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2026.05.15

待ちの姿勢から脱却し、目標を上回る新卒採用を実現。「就職博」で理想の人材を獲得

待ちの姿勢から脱却し、目標を上回る新卒採用を実現。「就職博」で理想の人材を獲得
大阪よどがわ市民生活協同組合

大阪よどがわ市民生活協同組合

  • 業  種

    サービス業

  • 事業規模

    101~500人

他媒体依存の待ちの姿勢から脱却。リアル開催の「就職博」に出展し、目標を上回る内定承諾と理想の人材確保に成功した。

  • 課題・ニーズ

    他媒体依存により、母集団が前年比7割に落ち込むなど苦戦。学生と直接会って魅力を伝える能動的な新卒採用へ転換したい。

  • 活用したサービス

    就職博、Re就活キャンパス

  • 効果

    25卒採用において、学情経由で2人の内定承諾を獲得。対話重視の就職博出展により、主体性・協調性のある人材とのマッチングに成功。

当初抱えていた課題・ニーズについて

当組合は1977年に設立された、大阪の北摂地域を基盤とする生活協同組合です。主力は宅配事業ですが、当組合の仕事は単に商品を届けるだけではありません。毎週決まった曜日に、同じ担当者が組合員のもとを訪問するという特性を活かし、高齢者の見守り活動や子ども食堂への支援など、地域密着型の社会貢献活動も担うインフラ的な存在でもあります。

 

採用活動においては大きな壁に直面していました。24卒採用までは、他媒体でエントリーを待つスタイルを継続しており、その結果、母集団が23卒比で7割まで大きく落ち込む事態となりました。コロナ禍を経て就職活動のトレンドはオンラインから対面へと急速に回帰していましたが、当組合がその変化に対応しきれず、オンライン中心の「待ちの姿勢」から抜け出せていなかったことが要因として挙げられます。

 

また、リアルな接点を求めている学生たちのニーズを捉えきれておらず、イベントに出展しても着座数が伸び悩むという課題もありました。年間5人の採用目標に対して、このままでは達成が危ぶまれる状況でした。転機となったのは、学情の再導入です。

 

2021年にも一度利用実績がありましたが、母集団の減少という課題に直面したタイミングで、改めて提案を受ける機会がありました。詳しく話を聞く中で、学情のイベントには「地元・北摂で働きたい」「中堅・中小企業で力を発揮したい」という、当組合が求めている学生層が多く来場していることを再認識しました。単に情報を掲載して待つのではなく、就職博を通じて「自分たちから学生に会いに行く」という能動的な採用へ転換するため、再導入を決断しました。

課題の解決に向けた取り組み

①就職博における「1対1面談形式」の導入

まず着手したのは、就職博における学生とのコミュニケーションスタイルの刷新です。それまでは多くの学生に対して一斉に説明を行う「スクール形式」をとっていましたが、これを廃止し、学生一人ひとりに向き合う「面談形式」へと転換しました。

 

その際、一方的にこちらの言いたいことを話すのではなく、約15〜20分、まずは学生の現状や就職活動へのニーズを聞き出すことに注力しました。学生が何を求めているのかを把握した上で、それに合わせる形で当組合の魅力を伝えるスタイルに変更した結果、画一的な説明では響かなかった層に対しても柔軟な訴求が可能となり、相互理解が深まりました。

 

また、時間をかけた1対1の対話を行うことにより、ブース前で待ち時間が発生してしまうという課題に対しては、チーム連携で対応しました。待機中の学生には別のスタッフがすぐに声をかけ、資料を見せながらフォローするなど、機会損失を防ぐためのオペレーションを確立したことで、スムーズな運営を実現しました。

 

さらに、媒体への掲載や対話の中で用いる「言葉の選び方」にも工夫を凝らしました。学生は「地域貢献」「社会貢献」といったキーワードに関心が高く、実際にそうしたワードで企業検索を行う傾向があります。そこで、まずはこれらの言葉をフックとして積極的に提示するようにしました。

 

