注目企業の人事インタビュー 

「挑む」ことで社員の成長を促し、
業界の変革を実現する。

株式会社IDOM 人事チーム HR採用セクション 新卒営業職採用ユニット ユニットリーダー 松本直之さん
株式会社IDOM
1994年10月、中古車の買取・卸売事業を手掛けるガリバーインターナショナルとして設立された、株式会社IDOM。業界No.1の買取台数という強みを活かし、買い取った中古車を消費者に直接販売する小売事業に進出。2014年から積極的な小売店舗出店を開始し、その後業界No.1の小売台数と、日本全国500店舗以上の直営店ネットワークを構築する、国内有数の自動車関連企業に成長を遂げています。
また、中古車の買取・小売以外にも様々な自動車関連ビジネスを展開し、2016年7月には自動車流通業界の変革に「挑む(いどむ)」ことに想いを込め、社名を「IDOM」に変更。「世界最大の自動車インフラ」を目指して、現在も様々な変革に挑戦し続けています。
今回はそんな株式会社IDOMの新卒採用リーダーを務めていらっしゃる松本さんに、同社の成長の秘密、そして人材採用・育成にかける想いについて、語っていただきました。
※記事の内容は取材当時のものです。

IDOMが目指しているもの。

――中古車の買取・卸売事業からスタートした御社ですが、最近では直営店での小売事業に加えて、新車の販売やカーシェアリング、さらには自動車保険の取り扱いから車検サービスといったアフターサービスに至るまで、実に幅広い事業を手掛けていらっしゃいますね。
当社はメーカーではありませんので、自動車を作ることはしておりませんが、それ以外の自動車に関するビジネスは全て手掛ける、「車の総合商社」ともいうべき業態を目指しています。もともとはガリバーという屋号で買取・卸売事業をやっておりましたので、社名もガリバーインターナショナルでよかったのですが、事業の拡大と共に、従来のガリバーの枠組みでは収まりきらなくなってきたため、2016年に社名を変更いたしました。その時に、どのような社名が当社にふさわしいかを考えた結果、創業当時から変わることのない「挑み続ける」というスピリッツを社内で共有し、社外にも発信していきたいという想いを込めて「IDOM」とさせていただきました。
――「CASE」※という言葉に代表されるように、これから人と車の関係性はどんどん変化していく状況下で、単に「売る」「買う」だけではない、自動車の新しい流通構造の実現に挑戦するという気概を、社名に表現しておられるわけですね。
お客様にとって買うのが得策なのか、借りるのがいいのか、もし買うのであればその方の人生設計を踏まえて、どのような車を買うべきなのかを、多彩なサービス・車種のラインナップの中から自由な発想で最適なソリューションをご提案できるのが、当社の強みです。今後さらにこの強みを進化させるべく、固定観念を見直し、お客様一人ひとりのニーズや生活背景に合ったサービスを生み出し続けることで、自動車業界に流通革命を起こす。この目標に全社員が一丸となって挑戦しているのが、「IDOM」という会社だということを、ぜひ知っていただきたいと考えています。

※Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Shared & Services(カーシェアリング)、Electric(電気自動車)の頭文字をとった造語。

