HR用語の基礎知識
オンボーディングは新しい従業員が活躍できるようにする取り組みです。具体的な目的として、次があげられます。
オンボーディングには次のようなメリットがあります。
早期離職を防止し離職率を下げることができれば、新規採用のコスト削減につながります。
少子高齢化で人材確保の必要性に迫られている現在、新卒・中途ともに採用にかかるコストは増加傾向です。早期離職されると、これらにかかるコストが無駄になるうえ、さらに新たな求人コストが必要となります。
オンボーディングで企業への定着率を高めると、余分な求人コストがかからず、新入社員の働きにより採用コストの回収も見込めます。オンボーディングの実施を検討する際には、次のようなデメリットがあることもおさえておきましょう。
オンボーディング導入の手順をご紹介します。
オンボーディングは、入社前の内定者に対しても実施します。たとえば次のような施策があります。
入社後もオンボーディングは継続することで、より効果を期待できるようになります。
入社後は、早い段階で社風になじんでもらい、会社へのエンゲージメントを高める施策が中心となります。
中途採用の社員に関しては、企業への貢献を入社すぐの段階で求められることが多く、オンボーディングの施策が十分取られないことも考えられます。離職を防ぐには中途採用でもオンボーディングが重要と理解し、重点的に実施するよう注意が必要です。
オンボーディングで求める効果を得るためには、実施にあたっていくつかのコツがあります。