加えて、仕事のやりがいを具体的に伝えることにも注力しました。たとえば配送業務であれば、単なるモノの運搬ではなく、「ありがとうと直接言われる仕事」であり、「親戚のような距離感で地域の方々を見守る役割」であると表現しました。学生の視点に合わせて仕事の定義を言語化し、求職者に具体的なシーンをイメージしてもらうことで、より訴求力のあるアプローチにつながったと感じています。

②採用ホームページの全面リニューアル

採用広報の基盤となるホームページについても、学情と連携して全面的な刷新を行いました。これは、2018年頃から採用サイトの更新が滞っており、学生への情報発信が不十分な状態が続いていたためです。リニューアルにあたって意識したのは、徹底した学生目線です。今の学生は情報のほとんどをスマートフォンから得ているため、スマホでの閲覧時にストレスなく読めるよう、「縦スクロール・1ページ完結型」のデザインを採用しました。

 

制作にあたっては、限られた予算とスケジュールの中での進行となりましたが、学情からの提案をもとに、「いい意味で生協らしくない」と評されるスタイリッシュなデザインに仕上がりました。「よどがわ市民生協らしさ」は残しつつも、学生の目を引く洗練されたデザインに一新され、組織のイメージアップにも寄与しています。

 

コンテンツ面では、職員4人のインタビューを掲載し、初期配属からその後のジョブローテーションまで、キャリアパスを具体的にイメージできる構成にしました。入協後の成長ステップを可視化したことで、新卒学生だけでなく、中途採用の応募者からも「ホームページを見て志望度が高まった」「働くイメージが湧いた」という声が寄せられるなど、多方面でリニューアルの効果を実感しています。

学情の営業担当・サービスに対する評価について

市場動向の共有と伴走型の提案力

学情の営業担当には、月1回の定例面談を通じて伴走していただいており、非常に心強いパートナーだと感じています。採用市場のトレンドや他社の成功事例は刻々と変化しますが、それらをタイムリーに共有いただけるため、自社の立ち位置を客観的に把握することができます。

 

ホームページのリニューアル時にも、予算やスケジュールが限られる中で、学生目線を徹底した的確なアドバイスがあり、目指していた以上のものを形にできました。また、就職博の会場におけるサポートが手厚い点も評価しています。

 

当組合がブースで対応している間も、担当者が会場内を動き回り、「この学生さんはきっと合うと思います」と、当組合の雰囲気にマッチしそうな学生をブースまで直接アテンドしてくれます。こうした積極的な呼び込みのおかげで、自分たちだけではアプローチしきれなかった層とも接点を持つことができ、良質なマッチングにつながっています。

低学年層を含む「早期から行動する学生」へのリーチ力

就職博やRe就活キャンパスを利用して感じるのは、Webでの情報収集だけでなく、自ら会場に足を運んで情報を得ようとする「行動力のある学生」が多く集まっているということです。低学年層を含め、早期からキャリアを考えて動く意欲的な層との接点作りにおいて、他社のイベントよりも高い集客力と熱量を感じます。

 

実際、25卒採用では目標の5人を上回る8人の内定承諾を獲得でき、そのうち2人が学情経由での採用でした。当組合の組織風土として、個人の成果だけで競うのではなく、周囲と協力して物事を進める力が求められますが、学情経由で出会った学生はそのバランスが非常によくとれていました。主体性を持ちながらも協調性を大切にする、当組合に非常にマッチした人材を採用できたことに満足しています。

今後の展望

採用活動の早期化は年々進んでおり、当組合もその変化に対応していく必要があります。今後は、1・2年生といった低学年層との接点をさらに強化し、単なる会社説明にとどまらず、オープンカンパニーなどを通じて仕事を肌で感じてもらう「体験」の提供に注力していく方針です。

 

学情のイベントで得た接点をこうした「体験」の場へスムーズにつなげ、自分たちから学生に働きかける採用スタイルをより確実なものにしていきたいと考えています。

※記事内容は取材当時のものです(2026年1月)

大阪よどがわ市民生活協同組合
  • 会社名

    大阪よどがわ市民生活協同組合

  • 事業内容

    生活基礎商品を中心とする無店舗事業(共同購入、個別配達)による供給事業など

  • 所在地

    大阪府吹田市幸町4-1

  • HP

    https://www.yodogawa.coop/