キャリアセンター訪問

実学重視の教育で、
世界に貢献するグローバル理工学人材を輩出。

芝浦工業大学 就職・キャリア支援部長 友野範久さん/就職・キャリア支援部 キャリアサポート課 課長 加藤美南さん
芝浦工業大学
「社会に学び、社会に貢献する技術者の育成」を建学の精神とし、1927(昭和2)年に有元史郎氏によって東京高等工商学校として創立された芝浦工業大学。創立当初から実学主義に基づき、実用的な知識と技術を併せ持ち、高い倫理観と豊かな見識を備えた技術者の育成に取り組み、技術立国・日本の進歩発展に大きく貢献してきました。現在は芝浦・豊洲・大宮の3キャンパスに4学部・16学科を有しており、約8,000名が様々な分野で最先端の学びを深めており、さらに日本だけでなくグローバル社会で活躍できる人材を数多く輩出している点で注目を集めています。今回は同校の併設柏中学・高等学校で長く事務長をお務めになられた後、今年の10月から就職・キャリア支援部長にご就任された友野部長(写真右)と、入職以来一貫してキャリアサポート業務にあたっておられる加藤課長(写真左)に、同校の就職・キャリア支援の特色に関してお教えいただきました。
※記事の内容は取材当時のものです。

2027年にアジア工科系大学のトップ10入りを目指す。

――貴校のご卒業生は「堅実に仕事ができる技術者」と評されることが多いそうですね。
友野:派手さはありませんが、真面目にコツコツ、地道に努力できる人材が多いと高くご評価いただいており、私たちもとても嬉しく感じています。これは何より、創立時の建学の精神に根ざした実学重視の技術者育成教育を、現在も継承・堅持してきたからで、例えば工学部機械工学科では製図を手書きから学ぶといった、基礎からしっかりと修得できる充実したカリキュラムに加え、企業との共同研究の件数では全国の私立大学で4位(2018年度実績)になる等、社会に直結する実践的な研究に触れる機会が多いのも本学生の強みになっています。
――加えて最近では、グローバルで通用するエンジニアの育成に注力されているとお聞きしました。
友野:本学は2014(平成26)年に私立理工系大学として唯一、文部科学省「スーパーグローバル大学創生支援」に採択され、10年間にわたる支援を受けています。その基盤のもと、100周年を迎える2027(令和9)年に真のスーパーグローバル大学(SGU)となることを目指すとともに、アジア工科系大学のトップ10に入るという目標を設定し、5項目からなる取り組み課題を据え、「Centennial SIT Action」として宣言しています。イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education(THE)」が発表したTHE Japan University Rankings 2020において、芝浦工業大学は「国際性」について国内私立大学で4位(※1)にランクされており、これまでの取り組みが評価されたものと考えています。

仕事内容でしっかりとマッチングした就職ができるようサポート。

加藤:Centennial SIT Actionでは本学の使命を「世界に学び、世界に貢献するグローバル理工学人材の育成」としており、日本のグローバル理工学教育を牽引する存在となること目指し、全学が一丸となって取り組んでいます。例えば本学では海外留学をサポートするための奨学金制度を用意しており、学生の派遣数はSGU採択前と比べて約4.8倍に増加、海外からの留学生の受け入れも約10.7倍に増えており、着実に成果となって表れています。またアクティブラーニング教育の一環として、海外協定校や企業を交えたグローバルPBL(Project Based Learning)を積極的に実施しており、海外の学生と英語でグループワークに取り組むことによる語学力の向上はもちろん、グローバル人材に必須となるコミュニケーション力、問題発見解決能力、メタナショナル能力、技術経営能力を身につけることを目指しています。
――貴校では「仕事に強い大学」を標榜しておられますが、これはどのような意味があるのでしょうか?
友野:本学では学生が進路決定を「どの会社に行くか=就社」ではなく、どの分野でどういうエンジニアとして活躍していきたいか、入社後の「仕事」を見据えて選ぶべきだと考え、きめ細かい指導・支援を行っています。就活を始めた当初は多くの学生が知名度の高いB to C企業に目が行きがちですが、入社後の仕事にフォーカスして情報提供すれば、これまで知らなかった優良企業や独自の技術を持つB to B企業にも注目するようになってきます。

加藤:企業選びに関しても、単に業界毎にまとめるだけでなく、その中で海外売上比率が4割以上の企業をリストアップする等、学生が興味を持ちそうな視点から企業を紹介するようにしています。さらに、その企業で実際に働いているOB・OGがどのような仕事をしているかがわかる冊子を配布したり、OB・OGを招いてブース形式で直接話が聞ける「仕事研究フェア」を開催する等、自分の将来像をよりイメージするきっかけを作り、仕事内容でしっかりとマッチングした就職ができるようサポートしています。
――OB・OGが参加する、校友会との連携イベントもあるそうですね。
友野:本学出身で、現在企業の経営者や取締役として活躍しておられる方々をお招きし、企業経営者の立場からどういった点を重視して採用を行っているのか、また芝浦生の良さはこういうところにあるから、自信を持って就活するように、といった内容について語っていただくパネルディスカッションを毎年開催しています。またその際、ロールプレイング形式で面接対策講座を実施しているのですが、その場でもアドバイザーとして最終面接の面接官の生の声を学生に伝えていただいています。

加藤:面接というと学生はどうしても細かいことを気にしがちですが、社会人、しかも企業経営者から「そんな細かいことは気にしなくていいよ」と言われると、やはり説得力が違うようで、素直に聞き入れてくれますね。

グローバル企業への就職を選択する学生をより増やしたい。

――しかし今年は新型コロナウイルスの影響でガイダンス等、多くのイベントが予定通り開催できなかったのではないでしょうか?
加藤:本学では新型コロナウイルスの感染の前から各種手続きのオンライン化を進めておりましたので、おかげさまで影響は最小限に食い止めることができました。各種行事に関しても形式はオンラインに変わっても、スケジュールと伝える情報は変えずに発信しようということで就職・キャリア支援部はもちろん、学内の様々な部署のサポートをいただいた結果、なんとか予定通りオンラインガイダンスの実施や個別相談に対応することができましたので、多くの学生の不安を払拭することができたのではと感じています。
――そうした皆さんのご努力が、国内大学で屈指の就職率、そして7割以上の学生が大企業(従業員500人以上)へ就職、有名企業400社への実就職率が高い大学で私立大学では全国4位(※2)という、素晴らしい実績につながっているのですね。
友野:確かにその通りですが、私たちとしては数字の中身について今後さらに充実を図っていきたいと考えています。先ほど申し上げました通り、本学は真のスーパーグローバル大学、そして世界に学び、世界に貢献するグローバル理工学人材の育成を目指しており、国内企業だけでなくグローバル企業への就職を選択する学生をより増やしていけるよう、取り組みを進めています。

加藤:学びの場ではグローバル化が徐々に浸透していっていますが、いざ就職先となると、やはり国内企業にまず目が向くのが現状です。本学の卒業生にもグローバル企業で活躍している方が数多くいらっしゃいますので、まずは学生の視線がそこに向くような情報発信をすること、さらに学生だけでなく保護者、そして教員も巻き込んでいって、世界を相手にチャレンジしてみようという気持ちを植え付けることが大切だと考えています。

友野:本学の学生は実学重視の技術者育成教育のもと、現場はもちろん、上流工程も含めたモノづくりの全体を俯瞰し、最適化、価値の最大化ができる人材であると自信を持って送り出しています。ぜひこれからも本学並びに本学生にご期待いただき、数多くのチャンスをいただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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