当社では約10年前から中途採用を徐々に増やし始めたのですが、当時は社内の教育・研修体制が整っておらず、業界経験のある即戦力の採用が中心でした。しかし2020年にクラウドサービスを提供するメーカーに転じたことを契機に教育コンテンツをオンライン化し、いつでも誰でも充実した環境下で研修が受講できる仕組み作りを進めることで、業界経験はなくても高いポテンシャルや、優れた人柄を有する第二新卒の採用にトライできるようになりました。また採用手法に関しても、この2年程度の間で大きく変化させました。以前は採用媒体をメインに活用していたのですが、大手と比べて知名度の低い当社が、どうやって求職者に魅力を伝え、理解してもらうか、といった観点から考えると、ここで勝負すべきではない、と判断し、近年では人材紹介サービスとダイレクトリクルーティングを中心にした採用活動にシフトしています。

学情とはかねてより新卒採用でつながりがあったのですが、当社が第二新卒採用に取り組み始めた頃にはすでにその分野で強みを発揮されていましたので、すぐに相談し、人材の紹介を依頼しました。

学情以外の人材紹介会社ともお付き合いはあるのですが、一番の違いは、当社の採用ニーズやターゲット層に対する理解の深さだと感じています。さらに選考段階を見るだけでなく、入社後の活躍イメージもしっかり持っていただいた上で、当社に合う方を紹介してくれますので、内定率はもちろん、入社後の定着率も非常に高い結果となっています。

契約した当初は、正直に言うとここまで成果が出るとは思っていなかったのですが、取引を始めてから2年で20人以上が学情のエージェントサービスから入社し、退職者はわずか1人、みんな楽しそうに仕事に取組み、成果をどんどん上げてくれておりますので、今後の活躍にますます期待が集まっています。

第二新卒、業界未経験者が会社に定着し、戦力となって活躍するには、教育・研修制度の充実ももちろんですが、社内がウェルカム体制であることが何より重要だと感じています。当社では教育・研修コンテンツのオンライン化といった取り組みだけでなく、分からないことがあれば先輩にすぐ聞くことができる雰囲気作りを始めとした、良好な人間関係があり、第二新卒者の高い定着率の鍵になっていると感じています。それが今では最初に入った第二新卒社員が育成側にも回っていることで、後輩が何に困るか、何が分からないかをより理解した上で指導できるようになりました。これからもこのグッドサイクルを維持・拡大していけるよう、学情とより密接に連携しながら継続して第二新卒を採用していきたいと考えています。

学情は企業へのサポート体制がとても手厚く、こちらから連絡をした際、営業担当が不在の際でもCA（キャリアアドバイザー）から速やかにレスがあるなど、個人ではなくチームで一体となって当社を支えてくれているという感覚を、より強く感じています。また当社のことを細部まで理解してくれ、自信を持って求職者に紹介してくださっていることが応募者を通して伝わってきますので、当社としてもそれに応えるべく、責任をもって選考し、育成していきたいという想いがより一層強くなるのも、学情と良好な関係を築けている一因だと思います。

本音を言うと、他社には学情のサービスを利用してほしくない、当社で独占したいくらいなのですが、周囲の社員も巻き込んで育成に取り組むことのできる会社には是非お勧めしたいサービスだと思っています。第二新卒の多くが、新卒で入った会社を早期退職していますので、次は失敗したくない、成長できる会社で長く働きたいと思って転職活動をしている方がほとんどです（学情からのご紹介は特に、成長意欲の高い方が多いと感じています）。当社は創業40年ですがメーカーとしてはまだ成長途上であり、社員を育てることが自社の成長につながるという認識を全社で共有しています。当社のように社員と企業のベクトルが一致している企業であれば、求職者と自社、そして学情との「三方よし」が実現できるのではないでしょうか。