採用活動が最も活発化するのは、春・夏の時期です。
これは、今の採用スケジュールが3年生の夏季インターンシップに始まり、多くの企業が、政府主導のルールで採用広報活動が解禁される3月直後と、採用選考活動が解禁される6月直後に活動を本格化し、夏までに採用を終わらせるためです。
しかし近年、秋・冬採用や、年間を通して採用活動を行う通年採用を導入する企業も増えています。
春・夏の採用活動のみでは十分な応募数の獲得が難しいことに加え、現在の採用スケジュールでは内定・内々定から入社までの期間が長く一定数の内定辞退が避けられないことが理由と考えられます。
従来の採用スケジュールの早期化・長期化によって、通年採用が常態化していることも原因のひとつでしょう。
秋採用は、春・夏採用の課題感から行われるだけでなく、より優秀な人材の発掘が目的の場合もあります。
秋採用では、留学や急な進路の変更などが原因で春・夏の選考に参加できなかった、ポテンシャルの高い人材と出会える可能性があるのです。
具体的にどんな人材かは、次章「秋採用を実施するメリット」の「多様性のある人材を採用できる」で紹介しているのでぜひご参照ください。この時期に就職活動を続けている学生には、既に他社の内定・内々定を保持しながらも、より自分のキャリアパスに合った企業を見つけようと高い目的意識を持っている学生もいます。
あさがくナビ2023年卒内々定率調査(2022年9月度)によると、就職活動継続中の学生(文系)は「31.6%」で前年同時期を上回る活動率であり、内々定を保持しながら就職活動を続ける学生が前年より増えました。(参考:https://service.gakujo.ne.jp/23naiteiritsu0902)
今の学生は「Z世代」と呼ばれ、自身のキャリアを過度に会社に委ねず、自律的に形成していくことへの関心が高い特徴があります。
このような学生は、より自分らしく働けて、思い描くキャリアパスが実現できる企業を吟味します。したがって、手を抜かずに就職活動を行っている可能性が高いのです。
ただし、最終的に保持している内定・内々定の中から他社を選ばれてしまう可能性も十分に考えられます。採用面接の際に、自社の志望度はどの程度なのか、本音を聞き出す工夫が必要です。
学生は活動開始時期からおもに3つの層に分けられます。
です。
このうち、「3.解禁直前にスタートする層」には、3月の採用広報活動解禁の直前に動き出す学生が多く含まれています。春夏の就職活動のピークに自己分析や業界研究が間に合わず、何度も不採用になり続けている学生もいます 。
しかし、さまざまな企業の面接を受ける中でようやく自身の進みたい道を明確にすることができた学生もいるはずです 。
秋採用で自社の目指す方向性とマッチする学生と出会えれば、より効果的な採用が実現する可能性が高いといえます。複数の企業がブースを設営し、企業説明や面談を行うイベントです。学生が興味をもった企業のブースを訪れる形でマッチングがなされます。企業は、学生のリアルな声を聞くことができるほか、自社の魅力を対面で正確に伝えることができます。
合同企業セミナーにはオンライン開催の形態もあり、遠方の学生や時間のない学生も参加ができることが特徴です。企業にとっては、普段出会えない学生とも接点を持てることがメリットです。
株式会社学情が開催する「あさがくナビの就職博」では、スタッフが参加学生の興味をヒアリングし企業ブースにご案内する「スカウトサービス」によって、効果的な母集団形成が可能です。
秋採用は就職活動中の学生の母数が少ないのが難点とお伝えしました。自社の求める人物像に近い学生にいかに効率的に出会えるかが重要となります。
少人数制の対面イベントであれば、一人一人の学生と近い距離でコミュニケーションをとることができます。
これらが実現できることで、より効率的に自社にマッチする人材に出会えるといえます。
あさがくナビの少人数制ダイレクトリクルーティング型イベント「就活サポートmeeting」では、参加学生全員と面談の機会を持つことができ、効果的な母集団形成が可能です。
企業が直接学生にアプローチするダイレクトリクルーティングは、母集団形成が難しい秋採用と相性が良いといえます。 企業認知がすすむほか、入社後のキャリアパスやその人材に感じた魅力を直接伝えれば、確度の高い採用面接が設定できるでしょう。
学生満足度No.1のダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ」の活用をぜひご検討ください。