中途採用におすすめの転職サイト5選!
失敗しないための選び方も解説
公開日:2025.09.12


転職サイトの選び方ひとつで中途採用の成果は大きく変わります。しかし、何を基準に選べばよいのかわからず迷ってしまう方も少なくありません。
この記事では、中途採用におすすめの転職サイトを5つ厳選し、それぞれの特徴や強みをわかりやすく紹介。さらに、自社に合った転職サイトを選ぶために押さえておくべき選定ポイントも解説しています。
「転職サイト選びで失敗したくない」とお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
中途採用におすすめの転職サイト一覧
まずは、中途採用におすすめの転職サイトを一覧で紹介します。
サイト名 |
採用手法 |
特徴 |
Re就活 | 掲載型・スカウト型 |
・20代が選ぶ20代向け転職サイト6年連続No.1(東京商工リサーチ調査) ・若手の即戦力採用に特化 |
doda求人情報サービス | 掲載型・スカウト型 |
・レコメンド機能による高精度マッチング ・職種別・業種別に専門サイトを展開 |
マイナビ転職 | 掲載型・スカウト型 |
・全国対応で地方採用にも強い ・職種・業種問わず幅広く募集可能 ・マッチング機能あり |
エン転職 | 掲載型 |
・定着率が高い採用に強み ・職場の雰囲気や社員インタビューなど、ギャップを減らす情報が豊富 |
リクルートダイレクトスカウト | スカウト型 |
・初期費用無料でスタート可能 ・スカウト送信数無制限 ・自社に合う人材をAIがレコメンド |
転職サイトを選ぶ際には、次の5つのポイントを押さえておくことが重要です。
- 採用したい人材の年齢・スキル・職種などに合う媒体を選ぶ
- 掲載型・スカウト型・エージェント型などの採用手法を把握する
- 予算に応じて適切な料金体系を比較する
- 掲載後のサポート体制の有無を確認する
- 同業他社の導入状況や成功事例を参考にする
これらの観点から自社に合った転職サイトを見極めることで、採用活動の精度と効率が大きく向上します。
中途採用におすすめの転職サイト5選

中途採用を成功させるには、目的に合った転職サイトの選定が欠かせません。Web上にあるランキングを参考に転職サイトを選ぶ方法もありますが、それぞれの特徴をふまえて自社に適した媒体を選ぶことが大切です。
ここでは、おすすめの転職サイト5つを厳選し、それぞれの特徴を紹介します。
1.Re就活
「Re就活」は20代の即戦力採用をサポートする転職サイトです。約320万人の求職者データベースを保有しており、20代が選ぶ20代向け転職サイト6年連続No.1(※2019年~2024年 東京商工リサーチ調査)を獲得している点も魅力といえるでしょう。
スカウト機能でターゲットに直接アプローチが可能なだけでなく、専任のカスタマーサクセス担当が原稿作成や運用をサポートする手厚い体制も魅力です。
そのため、初めて中途採用に取り組む企業であっても、担当者のサポートによりスムーズに求人を出稿できます。若手を採用し将来の戦力として育成したい企業にとって、「Re就活」は有力な選択肢となるでしょう。
2.doda求人情報サービス
「doda求人情報サービス」は、約934万人という業界最大級の登録者数を誇り(2024年12月末時点の累計会員登録者数)、職種や年齢層を問わず多様な人材にリーチできる点が強みです。レコメンド機能によるマッチング精度も高く、ミスマッチのリスクを抑えられます。
また、業種や職種に応じた専門サイトを展開しているほか、採用課題に合わせた柔軟なプラン提案を行う点も特徴です。
たとえば、営業職はdodaの営業専門ページ、エンジニア職はIT専用ページで訴求することで、より効果的な採用活動が可能です。幅広い職種で人材獲得を検討している企業におすすめの転職サイトだといえるでしょう。
3.マイナビ転職
「マイナビ転職」は、20〜30代の若手層を中心に、職種・業種を問わず幅広い人材を募集できる点が特徴です。全国38エリアにサポート拠点があり、地方採用にも強みがあります。
