2025.09.01
株式会社マザーズ様|初めての新卒採用を全面サポート、
自社ではリーチしづらい層の学生にしっかりリーチ
サービス業
新卒採用
Re就活キャンパス(旧あさがくナビ)
就活サポートmeeting


株式会社マザーズ
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業 種
サービス業
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事業規模
100~500人
初の新卒採用でスカウトとイベントを活用し、自社では届かない層にリーチ。能力の高い学生を採用し、定着率100%を実現。
課題・ニーズ
初めての新卒採用、将来の経営の中核を担える人材を獲得したい
活用したサービス
Re就活キャンパス(旧あさがくナビ)・就活サポートmeeting
効果
能力の高い新卒学生を採用、定着率100%を達成
当初抱えていた課題・ニーズについて
株式会社マザーズは、愛知県名古屋市を拠点に、介護や福祉のサービスを提供している会社です。
特色は、旅館の経営、プリン販売店や焼肉店などの飲食店経営から農業まで、幅広く事業を展開していることです。そこには必ず福祉が関わっていることが共通しています。
たとえば、従業員には障がい者の人たちが働いていて、旅館ではお料理の配膳下膳や館内清掃を担当しています。また、プリン販売店ではプリン液を瓶に詰めたりシールを貼ったりというような、特性にあった作業をお任せしています。
また、対象となるお客様へのサービスでも福祉事業を活かし、高齢で旅行へのサポートが必要な人に対して介護のお手伝いを提供するなど、自分らしい生き方ができるお手伝いをしています。
スタッフは現時点で600人ほどいるのですが、法人理念である「人生 楽しく 自分らしく」というビジョンを、全員が共通して持っています。
働くスタッフはもちろん、当社のサービスを利用していただくお客様、さらには地域の人も含めて、「人生 楽しく 自分らしく」過ごしてほしいということを目標にしています。
我々が携わる「福祉」という言葉は、幸せを意味する言葉です。障がいや介護へのこれまでの概念を取り払って、誰もが住みやすいまちづくりをする企業でありたい。障がいがあっても働ける、高齢になっても自分のやりたいことができる——そんな社会を実現すべく、現在のような事業展開になりました。
当社は2023年で創業20周年を迎え、現在は第二創業期の真っ只中です。
これまでは現場職を中心とした経験者の採用を行ってきましたが、介護職は体力勝負の職種であり、年齢やライフプランの変化に伴っていつまでも同じように働くことが難しく、若い力が必要だと感じていました。
また、今後の会社の経営や事業の中核を担っていける人材を育成したいとも考えており、24卒から新卒採用を始めました。
とはいえ初めてのことなので、何から始めればいいのかまったくわからない状態でした。どんなツールを使って、どのようなアプローチをすればいいか、また新卒学生がどんな情報を欲しているか、介護職が今の若い世代にとって需要があるのかなど、課題は山積みになっていました。

