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2026.01.15

ホンダ運送株式会社様|人対人の採用には正解がない。学情と一緒だからできた「新たな挑戦」

ホンダ運送株式会社様|人対人の採用には正解がない。学情と一緒だからできた「新たな挑戦」
ホンダ運送株式会社

ホンダ運送株式会社

  • 業  種

    運輸・物流

  • 事業規模

    101~500人

対面を重視し、コロナ禍でも1Day仕事体験を実施してきたが、近年応募数が減少。学生に自社のことを知ってもらうために、就職博に挑戦。ブースに「70年以上黒字の安定経営」や「若手大活躍 チャレンジできる職場」といった目に留まりやすいキーワードを散りばめて学生に興味を持ってもらい、その場で面接への予約を取るなどの取り組みの結果、25卒では8人の面接予約を確保、1人を採用した。

  • 課題・ニーズ

    1Day仕事体験を実施するも、近年応募数が減少。学生との接点を増やしたい。

  • 活用したサービス

    就職博

  • 効果

    25卒では就職博から14人と面談し8人の面接予約、1人採用

当初抱えていた課題・ニーズについて

当社は、本田技研工業株式会社様の物流パートナーとして、安全・迅速・確実な物流サービスを提供し社会に貢献することを目的とし、新車自動車や新車バイクの輸送を中心に事業を展開しています。

 

創業以来培ってきた物流ノウハウを活かし、倉庫事業、流通加工や一般貨物輸送など、多角的に事業を展開してきました。当社は「物流」の使命を単に「物を運ぶ」だけではなく、「人、物、社会、地域」をつなぐことと考えています。より社会に求められる企業を目指して、安定した経営基盤の継続のみならず、新たな挑戦にも積極的に取り組んでいます。

 

採用活動においては「物流・運送会社」という業界イメージが先行し、学生から「ドライバー職中心の業務ではないか」「体力的な負担が大きいのではないか」といった先入観を持たれやすいという課題がありました。実際には配送計画の作成・配送手配や倉庫管理、企画営業など多様な仕事内容が存在しますが、採用ページ上の情報発信だけではイメージしてもらいにくく、当社の実際の魅力を十分に伝えることが困難な状況でした。

 

また、学生との接点の減少も喫緊の課題でした。これまで当社は対面でのコミュニケーションを重視し、コロナ禍においても感染対策を徹底した上で対面形式の「1Day仕事体験」を継続してきました。しかし、アフターコロナにおいて各社が対面イベントを再開したことで学生の分散が進み、自社イベントの独自性が失われ、集客が鈍化していました。

 

知名度が高くないBtoB企業である当社が、待っているだけで学生と出会うことは困難です。学生の目に留まる機会を能動的に創出し、直接言葉を交わすことで魅力を伝える必要があると考え、学情の就職博への出展を決断しました。

課題の解決のための学情からの提案と、社内での取り組み

①気になるキーワードを複数掲示して、学生との接点を増やす

就職博への出展を決めた最大の理由は、「規模感」と「対面形式」にあります。Webセミナーやオンライン選考が普及した現代において、リアルな場で学生の温度感に触れ、熱量を直接伝えられる場の価値は相対的に高まっていると判断しました。

 

単に出展するだけでは、知名度のある企業に埋もれてしまいます。そこで私たちは、まず求職者に足を止めてもらうための仕掛けづくりに注力しました。具体的には、就職博のブース装飾において「70年以上黒字の安定経営」「若手大活躍 チャレンジできる職場」などの安心材料となるキーワードを提示しました。

 

当社の実際の業務の6~7割は新車の輸送、残りは倉庫事業です。日本を代表する大手企業様から直接荷物を預かる仕事をいただいていることや、創業から70年以上にわたり、一度も赤字に転落せず黒字経営を続けていることも紹介し、企業の安定性をアピールしました。

 

また当社には人材育成専門の社員教育課という部署があり、研修が充実している点はもちろん、目指すレベルに応じた役職別のプログラム、管理職に向けた個別サポートプログラムなど、キャリアアップを目指す学生にはチャレンジしやすい環境であることも伝えました。

 

採用担当者が前に立って呼び込みを行うだけでなく、学生が自ら「何だろう?」と関心を持ち、近づきたくなるような動線を考え、正解がない中で、学生との接点を最大化するための試行錯誤を重ねました。こうした取り組みの結果、実際に「70年以上黒字の安定経営」「若手大活躍 チャレンジできる職場」などのキーワードが気になって当社ブースへ足を運んでくれた学生が複数いました。

 

イベントでの接点を確実な成果につなげるうえで、もう一つ重要だったのが、学情の営業担当からいただいた提案です。「ブースで興味が高まったタイミングを逃さず、その場で次回面談の日時を確定させるべき」というものでした。以前の当社であれば、ブースでの説明後、「興味があれば採用サイトから予約してください」と案内をするのが一般的でした。

