合を優先した技術開発を行うのではなく、お客様が必要とする技術・製品を生み出すことで、お客様がいま抱えていらっしゃる課題を解決するソリューションを提供することの大切さを表しています。

村上:当社の代表的な製品である半導体モールディング装置は、工程をすべて自動化することでそれまで手作業で行っていた過酷な労働環境を一変させただけではなく、省資源化・高品質化・高生産性を実現できる画期的な発明として知られています。また近年ではコンプレッション方式という当社独自の技術により、廃棄樹脂ゼロを実現することにより、東京ドーム900個分の面積の森林が1年間で吸収する量のCO2削減に寄与しています。当社は今後も「京都発→世界へ」を合言葉に、世界最先端のソリューションの創造に、情熱を注ぎ続けてまいります。

好きなモノづくりに対して貪欲に挑戦し続けられる方にぜひ入社してほしい。

――貴社の「求める人物像」についてお教えください。
金井:当社の技術は独自のものが多く、例えば大学でモールディング技術について学んでいる方はまずいませんので、入社後にゼロから知識を身につけていただくことになります。謙虚に、そして前向きに自己を研鑽できる方かどうかで、成長の度合いが決まりますので、大前提としてモノづくりが好きな人、そして好きなモノづくりに対して貪欲に挑戦し続けられる方にぜひ入社していただきたいと考えています。
――では、21年4月入社の採用数等についてお教えください。
坂田:24名の入社で、文理比は1:2となっています。理系では機械・電気・情報系学部の採用に特に力を入れています。今年はたまたま男性が多かったのですが、男女比が半々になる年もあります。

村上:京都本社ということもあり、応募者の多くが関西圏からですが、コロナ禍により説明会・選考をオンライン化した影響から、他地区の学生からの応募も増えました。21卒については昨年の緊急事態宣言以降全ての説明会・選考はオンラインで、22卒に関しては状況を見ながら、お互いの理解度を深めるために最終面接のみご来社いただくといった対応をとっています。
――24名の中に外国籍の方も含まれているのでしょうか?
金井:はい、今年は5名のグローバル人材が入社しました。当社ではかなり前から、日本に来ている外国人留学生を中心にグローバル人材の採用を続けているのですが、8年ほど前から徐々に採用数を増やしており、近年では5名程度の採用を続けています。

坂田:当社は海外での売上比率が80%を超えており、海外拠点も数多く展開しておりますので、営業系・技術系をはじめとするあらゆる部署で海外業務への対応が多くなっています。そうした中で語学力にたけており、且つ現地の事情を理解している外国籍社員を求める声がより多く寄せられるようになり、徐々に採用数を増やしております。

村上:出身国として多いのは中国、韓国、台湾といった東アジア諸国ですが、特に意識しているわけではなく、応募者が多いのが理由となっています。また選考や入社後の配属について特別なものをご用意しているわけではなく、日本人学生と同じ流れで実施しています。募集方法についても、大学学内で実施される留学生対象の合同企業説明会に出展させていただくことはあるのですが、それ以外に特別な募集・告知方法は行っておらず、文理比も年によって違いますね。

研修では文理、学歴、そして国籍の区別なくすべての方が同じ内容を学ぶ。

――日本語能力に関してはいかがですか?
金井:実際のところN1クラスでないと仕事をする上でかなり支障が出ますので、その基準に達しているかを、面接等を通じて判断するようにしています。ただしその段階では基準に達していなくても、この方なら努力して成長してくれるだろうと感じさせてくれたり、日本語が多少苦手な面があっても、それ以外で秀でた能力をお持ちの方もいらっしゃいますので、明確に線引きをしているわけではありません。

坂田:当社の新入社員研修は、文理、学歴、そして国籍の区別なくすべての方が同じ内容を学ぶことが特徴です。入社時点でのバックボーンはそれぞれ異なりますが、全員にチャンスが平等に与えられますし、グローバル人材に関しては語学力を活かして活躍したいと思って入社してくれる方が多いので、自身の強み、個性を存分に発揮できる環境をつかみ取れるよう、会社としても研修をはじめとする様々な制度で社員の成長意欲をサポートしています。

村上:日本人社員も、同期にグローバル人材がいることで刺激を受けることが多く、最近はコロナ禍でなくなってしまったのですが、昼休みに食堂で同期が集まり、外国籍社員から言葉を学んだり、逆に日本語を教えている様子をよく見ることがありました。

金井:ただし仕事上では外国籍社員を特別扱いするような風潮は当社には全くありませんね。これは採用を長く続けてきたメリットだと思いますし、知らず知らずのうちに我々の中で異文化理解が進んでいるからではないでしょうか。
――では最後に、今後の採用活動で注力されていく点についてお教えください。
金井:当社が今後も世界最先端の技術力を維持していくためにも、優秀な理系人材の採用が不可欠です。しかし昨今のコロナ禍の影響で採用・就職活動のオンライン化が進む中、これまでと同じ動きをしていても同じような成果は得られなくなると思いますので、まず理系学生との接点をより増やすこと、そして出会った学生をどう当社に引き込んでいくか、この2点について見直しを図っていきたいと考えています。

坂田:接点を増やすという点では、スカウト型サイトの活用や、理系人材が興味を持ってくれそうな採用サイトへのリニューアル、さらに企業広告等を実施し、知名度・イメージの向上を図ること等を考えています。

村上:どう当社に引き込んでいくかに関しては、面接を我々が学生を選ぶ場として考えるのではなく、学生も我々を選ぶ場であることを面接官によく理解してもらった上で、当社をどうアピールすべきか、また学生にどういう情報提供をすれば満足してもらえるか、について検討を進めています。

金井:当社では採用活動におけるメッセージを、「あなたの挑戦が新しい時代を創る」としています。一人ひとりのあくなき挑戦が、やがて新たな革新につながり、新しい時代の扉を開く力になる、こうした想いを共有し、一緒に未来を創造してくれる仲間を、これからも広く国内外で採用していきたいと思います。

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