面接は一切行わない、独自の選考スタイルとは。

――そうなると、社員一人ひとりが果たすべき役割は自ずと大きくなっていきますね。
ですから、当社が求める人物像としてまず大事にしているのが、「自ら考えて行動できる人」になります。自動車という高級商材を扱うとともに、お客様の立場にしっかりと寄り添い、ニーズに合致したご提案をするには、単なる受け身ではなく主体的・能動的に行動を起こせることが不可欠になります。そして何よりも、目標に挑戦することが好きであって欲しいですね。与えられることをやるだけでなく、自ら考え、行動することでどんどん経験を積み、そして成長していくことに喜びを感じる方にぜひご入社いただきたいと考えていますし、成長できる環境や制度は十分に整っていると自負しています。
――2020年4月にも、そうした素晴らしい素養を持った仲間が数多く加わってくれます。
この春には、店舗に配属される総合職で約500名、本部へ配属されるビジネス職で約20名の新入社員をお迎えする予定です。文理、男女、地域等については一切不問で、求める人物像に合致するか否か、そこを最重視して選考をしています。
――そのために、選考では面接を一切やらないとお聞きしました。
これまではグループ・個別面接を行ってきましたが、当社が知りたい学生様の姿が面接では十分に引き出せないと考えた結果、複数回のグループワークを実施し、そこでどのようなパフォーマンスを発揮してくれるかを重視することにしました。ワークの内容は当社の仕事の疑似体験を中心に構成していますので、楽しんで取り組めた方は、当社で自分に合った働き方を見つけることができるのではないでしょうか。
――リクルーター制度でも独自のやり方を取り入れているそうですね。
数年前までの当社のリクルーター制度は本業と兼務であり、かつ幅広い年齢層で構成されていました。年が離れてしまうと学生様も遠慮してしまうことが多々あり、本音で語って頂けないケースも見受けられました。そこで、本当の意味で学生様の就活をサポートするため に、3年前からリクルーターの年齢を新卒2年目及び3年目で統一しました。年齢が近くなることで、より密接なコミュニケーションが図れるようになり、当社に対する理解度の促進に大きく貢献してくれています。
――リクルーターに選ばれた若手社員にとっても、貴重な経験になりますね。
当社の将来を担うかもしれない学生様と接するわけですから、リクルーターには同世代の中で特に優秀な社員を選抜して任命しています。その彼ら・彼女らが学生様と接することで、人を採用する難しさや人と向き合う大切さを学んでくれれば、きっと将来素晴らしいリーダーに成長してくれるでしょうし、お客様と接する際の参考にもなると思います。当社では社内のあらゆるところに成長のきっかけやチャンスが用意されていますので、彼ら・彼女らもこの好機を逃さず、自らの成長の足掛かりにしてくれればと考えています。

「働きがいのある会社ランキング」7年連続入賞の秘訣とは。

――「働きがいのある会社ランキング」に7年連続入賞されていますが、その秘訣はどこにあるとお考えですか?
ずばり、「実力主義」「風通しの良い風土」「チャレンジ異動制度」といった、当社のイズム、制度といったものが評価されたのだと考えています。力があれば若くても評価され、役職に就くこともできますし、見合った給料を手にすることもできます。また、体育会的な絆の強さはありつつも、ガチガチの上下関係がなくアットホームな雰囲気も魅力の一つですし、「チャレンジ異動制度」のような自らが挑戦したいことに手を挙げることができる仕組みも充実しており、社員のモチベーションを高めることにつながっています。今後も創業当時から変わらない、こうした素晴らしい社風をずっと受け継いでいくこと、そしてさらに高めていくことが、我々の責務だと思いますね。
――昨今、「若者の車離れ」と言われていますが、採用の現場でお感じになることはありますか?
自動車そのものに興味を持っておらず、最初から選択肢に入っていない、という学生様も多いですね。ただ、当社で現在活躍している社員にも車が好きで入社した人は少ないですし、 「挑戦することで成長したい」「どんな環境下でも通用する実力を身に付けたい」と考え、入社を決めるケースがほとんどですので、そこはあまり気にしておりません。むしろ自動車には興味のない方のほうが、先入観や常識にとらわれない発想を生み出せることもあるかと思いますので、まずは幅広い層の学生様と接点を持ち、当社の考え方を広く伝えていくことが重要だと考え、取り組んでいます。
――では最後に、御社の今後の採用方針や、重視しておられるポイント等についてお教えください。
現在当社では、1dayインターンシップを冬期に週2回程度開催しているのですが、今後就職・採用活動が通年化していく中で、より中身の濃いインターンシップの実施が重要になってくると考えています。仮に就職活動が今より早期化し、企業が早い段階で内々定を出したとしても、学生様ご自身が納得されない限り就活を終えることはないと考えております。だからこそ採用する側としては、しっかりとご納得頂けるような説明会、選考にしていく必要があります。そのためには単なる業界理解・仕事理解に止まらず、IDOMという会社が何を目指しているのか、ここで働けばどのような自己実現、成長を得ることができるのかといったことをしっかりと腹落ちしてもらえるようなプログラムが必要だと考えています。

インターンシップに限らず、よりよい採用活動に向けて改善・工夫できる余地はまだまだありますので、現状に甘んじることなく「挑む」ことで、優秀な人材の採用を通じて、自動車業界における流通革命の実現に寄与していきたいですね。

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