キャリアセンター訪問

「二つのじりつ」-自立と自律―を育み、
「自分が幸せになる就職」を支援。

北海学園大学 キャリア支援センター 事務長 高橋律裕さん/係長 三浦裕幸さん
北海学園大学
北海学園大学は、1885(明治18)年の北海英語学校の設立を起源に、1950(昭和25)年の北海短期大学を経て、1952(昭和27)年に創設された、北海道における最初の私立大学です。初代学長である上原轍三郎が第一回入学式の式辞で説いた「開拓者精神」が、北海英語学校創設時から連綿と受け継がれている同校の建学の精神です。また「徒に官に依拠せず自らの努力をもて立つ」という自主独立の開拓者精神は、近時は「二つのじりつ」-自立と自律―を言い換えられることもあり、同校のスクール・モットーとなっています。
これまで約9万名もの卒業生を送り出し、北海道内企業の出身大学区別社長数で1位になる等、道内外の民間企業、公務員といった様々な分野で活躍する人材を輩出している同校のキャリア・就職支援の特徴について、自らも同校の卒業生であるキャリア支援センターの高橋事務長(写真上)と三浦係長(写真2枚目)に、詳しくお話をお聞きしました。
※記事の内容は取材当時のものです。

「主体性」や「実行力」「傾聴力」「規律性」といった点で高い評価を獲得。

――まず初めに貴校並びに貴校学生の特徴についてお教えください。
高橋:本学は北海道における最大規模の私立総合大学であり、文系・理系で計5学部12学科を擁しており、約8,500名が学んでいます。またそのうち9割以上が道内出身者で、地元北海道のために貢献したいという意欲に溢れた学生が多く、地元の民間企業への就職だけでなく、国家公務員一般職(行政)合格者数で北海道・東北地区の私大で1位になる等、公務員への道を選ぶ学生が多いのも特徴です。

三浦:本学学生の気質を表す結果として、企業様へのアンケート調査で「本学卒業生がどのような強みを持っているか」について、社会人基礎力に必要とされる12の能力要素で近いものを選んでいただいたのですが、「主体性」や「実行力」「傾聴力」「規律性」といった点で高く評価されていることがわかりました。本学のスクール・モットーである「二つのじりつ」-自立と自律―を卒業生が体現し、活躍してくれていることがとても頼もしく感じますし、今後もそうした学生を一人でも多く育てていきたいと考えています。
――キャリア・就職支援の特徴として、大きく3点を挙げていらっしゃいます。
高橋:まず1つ目の特徴が、「1年生から一貫したキャリア支援」です。本学では1年生からキャリア教育を正課の授業で行うことにより、仕事、そして社会の実態を知ってもらうことで理解や意識を高めています。例えば大学生が日常的に行っているアルバイトでも、ブラックバイトに代表されるような問題がすぐ身近にあることや、いま世の中で何が起きていて何が必要とされているのかといった、より実社会に近い情報を知ってもらうことにより、大学生活が自身の将来につながっているということを意識してもらうためのきっかけとなるような内容にしています。

三浦:また本学では1年次から3年次にかけて毎年アセスメントテストを実施しており、学修到達度の可視化を図り、自身の成長を感じてもらえるようにしています。またこのアセスメントテストの結果は、3年生になって就活に向けて自己分析を始める際の資料としても活用してもらっています。

民間企業・公務員希望の両面で現役学生による支援を実施。

――2つ目の特徴が、「全国に広がるOB・OGのネットワークと高い就職実績」ですね。
三浦:本学はこれまで約9万名の卒業生を送り出し、公務員、道内外の民間企業といった様々な分野で活躍しています。これは建学の精神に基づき、北海道、そして日本の産業を支えるような、社会的要請に応えうる人材を輩出する、という理念を貫いてきた結果だと考えています。また3年生を対象にした「学内OB・OG訪問会」では道内のOB・OGを中心に数多くの卒業生が後輩のために来校し、実際の仕事内容や働き方について話してくれますので、就活を控えた学生にとって貴重な情報収集の場となっています。

高橋:さらに本学ではOB・OGによる支援だけでなく、民間企業志望者向けに就職活動を終えた内定者が現役学生アドバイザーとして支援する「ミナトコムジュニア」というキャリア支援センター公認のサークルがあり、実際の就活体験や実情を伝えたり、個別相談やグループディスカッション・面接等のトレーニングを行っています。公務員志望者に対しても、公務員試験に現役合格した4年生の「公務員試験アドバイザー」が、勉強会の運営や資料の作成・配布といった様々な支援を通じて、後輩の合格をサポートしてくれています。
――そして3つ目に「公務員志望者、民間企業志望者それぞれに徹底した就職支援」を挙げていらっしゃいます。
高橋:私たちキャリア支援センターでは、公務員志望者と民間企業志望者を分け、それぞれに専門知識を有したスタッフを配置し徹底した指導を行っており、昨年は新型コロナウイルスの影響で数が減ってしまいましたが、例年ですと年間300コマ以上の企画イベントを実施しています。また公務員志望者は、「公務員講座(有料)」を2年生の10月から受講することができ、一人で勉強するのではなく公務員志望者同士の横のつながりを早い段階で作り、互いに切磋琢磨することで良い結果につなげることができています。

