「ガクチカ」最前線!

夢を叶えるために逆算して、今できることを精一杯やり遂げる。

龍谷大学 経営学部 スポーツサイエンスコース 松永ゼミ/学友会体育局サッカー部 主将 犬童風斗さん
龍谷大学 経営学部 スポーツサイエンスコース
龍谷大学スポーツサイエンスコースは、1994(平成6)年に国内の大学では初めて、経営学部・経済学部・法学部に入学した学生(2011年度より政策学部が追加)が共に学べる教育課程(学部共通コースの1つ)として開設されました。ここでは入学した学部の専門的科目や教養教育科目の学びに加えて、競技力の向上やスポーツビジネス、健康科学といったキーワードをもとに履修計画を立てて、スポーツに関する専門的な分野を学ぶことができ、健康運動実践指導者やトレーニング指導者といった資格の取得も可能になります。今回ご紹介する犬童さんが所属するスポーツマネジメント研究室松永ゼミでは、スポーツマネジメント・スポーツマーケティングについて理論だけでなく実践力を身に付けることを重視しており、犬童さんは体育会サッカー部の主将を務めながら、ゼミの有志が集まって挑戦した「インターカレッジ・コンペティション2019」で準優勝という、まさに文武両道の実績を上げています。ゼミと体育会、そしてコンペティション参加という充実した時間を過ごしている犬童さんに、学生生活で得た学びや気付きについて、お話をお伺いしました。
※記事の内容は取材当時のものです。

1人ではなくチーム全体で喜びも共有できるのがサッカーの魅力。

――まずは体育会サッカー部の活動についてお聞かせください。
龍谷大学学友会体育局サッカー部は現在、関西学生サッカーリーグ2部Aに所属しており、約50名の部員と共に週6日の練習(試合がある場合は週5日)に励み、1部昇格を目指しています。龍谷大学学友会体育局サッカー部の特徴は、学生主体でチーム運営を行っていることで、練習メニューやメンバー選考等についても主将である私を中心に自分たちで決めており、他のチームと比べてより強い自立心を持ってサッカーに取り組んでいるところが私達の強みになっています。
――サッカーはいつから始めたのですか?
7歳から始めましたので、もう15年になります。最初は仲の良い友人がサッカークラブに入っており、誘われて始めたのですが、すぐに夢中になり、晩御飯の時間になっても家に帰らずボールを蹴っていたのを今でもよく覚えています。

サッカーは22人のプレイヤーがピッチ上にある1つのボールをめぐって攻防を繰り広げるゲームであり、チームメイトといかにイメージを共有できるかによってプレイの質が大きく左右される競技です。どんな局面になってもゴールに向かってチーム全員が同じイメージが共有できるよう、何度も練習を繰り返すのですが、それが試合で発揮できた時はやはり嬉しいですし、1人ではなくチーム全体で喜びも共有できるのがサッカーの魅力で、15年間続けてこられた理由だと思います。
――先ほど学生主体の運営が強み、と仰いましたが、難しいことも多いのでは?
主将として感じることは、チームの目標設定と、その達成に向けてチームを引っ張っていくことですね。チームには将来プロを目指しているメンバーもいれば、サッカーを純粋に楽しみたい人もおり、異なるビジョンを持つ部員を鼓舞しながら、同じモチベーションを共有し、チームの勝利に向けて一体感を作り出していくのが難しいのですが、答えがあるわけではないと思いますので、毎回チームの幹部たちと意見交換しながら取り組んでいます。また4月以降のコロナ禍においては、課外活動が禁止となる期間が長く、学生主体のWebミーティングや学生が考えたWebトレーニングを実施する等、これまで以上にみんなで試行錯誤を重ねてきました。大変でしたが個人的にもチームとしても得るところが多かったと思っています。