課題の解決に向けて、学情に期待したこと
①自社の魅力を引き出す学情のスカウト提案
新卒採用の知識がまったくなかったので、コンサルにも相談しながらいくつかのWeb媒体を比較したのですが、その中のひとつが学情でした。
Re就活キャンパス(旧あさがくナビ)ではスカウト代行をしていただける点と、費用面も魅力的でした。大手就職情報サイトではカバーできていない層の学生も登録しているのではないか、という期待もありました。
また、今回から学年関係なくアプローチができるようになったため、就職活動の早い段階で学生とつながれたり、当社を知っていただくきっかけが生まれたりする点で、今後の採用活動にも期待ができます。
スカウトでは、私では思いつかない選定方法を学情が提案してくれたのが、非常に助かりました。自社の採用をずっとやっていると、自分では会社の良さに客観的に気づけないこともあり、第三者の視点での意見をいただきました。
「街づくりという切り口でスカウトを送ってみませんか」「こういう視点・角度でアプローチしてみませんか」という具体的なスカウト軸の提案があり、おかげで多くの学生が集まってくれたと思います。
②少人数イベントで新卒学生との接点が増える
福祉業界は人気があるとは言いにくい業界ですが、学情は福祉に特化した就活イベントを開催されているところが、利用をする決め手のひとつになりました。
たとえば大手企業が開催している数万人規模の就活イベントであれば、いくら進路が決まっていない学生がいて、会社の魅力があったとしても、まったく福祉に興味がない学生たちにアピールすることはすごく難しいと思います。
仮にイベントへ出展したとしても、着座目標が達成できなかったり、呼び込みが足りず話を聞いてもらえなかったりというロスも発生してしまいます。
その点、就活サポートmeetingは業界に特化した少人数制のイベントです。参加者はほぼ必ず着座し、話を聞いてくれます。少なからず福祉に興味をもって参加している学生たちばかりなので、そういった人たちとコンタクトをとれるのは非常に良かったです。
当社の場合、福祉や介護のことはもちろん、プリン販売店や焼肉店や旅館の話もするので、「本当に福祉の会社ですか?」「そんなこともできるんですか?」と意外性を感じてくれて、他社との差別化にもつながりました。
福祉を学んでいるけれど、現場職に進むべきか一般企業に進むべきか迷っている学生も少なくありません。そんな学生たちの関心を得られた点でも、イベントに参加して良かったと感じます。
私自身この業界に身を置き、福祉を学んでいる学生はすごく素敵だなと思うのですが、給与面の問題や現場職への抵抗感から、福祉とは別の業界に就職してしまう学生も多いです。
当社のような企業なら、福祉を離れずに福祉以外の事業に取り組めるので、その点は強みであると認識しました。
また、就活サポートmeetingを通して、学情には本当に幅広いタイプの学生が登録していることを実感しました。
イベントには、小さいころから福祉に関わりたいと思っていたり、学生時代から活動に参加をしていたりするような志が高い学生もたくさんいます。
その一方で、旅館や飲食など幅広く事業を行っている当社なので、街づくりに興味がある学生や、地域活性を学んできた学生も興味をもってくれました。介護のことは詳しくないけれど、誰かの役に立てたり、街づくりに参加できたりするならチャレンジしてみようと。
当社の事業内容や企業理念にマッチして、「この会社で働きたい」と思ってくださる学生が多く、良い感触がありました。
③ポテンシャル高い新卒に既存スタッフも刺激を受ける
学情のサービスを利用して、費用対効果は高いと感じています。人数でいうと初年度から3人の新卒学生を採用でき、現在は10人の採用を目標にしています。この業種・職種でこの規模感で採用できているのは、担当者としてもびっくりしています。
また、人材の質に関しても、「こんなに優秀な学生が当社に来てくれるの?」と驚くくらい能力の高い学生が採用できています。
介護職は、一般企業への就職がうまくいかなかった人が来るケースもあるのですが、まったくそんなことはなく、「これまで学んできたことを活かしてこんなことがやりたい」という意志のある学生ばかりです。
新卒学生全体を通してポテンシャルが高く、既存スタッフにも良い刺激となり、社内全体の活性化につながっています。
今回驚いたのは、学情を通して芸術大学出身の学生が入社してくれたことです。これは私ひとりでの採用活動やほかの媒体では掴みきれない層だと感じました。
そのような学生が入社することによって、アートと障がい者を掛け合わせた取り組みや、新しい事業にチャレンジできる可能性が生まれたので、想定外の成果でしたね。

学情のサービス・営業担当に対する評価について
①初めての新卒採用を手厚く、スピード感をもって対応
私たちが新卒採用について何もわからないだけに、学情の営業担当者には本当に助けられました。ギリギリになって相談することもあったのですが、すぐに対応策を提案して動いてくれたのは、すごくありがたかったです。
また、定期的な打ち合わせの実施はもちろん、知りたい情報をすぐに教えてくれますし、それにプラスして「今学生にこんな動きがあります」というような情報も追加で提案してくれるので助かっています。
当社は新卒採用を始めたばかりなので、学生との接点を作るのが難しく、Re就活キャンパス(旧あさがくナビ)を通して学校や学生との接点が増えれば、当社としても媒体を利用するメリットを感じます。
②自社の人事担当の一人として動いてくれる営業担当に信頼感
学情を利用し、自分ひとりで採用活動をしているだけでは気づけない自社の魅力を知れたのは新たな発見でした。自分たちでは拾いきれない層の学生を確実に網羅してくれているのは、本当に助かりました。
また、営業担当者が一社ごとについて、まるで自分の会社かのように自分事で考えてくれるのも大きな魅力です。採用目標をしっかり追ってくれますし、会社の課題についても真剣に向き合ってくれます。
学生の採用に一緒になって感情移入してくれて、私は勝手に当社人事の一員だと思っているほど信頼しています。
こういった関わり方は、今の学情だからこそできている部分とも言えるので、すごく魅力的だと感じます。

今後の展望
今は、福祉や介護の業界も、働きやすくて素敵な業界だと伝えていくことがひとつの課題です。給与面や休暇日数などを整え、ワークライフバランスのとれた働き方ができるように社内制度を見直し、学生に選ばれる企業になる必要性も感じています。
また、当社では現場職だけでなく、いろんな職種や経験を積めますし、新卒にはそういう経験をしてほしいと思っています。
新卒採用を始めてからの3年間は、定着率は100%を保ってはいますが、働いて良かったと思ってもらえるように常に改善し続けなければいけません。新卒学生が何を求めているか、情報を常にブラッシュアップして、自分たちも変化していく必要があると感じています。
今、若い力もどんどん入ってきて、大きなプロジェクトも動き出しています。今後は、たとえば新卒で入社して2年目で管理者になるというケースがあっても良いと思っています。
経営層も含めて社内で思っているのが、数年後には必ず世代が入れ替わっているということ。一番最初に新卒採用をスタートした24卒の人たちが、経営の中核を担ってほしいと考えています。
今後は採用人数を倍くらいまで増やしていくことが目標です。

※記事内容は取材当時のものです(2025年7月)

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会社名
株式会社マザーズ
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事業内容
介護・福祉サービスの提供
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所在地
愛知県名古屋市西区新道1丁目2番5号
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HP