三浦:民間企業志望者に対しては、3年生4月から本格的な就職指導がスタートします。全6回のガイダンスを通じた情報提供、業界研究会・OBOG訪問会・合同企業説明会による「出会いの場」の提供、書類の書き方や面接トレーニングといった個別指導等、就職活動全般にわたってきめ細かく支援しています。

体系的な研修がセットになったインターンシッププログラムが学生に好評。

――貴校ではGIP(ギップ)と呼ばれるインターンシッププログラムが学生から人気だそうですね。
高橋:学生が社会や職業との接点を見出し、適切な職業・職種を選択するための就職指導として9年ほど前から取り組んでおり、昨年はこれも新型コロナウイルスの影響で300名弱と減少しましたが、19年度は120社の企業・官庁の協力を得て、491名の学生を送り出しました。夏季休業期間でインターンシップに参加するため、事前ガイダンスや6回の事前研修で「働くこと」への実感や主体性を身につけさせるとともに、自己分析やマナー講座等も行っています。またインターンシップ参加後には2回の事後研修で成果報告会や講座を実施し、ここで得た学びをより意義深いものにする機会も提供しています。

三浦:本学では昨今のようにインターンシップが盛んになる前から地元企業を中心にご協力いただける企業の開拓を積極的に行っており、どんな内容で実施すればよいかわからない、といった企業に対してはプログラムのご提案もさせていただいておりました。そうした取り組みが徐々に広がっていくにつれ、今度は送り出す学生が企業の期待に応えられているか、受け身ではなく主体的に学ぼうという姿勢ができているかと考えるようになり、今のような体系的な研修プログラムを実施するようになりました。おかげさまで企業の皆様も本学学生を育ててあげようという強い気持ちで受け入れてくださっており、学生からの満足度も非常に高いプログラムになっています。
――ご父母の皆様への支援策についてお教えください。
三浦:本学では毎年10月に札幌・旭川・帯広・函館で保護者懇談会を開催(20年度は中止)しており、教育活動状況や学生生活支援に加え、就職支援状況のご説明をさせていただいております。そこでは現在の就職環境の話やご父母世代との違いといった内容の講演や当センター職員により個別相談等を行っています。

高橋:また本学ではご父母の皆様に知っておいていただきたい情報を「親子で話す就職活動」と題して、本学Webサイトに公開しております。就活は学生本人の頑張りだけでなく、我々大学、そしてご家族の支援が不可欠ですので、今後も的確な情報発信に努めてまいります。

自分に合った動き方を自分で考えてできるような指導・支援が必要。

――今後の貴校のキャリア・就職支援の方向性についてお聞かせください。
高橋:変化のスピードがより加速している今、それに即した支援ももちろん重要ですが、それ以上に就職する当人である学生個々の事情に合った支援がより求められるのでは、と考えています。私たちは常々学生に対して、「自分が幸せになる就職を考えてほしい」と指導しています。採用活動が早期化しているからと言って単に早くから動くのではなく、自分にとって幸せな進路選択をするために自分に合った動き方を、自分で考えてできるような指導・支援が必要ですし、そのための情報提供をしていかなければならないと考えています。
――では最後に、貴校並びに貴校学生のPRをぜひお願い申し上げます。
三浦:本学学生は9割以上が北海道出身ということもあり、素直で真面目であるという反面、未完成の学生が多く、企業の皆様からすると「できあがってないな」という印象を持たれるかもしれません。ですがその分伸びしろが大きく、純粋にガムシャラに頑張ることができる、磨けば光る原石のような学生ばかりですので、ぜひその点にご期待いただき、ご採用をいただけますと幸いです。

高橋:本学は道内で最も歴史のある私立大学であり、高い基礎学力を持った優秀な学生が北海道中から集まってきています。また北海道はもちろん、日本のため、そして世界のために貢献したいという将来性に溢れた学生が数多く在籍しておりますので、会社説明会や選考でぜひ直接会っていただき、そのポテンシャルの高さを感じていただければと存じます。今後とも本学並びに本学学生をどうぞよろしくお願い申し上げます。

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