HR用語の基礎知識
採用とひとくちに言っても、新卒や既卒、第二新卒、ヤングキャリア、キャリアなど、さまざまなものがあります。それぞれについて、特徴をかんたんに紹介していきます。
世代 | 特徴 |
新卒 | おもに大学を卒業して初めて就業する人 |
既卒 |
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第二新卒 |
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ヤングキャリア |
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キャリア |
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「若手採用」における「若手」とは、20代前半から中盤の人材で、社会人としての経験を数年経ている人を指すことが多いです。このような言葉の違いをふまえ、採用ターゲットを決める必要があります。
若手採用の現状について、公的機関の調査データからわかることを見てみましょう。
まず厚生労働省によると、高卒新卒者を対象とした求人倍率は、2022年9月段階で3.29倍と、ゆるやかに上昇しています。
※出典:厚生労働省「令和4年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」取りまとめ(令和4年7月末現在)」
また、帝国データバンクの調査では、2019年時点で半数以上の企業が正社員の不足を訴えています。2021年には前年比6.2%増の37.2%と再び企業の人手不足感が強まりを見せています。
※出典:株式会社帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2021年4月)」
日本では少子高齢化が進んでおり、若手人材の数が減少しています。それに加えて、就職先の多様化や働き方の変化などもあり、若手採用はますます難しくなっています。
まず若手採用が難しい一つ目の原因としてあげられるのは、若手そのものの人口が減少している点です。
総務省統計局の2022年労働力調査によると、2012年から2022年までで、25~34歳の労働力人口は2010年時点で1,329万人でしたが、2020年には1,143万人まで減少しています。
また、厚生労働省の調査にもあるように、2007年に30.4%だった15〜34歳の若手の労働人口は、2017年には25.5%と年々減少していることが分かっています。
厚生労働省の発表によると、2022年の有効求人倍率は、平均で1.28倍に上昇しています。
売り手市場(売り手である企業の求人数が多く、買い手である就職候補者が少ない状態求職者が有利な状況)であることから、企業が内定を出していても辞退される可能性があります。
※参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和4年12月分及び令和4年分)について」
このように、若手採用は、社会的な要因も相まって非常に難しくなっていることが分かります。
20代〜30代前半の若手社会人は、仕事の内容ややりがい、若手になにを求めているかを知ったうえで職場選びをしたい傾向があります。また、就職活動や転職活動の際、従来のホームページや求人サイトだけでなく、SNSなども閲覧しています。
そのため、若手が自社で働くイメージを固められるようにするためにも、多岐にわたる情報発信が有効となるでしょう。
具体的には、「採用4P」と呼ばれるフレームワークの活用がおすすめです。
紹介サービスを通じて、自社が求めているターゲット人材を紹介してもらうのも一つです。自社にあった若手人材を厳選してもらえ、企業が直接的に人材を探す必要がなくなるため、採用までの人事の負担を軽減できます。
会員数200万名を誇る日本最大級の20代専門転職サイト「Re就活エージェント」は、登録会員の92.5%が20代と、とりわけ20代の採用に強みを持ち、「はじめての転職にチャレンジする」20代に効果的にアプローチできます。
また社会人経験のある会員が84.0%、はじめての転職にチャレンジする会員が65.0%であることから、若手採用を成功させる上でもおすすめしたいサービスです。
キャリア系SNS(LinkedInなど)だけでなく、日常的に利用しているSNS(Twitter、Facebook、LINE)などを使用し、これらに登録している求職者に情報を発信したりコミュニケーションを取る手法です。
各SNSから企業の公式アカウントや企業の従業員が、優秀と思える人材に直接採用のアプローチをします。双方向のコミュニケーションがとれ、情報の拡散も期待できることや、若手人材が目にしやすく採用につながりやすいことから、新しい採用手法として注目されています。
いきなり「面接」するのではなく、「カジュアルにコミュニケーションする場」を設けることにより、より幅広い人材にアプローチできます。
急いで採用しようと考えずに、まずは興味を持ってもらうことからスタートし、優秀な人材を採用する機会を増やしましょう。
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若手採用のメリットは、文化醸成の観点や採用コストの削減の観点など、多岐にわたります。
具体的には、次のようなメリットがあげられます。
民間の人材紹介サービスの種類は多岐にわたります。得意分野やかかるコスト、サービスの規模などを踏まえ、自社にあったサービスを選びましょう。
具体的な選び方は次のとおりです。
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