株式会社イノブン
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業 種
販売・小売
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事業規模
51~100人
知名度が限定的という課題から、対面イベントを活用。業務体験を選考過程に導入し、相互理解の向上で複数人の内定を獲得
課題・ニーズ
知名度が限定的で、母集団形成に苦戦。新卒、さらには若手・第二新卒層も含めて、チャレンジ精神がある人材を採用したい
活用したサービス
就職博、転職博
効果
イベント出展を通じた認知度の向上と母集団形成
営業担当のアドバイスを生かした個別アプローチにより、選考への移行率が向上
採用成果
- 応募20名
- 内定2名
- ※2027年卒の実績(2026年7月取材)
当初抱えていた課題・ニーズについて
当社は、関西エリアで雑貨の販売をしている企業です。商品を販売するだけでなく、「暮らしを楽しく、こころ豊かに。」というコンセプトのもと、お客様が笑顔になる「ライフスマイル」カンパニーを目指して事業を展開してきました。
当社の特徴は、細かなマニュアルや画一的なガイドラインがほぼない点です。スタッフ一人ひとりがコンセプトに沿って自ら考え、主体的に売り場をつくり上げていくため、個人の裁量が大きく、大きなやりがいを感じられる環境だと考えています。また、出店エリアを関西圏内に絞っているため、多くの社員が顔を合わせたことがあり、アットホームで密なコミュニケーションを取りながら働けることも強みです。
一方で、これまでの採用活動では、主に2つの課題を抱えていました。1つは母集団形成です。来店するお客様には当社を認知してもらえているものの、より広い層にまで名前を覚えてもらうことは難しく、母集団の形成に苦戦していました。
もう1つの課題が、求職者へのきめ細かな対応です。以前は独立した採用部署がなく、社長や総務部長が兼任で採用活動を行っていました。経営層が自ら会社の魅力を伝えられる良さはあったものの、どうしても一人ひとりへのきめ細やかなフォローが行き届きにくい状況でした。
そこで近年、専任の担当者を配置して体制を刷新。より積極的な採用活動を展開するようになりました。まずは長年の課題であった認知度を高めるため、以前からお取引のあった学情のサポートを受け、就職博などの対面イベントへの出展を本格化させています。
さらに、採用ターゲットの枠組みも見直しました。新卒採用に重きを置いていますが、チャレンジ精神を持って自ら考えて動ける方であれば、新卒に限定する必要はないと考え、若手・第二新卒層へもターゲットを広げて転職博への出展を開始し、新たな人材との接点を増やしています。
課題の解決に向けた取り組み
①求職者の関心を喚起するブース装飾や個別連絡を徹底
対面イベントに出展する際は、販売現場で培った売り場づくりのノウハウをブースの装飾に生かしています。具体的には、店舗の春の装飾で使っている、明るい色味で空間を統一しました。一つの色で統一することで、会場内でも高い視認性を確保でき、これまでイノブンを知らなかった方にも足を止めてもらうきっかけになっています。
今後は、ブース内で実際に雑貨のディスプレイを展開していくことも考えています。実際の販売促進と同じ視点を取り入れることで来場者の目を引く要素となり、より多くの方の関心を集められると期待しています。あわせて採用パンフレットも刷新し、「ふとこぼれた笑顔に自分も嬉しくなったことがある方へ」など、直接語りかけるメッセージを取り入れました。きれいな写真を載せるだけでなく、言葉の力で直接訴えかけ、当社の思いに共感してもらえるように工夫しています。
また、選考を通じて求職者と一対一で密に連絡を取ることも大切にしています。例えばメールをお送りする際も、その他大勢に向けた事務的な連絡ではなく、「あなたに連絡しています」という気持ちが伝わる文面を心がけています。最初の面談でも、いきなり選考の質問には入りません。事前に提出されたエントリーシートをもとに、出身地や部活などの話題から雑談を交え、少しでも話しやすい雰囲気づくりを心がけながら対話しています。こうした地道なコミュニケーションの積み重ねが、求職者との信頼関係を築く上で重要だと考えています。
②実務体験を選考に組み込み、相互理解を深める
当社の新卒選考は、まず比較的カジュアルな一次面談と簡単な筆記試験から始まります。その後、中堅社員との面接、店舗体験または展示会への同行を経て、社長と副社長による最終面接へと進む流れです。