 

しかし、それでは帰宅する頃には学生の熱量は冷め、他社の情報に埋もれてしまいます。営業担当からの「次回につながる時間をその場で確保すべき」という助言を受け、その場でスケジュール調整を行う運用に切り替えました。この変更により、ブースで醸成された興味・関心を逃さず、確実に次の選考ステップへとつなげることが可能となりました。

②「採用がゴールではない」…採用担当者のこだわり

当社は、人員不足を補うためではなく、「若手からホンダ運送の中で活躍し、成長し、ホンダ運送を中心となって支え引っ張る立場として将来の管理職を目指してほしい」と考え、「将来の管理職候補を採用する」を掲げて新卒採用を行っています。

 

実際に採用活動の面談以降のフェーズにおいて、私たちが最も重視しているのは「採用をゴールにしない」という姿勢です。採用担当者として、優秀な人材の確保は重要ですが、入社後のミスマッチにより学生自身が不幸になってしまっては、本来の採用活動を行う目的から外れてしまいます。就職活動は、学生にとって人生を左右する重要な意思決定の場です。学生に対して、就職は人生で大きな決断であり、一社を選ぶ重要なタイミングであることを丁寧に伝え、真剣に向き合っています。

 

そのため、面接では時間をかけて対話を重ねます。一次面接で1時間に及ぶこともあり、学生の性格や価値観、将来のビジョンについて深く掘り下げています。表面的な志望動機にとどまらず、その学生の本質を理解することに努めているため、もし当社の社風や業務内容と合わないと感じた場合は、その旨を率直に伝えるようにしています。

 

逆に、迷いがある学生には、なぜ今この決断が必要なのかを真摯に説くことを心がけました。こうした本音の対話を通じて、当初は迷いのあった学生が、「この人たちと働きたい」「ここでなら成長できる」と、当社の理念や社風に共感し、志望度を高めてくれるケースも見られました。採用に至った25卒の学生も、対話を重ねる中で心を開き、最終的には強い入社意志を示してくれた人材ばかりです。

 

採用担当者として学生に真っすぐに向き合い信頼関係を築いていくことで、学生に心から「ホンダ運送に入社したい」と思ってもらえるように日々採用活動を行っています。

学情の営業担当に対する評価について

採用活動を取り巻く環境は年々変化していて、過去の成功体験が通用しないケースも多々あります。そうした中で、学情の営業担当は単にサービスを売るだけでなく、当社の採用課題を深く理解し、共に解決策を模索してくれるパートナーです。

 

定期的なミーティングでは、こちらの漠然とした課題に対しても、「御社の状況であれば、この手法が有効かもしれません」と、常に新しい視点からの提案をいただいています。就職博の当日もこまめにブースの状況を確認し、適切なアドバイスをいただけるなど、その手厚いサポート体制には大いに助けられています。この伴走力・サポート力こそが、学情の最大の強みであると感じています。

 

また、就職博というイベント自体の価値も再認識しました。デジタル化が進む中で、画面越しでは伝わりきらない「企業の雰囲気」や「社員の熱量」を感じ取れるのは、やはり対面の場ならではです。学生にとっても、検索条件で絞り込まれた企業だけでなく、会場で偶然目にした企業、直接言葉を交わした企業との出会いが、キャリアの選択肢を広げるきっかけとなります。

 

「自分の目で見て、肌で感じて選びたい」という意欲ある学生と、「一人ひとりとじっくり向き合いたい」という企業にとって、就職博は最適なマッチングの場です。実際に、当社が求める「自ら考え行動できる(自走できる)人材」との出会いは、この場があったからこそ実現しました。

今後の展望

労働人口の減少に伴い、採用市場は今後さらに厳しさを増すことが予想されます。求人数が求職者数を上回る中で、知名度に課題を持つ企業は単に待っているだけでは成果は望めません。今後は、これまで未着手であったWeb広告の活用やSNS展開など、新たな手法にも積極的に挑戦していく方針です。職種やターゲット層に合わせてアプローチ手法を最適化し、当社との接点をさまざまな方法で作り出していく必要があります。

 

採用担当としての役割は、会社の未来を担う仲間を見つけ出すこと、そして入社した社員が「この会社を選んで良かった」と思える環境を整えることです。正解のない採用活動において、これからも学情という強力なパートナーと共に、変化を恐れず、粘り強く、新たな採用の形を模索し続けていきます。

※記事内容は取材当時のものです(2025年11月)

ホンダ運送株式会社
  • 会社名

    ホンダ運送株式会社

  • 事業内容

    貨物自動車運送事業、倉庫事業、一般貨物事業など

  • 所在地

    大阪府茨木市上穂東町3-19

  • HP

    https://www.honda-unsou.co.jp/