「インターカレッジ・コンペティション2019」で準優勝を獲得。

――では犬童さんが、経営学部スポーツサイエンスコースを選んだきっかけは?
幼い頃からサッカーを続けてきて、将来もスポーツに関わって生きていきたいという夢を持っており、その夢を叶えるために何が必要かを逆算して考えた時、早い段階からスポーツに関する知見を深めておくことが大切だと思い、スポーツサイエンスコースを志望しました。またこのコースは体育会所属の学生が多く、ストイックな環境で学ぶことができるのではと考えたのも理由のひとつです。
――現在学んでいる主な内容についてお教えください。
スポーツ大国として知られているアメリカでは、日本と比べてスポーツ産業がかなり発展しており、ビジネスという面でも大きな成功を収めています。私が所属している松永ゼミでは主にスポーツイベントの企画・運営やスポンサー企業のあり方等について検証し、どうすれば日本のスポーツ産業を発展させることができるのかについて、理論だけではなく実践することで、より学びを深める活動をしています。例えばスポーツと地域活性化の観点で、2012年の第1回大会から毎年取り組んでいる「京都マラソン×京都伝統工芸プロジェクト」では、マラソン会場に販売ブースを設け、そこで京都の伝統工芸関連組合の皆さまに協力を得て自分たちが企画・製作した伝統工芸品を販売しています。その収益は東日本大震災復興支援事業「スポーツこころのプロジェクト」に全額寄付をすることで、スポーツと地域活性化、そして被災者支援の3つをつなぐ活動を行っています。
――その活動をヒントに応募したのが「インターカレッジ・コンペティション2019」ですね。
このコンペティションは2021年に関西で開催される「ワールドマスターズゲームズ(WMG)2021KANSAI」を活用した地域活性化策等のアイデアを学生が企画・提案するもので、松永ゼミの中から私を含めた有志5名でチームを作り、挑戦しました。京都マラソンプロジェクトでの経験をヒントに、「WMG認知度とともに拡がる関西の魅力~京都マラソンを活用して~」というテーマで、京都マラソンへの参加者へのWMGの広報プランや、WMGとコラボした伝統工芸品の販売等の提案を行ったのですが、認知度向上と地域活性化の両面で実現可能性が高いことと、経費が抑えられている点が高く評価され、優勝の「スポーツ庁長官賞」こそ逃したものの、準優勝である「WMG2021関西組織委員会賞」を受賞することができました。

難しいかもと思う事でも、身を投じてみることで新たな発見がある。

――ゼミとサッカーの両立だけでも大変なのに、そこにコンペが加わると、とても忙しかったのではないですか?
私以外のメンバーはフルで活動していたのですが、私は部活動の関係でどうしても参加できないこともあり、負担をかけてしまい申し訳ない部分もありました。提案書類もぎりぎりとなり、提出時間の直前までメンバー全員で慌てふためいた体験は今振り返るととても貴重な経験です。反省点はありますが、自身の役割やできることを時間の許す限り精一杯やり遂げましたので、優勝に届かず悔しい思いもありますが、とても充実した時間を過ごせたと思います。
――この活動に参加して一番学んだことは何ですか?
松永ゼミでは理論だけでなく実践力を身に付けることに重きを置いた指導を受けていますが、コンペの企画提案を作成する際にも、机上の空論にならないよう、根拠のしっかりした提案をすることの重要性を再認識することができました。今回のプランに関しても、京都マラソンの実行委員会を訪問しヒアリングを行い、実現が可能だという裏付けを取った上で提案を行いましたので、より強い訴求力をもたらすことができましたし、実際に来年のWMG開催に向けて今回の提案が実施されることになっています。

また今回の挑戦を通じて、様々な経験を積むことができましたし、難しいかも、と思う事でも敢えて身を投じてみることで新たな発見がある、ということを知ることができたのも、私の人生にとって貴重な財産になったと思いますし、将来に活かしていきたいと考えています。
――では最後に、犬童さんの今後の夢・目標についてお教えください。
来年から社会人として新たな一歩を踏み出しますが、私は働くということは「自己啓発」の手段だと考えています。働くということを通じて新しい環境に身を置いて新しい目標に取り組み、様々な考え方を持った方々と触れることで自分自身の考えや価値観が広がっていくのでは、と考えるととてもワクワクしてきますし、その日が来るのが楽しみでなりません。

そして、社会人として多くの経験を積んだあとにゆくゆくは自分で会社を経営したいという夢を持っています。サッカー部主将という立場で経験した組織を率いるやりがいを感じることもできるでしょうし、自分の目標である「社会に影響を与えられるような人間になる」ためにどうすればよいか、逆算して考えた時に一番の近道だと思いますので、まだ漠然とした夢ではありますが、いつかは叶えたいですね。

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