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2026.11.02

まだ業界を絞っていない学生にも魅力を発信。対面イベントで新たな母集団を形成

まだ業界を絞っていない学生にも魅力を発信。対面イベントで新たな母集団を形成
株式会社バンダイナムコフィルムワークス

株式会社バンダイナムコフィルムワークス

  • 業  種

    メディア・広告

  • 事業規模

    501~1000人

企業や業界に関心のある学生以外と接点を持ちにくい課題に対し、対面イベントを活用。従来出会えなかった学生と多数の接点を創出した。

  • 課題・ニーズ

    自社主催の説明会では、自社やアニメ業界に関心のある学生に参加者が偏っていた。まだ業界を絞りきれていない学生にも直接魅力を伝え、新たな母集団を形成したい。

  • 活用したサービス

    就職博

  • 効果

    毎回150人以上の学生をブースへ誘導し、自社を初めて知る学生への認知拡大を実現

当初抱えていた課題・ニーズについて

当社は『機動戦士ガンダム』シリーズや『ラブライブ!』といったオリジナル作品をはじめ、『ブルーロック』などの原作アニメ化、さらには実写映画まで幅広く手がけています。単にアニメーションを企画・制作するだけでなく、配信や商品化、ライセンス事業までを一貫して展開する総合映像エンターテインメント企業として、「“いいもの”をつくり続ける」という理念のもと、世界中のファンへ感動と驚きを届けることを目指しています。

 

クリエイティブなイメージがある業界ゆえに特別な才能や専門知識が必要と思われがちですが、決してそんなことはありません。新卒採用では総合職を中心に5職種で計30人程度を採用しており、映像やアニメーションを通じて人を感動させたいと考える人材を広く採用しています。

 

採用人数自体は毎年目標を達成できていたものの、母集団の多様性という点では、従来の広報だけでは補いきれない難しさを感じていました。これまでは自社主催のオンライン説明会を中心に行っていたため、もともと当社やアニメに関心を持ってくれている学生とはしっかり出会えていた一方で、集まる学生の志向性がどうしても似通ってしまう点に頭を悩ませていました。

 

近年は就職活動の早期化もあって、早い時期から業界を絞らず幅広く見ている学生が増えています。そうしたなか、従来の画面越しの発信だけでは、アニメ業界で働く具体的なイメージを持てていない学生へのアプローチが難しいだけでなく、「労働環境が厳しそう」といった先入観で選択肢から外している学生へ、十分に魅力を伝えきれていませんでした。

 

採用の質をさらに高めるためには、これまで出会えなかった多様な個性や熱意を持つ学生へと、母集団の幅を広げていく必要があります。そこで、一方的な情報発信にとどまらず、対面で直接言葉を交わしながら業界へのネガティブな先入観を払拭し、働く魅力をリアルに届けたいと考えました。そうした思いから、早期から合同企業セミナーを積極的に開催している学情に着目し、新たな接点をつくる場として参加を決めました。

課題の解決に向けた取り組み

①エンタメ性を意識したブース運営で、新たな学生との接点を構築

初回の出展時は、机と椅子を並べただけの簡素なブースで、見せ方に十分な工夫ができていませんでした。その経験から、現在はエンターテインメント企業らしく、学生に楽しんでもらいながら当社の魅力を伝えられるブースづくりを意識しています。

 

また、学生と直接会話した際に、「バンダイナムコ」グループ自体の知名度はあっても、「フィルムワークス」という社名や具体的な仕事内容まで知っている方はごく一部で、まずは足を止めてもらうためのきっかけが必要だと実感しました。

 

そこで、当社が権利を持つオリジナルIPを活用し、ガンダムをはじめとするキャラクターの大型タペストリーなどをブース装飾に取り入れました。オリジナル作品を数多く持っている強みを生かしたことで、通路を通りがかった学生が足を止め、自然と着座につながる流れが生まれました。

 

ブース着座後の説明でも、こちらから一方的に話し続けるのではなく、「普段アニメは見ますか?」と問いかけるなど、学生自身にイメージを膨らませてもらいながら話を進める工夫をしています。

 

当社の社名は知らなくても、『ブルーロック』『転生したらスライムだった件』などの当社取り扱い作品を知っている学生は多いため、親しみのある作品の話題を出しながら距離を縮め、事業内容への理解を深めてもらえるよう意識して対話しています。そうして直接のコミュニケーションを通じて関心を高めてもらい、次のステップであるオープン・カンパニーへとスムーズにつなげられています。

②手書きのESを導入し、個性の発掘と熱意ある学生の獲得を実現

選考の初期段階では、グループ全体で掲げている「同魂異才」という考え方のもと、学生一人ひとりの個性と向き合う工夫を取り入れています。もちろん社会人としての基本的なマナーやコミュニケーション力は前提となりますが、特定のスキルや画一的な基準だけで判断するのではなく、それぞれが持っている多様な才能や光る部分を見出していきたいと考えています。