この選考過程の中で、オープンカンパニーの一環として実施しているのが、実務に即した店舗体験です。当社の実際の制服を着て、5~6時間売り場で日常業務を経験してもらっています。イノブンならではの「こんにちは」の挨拶をはじめ、買い物かごをお渡しする接客の基本から、商品提案のためのポップ作成まで、店舗運営の裏側にしっかりと触れてもらえるように工夫しました。
以前から店舗体験は実施していたものの、担当が不在だったこともあり、数時間のスポットイベントを手伝ってもらう程度にとどまっていました。しかし、1日の仕事の流れを体験してもらうほうが当社の空気をより深く理解してもらえると考え、2026年から現在の実践的なプログラムへと移行しました。また、店舗体験のほかに、一般には公開されない展示会にバイヤーと同行し、商品の仕入れを現場で学ぶコースも用意しており、選考の参加者にはいずれかの体験を必須としています。
これは、面接の場だけでは分からない求職者の方の素の部分や、コミュニケーションの取り方を知りたいと考え、導入した取り組みです。参加者からも実際の働き方がよく分かると好評で、相互理解を深めるよい機会になっていると考えています。さらに、選考の途中では現場の中堅社員2〜3人にも面接官として入ってもらっています。彼らはお店で一緒に働く仲間になるため、現場の視点から、組織との相性や協働するイメージを評価してもらうようにしています。

学情の営業担当・サービスに対する評価について
①営業担当に対する評価
採用担当部署を新たに立ち上げ、ノウハウが手探りだった頃から、学情の営業担当には手厚くサポートしてもらいました。具体的にどう動けばよいのか分からない中で、スケジュールの組み方やアプローチのタイミング、最近の学生の動向を詳しく教えてもらえたことは、採用活動を進めるうえで非常に助かりました。
また、対面イベントにおける情報取得機能の活用方法をレクチャーしてもらったことも、具体的な成果につながっています。来場者の情報を取得して個別に連絡を取るアプローチを実践したことで、オープンカンパニーなどへ効果的に誘導できるようになり、選考への移行率向上につながりました。
さらに、イベント会場でも定期的に声をかけるなど、日頃から細やかにフォローしてもらえる点も心強く感じています。当社からの細かな質問や相談にも親身に答えてもらい、実務に寄り添った伴走型のサポート体制に深く感謝しています。
②サービスに対する評価
就職博などの対面イベントへの出展は、当社の存在や採用活動を広く知ってもらうための有効な機会だと捉えています。現在、大学での説明会や京都市の若者支援センター、その他の求人媒体など、さまざまなチャネルを併用して新たな接点を探っています。
その中でも、学情のイベントに来場される方は、「イノブンだ」と明確な関心を持ってブースを訪れてくれる人が多い印象を受けています。すでに当社への関心を持った状態で来場いただけるため、その後の選考へスムーズに進みやすい点に魅力を感じています。
加えて、ブース内で少人数や一対一での密なコミュニケーションを図りやすい点も、当社としては嬉しいポイントです。大人数に向けて一方的に説明するのではなく、当社に関心を持ってくれている求職者の方としっかり対話ができるため、お互いの理解を深めたうえで円滑に選考へと移行できています。
具体的な採用実績としても、2025年秋に出展したイベントをきっかけに2人の内定が決まるなど、新たな人材と出会える接点創出の場として確かな成果に結びついています。
今後の展望
今後も、提供されるスケジュールや最新の動向に合わせて、適切なタイミングでオープンカンパニーや選考を案内していくつもりです。求職者が情報を求めるタイミングに合わせて、適切に当社の魅力を発信する基本を徹底し、関心を持ってくれた方との出会いを大切に、さらなる採用成功へとつなげていきたいと考えています。

※記事内容は取材当時のものです(2026年7月)
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会社名
株式会社イノブン
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事業内容
■雑貨販売事業
■住宅リフォーム・店舗デザイン提案
■パソコン教室の運営 -
所在地
京都市下京区四条通河原町西入ル御旅町26
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