このような広域かつ多様な掲載実績により、地域や職種に関わらず安定した応募数が期待できます。また、スカウトメールやマッチング機能などを活用することで、効率的な母集団形成も可能です。
たとえば、採用ターゲットが明確に定まっていない段階でも、多様な層と接点を持つことで思わぬ人材との出会いにつながるケースもあります。エリアや職種を問わず、複数ポジションを同時募集したい企業にとって、非常に使い勝手の良い転職サイトです。
4.エン転職
「エン転職」は、会員の約7割が35歳以下と若年層中心であり「入社後の定着率が高い」という点でとくに評価されています。実際、オリコンの転職サイト顧客満足度調査において8年連続で1位を獲得しており(2018~2025年 オリコン顧客満足度®調査)、求職者からの信頼が厚いことがうかがえます。
この定着率の高さの背景には、求人情報に「実際の職場の雰囲気」や「社員インタビュー」など、応募後のギャップを減らすコンテンツが豊富なことがあります。
採用後の早期離職に悩んでいる企業にとっては、応募者との認識のズレを最小限に抑えることができる「エン転職」は非常に有効です。単なる採用成功だけでなく、長期的な戦力確保を目指す企業におすすめといえるでしょう。
5.リクルートダイレクトスカウト
「リクルートダイレクトスカウト」は、初期費用無料で始められるスカウト型転職サイトで、採用コストを抑えつつ、狙った人材にダイレクトにアプローチできる点が魅力です。
独自のデータベースから自社に合致した候補者がレコメンドされる仕組みとなっており、スカウト送信数にも上限がないため、積極的に接点を持つことができます。
とくに「まずは無料で始めたい」「限られた予算でピンポイントに人材を探したい」と考える企業には理想的な選択肢です。経験豊富な即戦力人材を対象とした採用活動にも適しており、ハイスキル人材との接点を築きたい場合にも有効でしょう。
中途採用に利用するサイトの選び方

中途採用サイトは種類も多く、どれを選べば良いか迷いやすい傾向にあります。採用に失敗しないためには、自社の状況や目的に合った選定が重要です。ここでは、選ぶ際に確認すべき5つのポイントを解説します。
採用ターゲットに合う媒体を選ぶ
中途採用では、「誰を採るか」を明確にしたうえで転職サイトを選ぶことが基本です。
年齢層(若手・ミドル・シニア)や職種(営業・技術職など)、雇用形態(正社員・契約社員・業務委託)によって、有効な媒体は異なります。また、必要なスキルや経験を整理しておくことで、より精度の高いマッチングが可能です。
「誰でもよい」ではなく「誰がほしいか」を具体化し、採用したい人物像を明確にすることで、適切な転職サイトを選びやすくなります。
採用手法を確認する
サイトによって、「掲載型」「スカウト型」「エージェント型」といったように、採用手法はさまざまです。まずはそれぞれの採用手法がどのようなものか、どのような場合に有効なのかを理解しましょう。
「掲載型」は求人情報をサイト上に掲載し、求職者からの応募を待つ反響型の手法です。一般的に「求人広告」と呼ばれるものが掲載型に該当し、多数の応募を集めたい場合に有効です。
企業から求職者に直接アプローチできるスタイルは「スカウト型」と呼ばれます。登録者のプロフィールを検索・選定して気になる求職者にスカウトメールを送る手法で、特定の人材にピンポイントでアプローチできます。
「エージェント型」は採用のプロであるエージェントが企業と求職者の間に入り、候補者を紹介してくれる手法です。採用リソースが足りない場合や、専門職を採用したい場合に適しています。
各手法のメリット・デメリットを比較し、自社の体制や目的に合う採用手法を利用できる転職サイトを選びましょう。
料金体系を確認する
転職サイトを選ぶ際には、事前に料金体系の違いを把握しておきましょう。料金体系は大きく「掲載課金型」「成果報酬型」「スカウト課金型」に分かれます。