 

そこで、Web入力によるエントリーが主流の時代にあえて逆行する形にはなりますが、エントリーシートをすべて手書きで提出してもらう形を導入しました。画面上で文字を打ち込むだけではなかなか伝わりにくい人柄や熱意を汲み取るため、文字の書きぶりはもちろん、色を使ったりイラストを描いたりと、自分らしさを自由に表現できる場にしたいと考えたからです。

 

学生にも楽しみながら記入してもらい、「自分はこういう人間なんだ」という思いを存分にぶつけてもらえる選考を目指しています。紙を印刷して一から自筆で仕上げるとなると労力がかかるため、一定の学生が離脱してしまうことは避けられませんが、そのハードルを乗り越えて提出してくれる、強い熱意を持った学生が多く集まりました。

 

当社と真剣に向き合う学生を中心に、密度の濃い母集団を形成できたことで、最終的な内定承諾率も前年度を上回る着地となり、確かな手応えを感じています。

③学生が本来の個性を発揮できる、遊び心ある対面選考

選考プロセス全体では、一次選考から最終面接に至るまで、すべての工程を対面で実施しています。学生一人ひとりと直接顔を合わせて丁寧に向き合いたいと考えているからです。

 

グループディスカッションでも、一般的な時事問題や堅苦しいテーマではなく、「新しいアニメの企画を考える」といった当社らしいお題を用意し、柔軟な発想力を発揮してもらえるようにしています。また、自己紹介にゲーム性を取り入れるなど、選考の場そのものを楽しんでもらえる工夫を取り入れています。

 

選考が始まる前にも、前後の席に座っている学生同士で自然と雑談が生まれるような空気づくりを意識しています。過度な緊張感をほぐし、エンターテインメント企業らしくリラックスして過ごせる雰囲気をつくったことで、終了後には「隣の学生と楽しく取り組めた」といった声も多く寄せられました。学生が本来持っている個性やコミュニケーション力を、存分に引き出す選考ができていると感じています。

学情の営業担当・サービスに対する評価について

①営業担当に対する評価

学情の営業担当はとにかくレスポンスが早く、常にこちらの状況に寄り添ってサポートしてもらえるので、とても心強く感じています。出展の準備段階はもちろん、イベント終了後には、会場全体の来場状況や各ブースの動向を踏まえた振り返りにもすぐに対応してもらえて、大変助かっています。

 

対面イベントへの出展を始めた当初は右も左もわからない手探りの状態でしたが、当日の会場運営を含めて現場で手厚くフォローしてもらえたおかげで、限られた人員体制でも不安なく採用活動を進められました。

②サービスに対する評価

学情のイベントは、学生の志向に合わせてテーマが設計されている点が非常に魅力的だと感じています。幅広く業界を研究している層が集まる合同企業セミナーはもちろん、エンタメ業界に特化したイベントなど、こちらの目的に応じて出展を選べる点が助かっています。エンタメ業界研究フェスには音楽や演劇などを志望する学生も多く参加しているため、映像エンターテインメントの面白さを伝え、新たな選択肢として当社を意識してもらう貴重な機会になっています。

 

また、早い時期から自発的に動いている、真面目で熱量の高い学生が多い点も魅力です。イベント後にはブースで対話した学生へ直接アプローチでき、関心度の高い学生との継続的な接点づくりにも役立っています。

今後の展望

今後も対面イベントへの参加を継続し、学生と直接言葉を交わせる機会を大切にしていきたいと考えています。アニメ・映像業界には、「働く環境が厳しいのではないか」といったイメージを持たれがちですが、当社は働きやすい環境と、大きなやりがいがあります。こうした当社の実情や仕事の魅力は、画面越しや文字だけではなかなか伝わりきらないからこそ、直接顔を合わせて丁寧に伝えていきたいと考えています。

 

今後はオンライン施策とうまく組み合わせながら学情の対面イベントを活用し、まだアニメ業界を意識していない潜在層への認知を広げつつ、真面目で熱意あふれる方々との出会いを生み出していければと考えています。さらに、動画コンテンツを通じた発信など新たな試みもしながら、当社の魅力をより深く届けていきたいです。

※記事内容は取材当時のものです(2026年8月)

株式会社バンダイナムコフィルムワークス
  • 会社名

    株式会社バンダイナムコフィルムワークス

  • 事業内容

    アニメーションなどの映像コンテンツおよび映像関連サービスの企画・製作・販売および著作権の管理・運用

  • 所在地

    東京都杉並区荻窪4-30-16 藤澤ビル ホワイトベース

  • HP

    https://www.bnfw.co.jp/