2025.11.10

株式会社アイネス様|カジュアル面談を活用し、第二新卒8人を採用

IT・通信

20代採用・通年採用

Re就活

株式会社アイネス様|カジュアル面談を活用し、第二新卒8人を採用
株式会社アイネス

株式会社アイネス

  • 業  種

    IT・通信

  • 事業規模

    1001人~

Re就活にて第二新卒8人を採用。母集団形成に成功し、定着性の高い若手採用を実現。

  • 課題・ニーズ

    新卒採用の目標達成が難しくなっており、従来のキャリア採用で取りこぼしていた20代の若手人材を採用したい

  • 活用したサービス

    Re就活

  • 効果

    目標の2倍にあたる8人を採用

当初抱えていた課題・ニーズについて

IT業界にて情報通信業を営む当社では、地方公共団体や民間企業のシステム構築の支援をしています。他社のベンダーと協力してシステム構築をするのが、システムインテグレーターである当社の役割です。

代表的なサービスは 年に発表した地方公共団体向け基幹業務システム「WebRings 」です。発表以来、多くの自治体様に導入いただき、運用・保守を通して長期的に活用いただいています。

当社の社是は「 造・和・挑戦」です 年の創業から60年以上経つ老舗企業ではありますが、常に挑戦を続け、会社と社員、会社とお客様との和を大切にし、新しいものをつくる喜びを見出すことをモットーに業務を推進しています。

 

採用では「なぜアイネスなのか」を自分の言葉で語れる人材を採用したいと考えております。その人の持つ良いところや、何を大事にしているかの価値観を引き出すためにも、適度に求職者の緊張をほぐせるように努めています。

 

当社では新卒採用とキャリア採用の二軸で採用活動を行っています。どの企業でも同じ状況かと思いますが、年々新卒採用で目標人数を採用することが難しくなってきました。

一方で、当社のような業界はキャリア採用では経験値を重視するため、比較的経験が少ない20代の人材は採用を見送るケースがあり、もったいないとも感じていました。

 

そんなときに学情の営業担当の方から第二新卒のことを教えてもらい、当社の持つ課題の解決にRe就活がぴったり合っていると感じました。第二新卒をターゲットにすれば、採用人数を増やせるのではという期待から、20249月よりRe就活を利用して第二新卒の採用を開始しました。

課題解決につながった学情のアドバイスと社内での取り組み

①想定を上回る8人の第二新卒を採用

Re就活を選んだ決め手は、他社と比較して圧倒的に20代若手の登録者数が多いことです。他社の求人媒体の場合、3040代の登録者もいますが、Re就活ではターゲットにしたい20代や第二新卒の登録者数が多く、狙っている層に接触しやすいと考えました。

また営業担当から、「第二新卒の方々は、1回目の就職でうまくいかなかったことに引け目を感じて、次こそは失敗しないぞという覚悟で就職活動に臨んでいる」 と聞き、人材の質の高さを期待できることもあり、導入に至りました。

実際に応募者と接した際も、自分のやりたいことが明確で、転職活動に前向きに取り組んでいる方が多いなという印象を受けました。

 

また、求職者に興味を持ってもらう施策として、営業担当のアドバイスをもとに、Re就活の求人ページに新卒社員や中途社員のインタビューや写真を掲載したほか、会社の福利厚生が伝わりやすくなるように月に一度、原稿の見直しをしました。

 

さらに、求職者に対してのヘッドハンティングでもアドバイスが役立っています。当社の利用プランでは毎月20通のヘッドハンティングメールの送付ができるのですが、営業担当から、当社の求人に「気になる」ボタンを押した求職者にメールを送ると効果が高まるのでは、というアドバイスをもらいました。実際に試してみたところ、応募件数が増え、入社につながった方もいます。

ヘッドハンティングのような仕組みは、こちらから求人情報を掲載して待っているだけではなく、プロアクティブに採用活動を行えるため、面白いなと感じました。

このように、営業担当は提案が多く、まめで、スピード感もあり、頼もしい存在です。教えてもらった通りに試してみたところうまくいったので、学情への信頼にもつながりました。

 

その効果もあり、当初の目標では100人程度の接触数を見込んでいたところ、実際は想定をはるかに超える269人からの接触がありました。掲載情報を更新したり、スカウトメールを出し続けたりすることで、応募者が途切れることはありませんでした。

 

カジュアル面談も140回実施し、内定通知は11人に出しました。そのうち入社に至ったのは8人でしたが、ほかの採用手法と比較して低い内定辞退率でした。

当初は半年で4人ほどが目標でした ので、この数字には満足していますし、コストパフォーマンスの面でも良い結果が出せました。

②カジュアル面談を強化し求職者の志望度を高める工夫

採用の目標を大きく伸ばせた要因のひとつとして、カジュアル面談の強化があると考えています。

当社ではカジュアル面談の応募があった場合、志望度が高いうちに面談を実施できるよう、翌営業日には日程調整を完了することを心がけています。

そのために、社内体制も調整しました。具体的には、応募者の日程調整や面接官の予約を専属で対応する人員を手配し、応募者から候補日があがってきたら面接官の予定を直接押さえられるような体制をとりました。

他社では23日後や翌週に日程調整を対応するケースが多いと聞いたので、その点で差別化できたことが成果につながったと考えています。

 

また、実際のカジュアル面談では、相手の話をなるべく聞き出すことを意識しました。

カジュアル面談には会社説明の側面もありますが、学生時代に取り組んだことや、どんな価値観を持っているのか、どういうことを考えてこれまで生きてきたかなど、本人の人となりを聞き出せるように質問の工夫をしました。

当社以外での転職活動の状況を教えてもらったり、カジュアル面談後の面接に向けてのアドバイスを伝えたりすることもありました。企業と応募者という立場を超えて、人と人」を意識して接することによって、会社が応募者に本気で興味を持っていることが伝わるよう、話し方も意識しています。

入社に至った方の中には、カジュアル面談が決め手になったという声もありました。

学情のサービスの評価について

Re就活を利用してみて、当初期待していたとおり若手の登録者が多く、応募人数や採用人数も大幅に想定を超えたので、サービス内容には満足しています。

また、これまで2ターム利用しましたが、採用単価も安く抑えられて助かりました。第二新卒の採用を試してみたい企業は、リーズナブルなプランで一度導入してみると、Re就活の良さを知っていただけるのではないかと思います。

 

当社では第二新卒の採用を開始した当初、キャリア採用担当チームがその業務を兼任していました。しかし、現在では従来のキャリア採用とは別枠として第二新卒採用を独立させ、明確に棲み分けを図る体制が整いました。採用における役割分担が整理され、採用活動をよりスムーズに進められるようになったこともメリットに感じています。

 

現在は第二新卒の入社時期を四半期に一度設定し、入社後3か月の技術研修を用意したことで、前職がIT業界以外でも新たな環境に挑戦する覚悟を持ってきていただいた方が早期に活躍できるような体制を整えることができました。

 

昨今、売り手市場が続いており、今後も人材獲得には苦労すると予想されます。新卒一括採用だけでなく、キャリア採用でも人材獲得に向けて努力する必要があると考えています。その点で、第二新卒という新たな採用の間口が広げられたことで、さらなる可能性を開くことができたと感じています。

人事担当者として、今後どのような採用活動を開拓していけるのかが楽しみです。

※記事内容は取材当時のものです(2025年8月)

株式会社アイネス
  • 会社名

    株式会社アイネス

  • 事業内容

    IT業界情報通信業

  • 所在地

    東京都中央区日本橋蛎殻町 1-38-11

  • HP

    https://www.ines.co.jp/