「掲載課金型」とは、あらかじめ決められた掲載期間・掲載枠に対して料金を支払う仕組みです。応募者数にかかわらず、掲載期間が終了すれば契約も終了となります。
「成果報酬型」とは、求人への応募や採用が成立して初めて費用が発生する料金体系です。一般的には、求職者の理論年収の一定割合を報酬として支払います。
「スカウト課金型」とは、スカウトのメール送信や閲覧に対して都度課金される料金体系です。スカウト型の媒体で多く使われる課金方式で、転職サイトによっては初期費用が無料の場合もあります。
また、基本的な料金体系だけでなくライトプランやオプション追加、長期契約割引の有無も確認すべきポイントです。原稿作成や画像制作など、掲載料金に含まれる内容も事前に把握しておくと、後のトラブルを防げます。
費用の安さだけでなく、支払う対価に見合った成果が見込めるかという視点でコストパフォーマンスを比較しましょう。
掲載や運用に対するサポート内容を確認する
採用活動における転職サイト選びでは、求人掲載後の運用サポート体制も重要な判断基準です。とくに、自社に採用ノウハウや担当者の時間が限られている場合、手厚いサポートがあるかどうかは成果に直結します。
たとえば、応募状況のレポートや効果測定をしてもらえる転職サイトであれば、より効果的に採用活動を進められます。スカウト型転職サイトの場合は、スカウト文面のテンプレート提供や配信アドバイスの有無も確認しましょう。また、専任担当の有無、レスポンスの速さなども、転職サイト選びの際に見落とせない要素です。
サポート体制が整った転職サイトを選ぶことで、採用担当者の負担を軽減しつつ確度の高い人材との出会いにつなげられます。
同業他社の利用状況を確認する
転職サイトの選定では、同業他社や同地域の企業がどのサイトを利用しているかを把握することも有効です。自社と同じような条件で成果を出している企業があるかどうかを確認することで、転職サイトとの相性を見極めやすくなります。
たとえば、公式サイトや媒体資料で公開している導入事例や掲載実績、成功事例を参考にしたり、競合他社がどのような求人文面や写真を使用しているかを確認したりすることで、自社の差別化ポイントを明確にするヒントを得られます。
また、特定の業界での掲載実績が豊富な転職サイトであれば、その業界との親和性がある可能性が高いです。自社と同業種であれば安心して導入を進めやすくなります。そのため、掲載されている企業の傾向なども合わせてチェックしてください。
自社に最適な中途採用サイトを見極めよう
中途採用を成功させるには、自社に合った転職サイトの選定が不可欠です。各サイトの特徴や料金体系、サポート内容は大きく異なるため、掲載型・スカウト型・エージェント型といった採用手法の違いを理解し、自社の採用目的に合う転職サイトを選ぶことが重要です。
また、採用ターゲットの明確化や同業他社の活用状況を参考にすることで、転職サイト選定の精度はさらに高まります。まずは複数の転職サイトを比較し、資料請求や無料トライアルを活用して、自社に最適な転職サイトを見つけてみてください。
「Re就活」は、中途採用を強化したい企業におすすめの転職サイトです。専任のカスタマーサクセス担当によるサポート体制を整えており、中途採用に取り組む企業の採用活動を支援します。中途採用にお悩みの際は、ぜひ「Re就活」をご検討ください。

株式会社学情 エグゼクティブアドバイザー(元・朝日新聞社 あさがくナビ(現在のRe就活キャンパス)編集長)
1986年早稲田大学政治経済学部卒、朝日新聞社入社。政治部記者や採用担当部長などを経て、「あさがくナビ(現在のRe就活キャンパス)」編集長を10年間務める。「就活ニュースペーパーby朝日新聞」で発信したニュース解説や就活コラムは1000本超、「人事のホンネ」などでインタビューした人気企業はのべ130社にのぼる。2023年6月から現職。大学などでの講義・講演多数。YouTube「あさがくナビ就活チャンネル」にも多数出演。国家資格・キャリアコンサルタント。著書に『最強の業界・企業研究ナビ』(朝日新聞出版)。