2026.08.18

転職博から対話を重ね、成長意欲のある若手3人の採用を実現

転職博から対話を重ね、成長意欲のある若手3人の採用を実現
株式会社エーアンドブイ

株式会社エーアンドブイ

  • 業  種

    商社

  • 事業規模

    ~50人

魅力訴求への苦戦から対面イベントに活路を見出す。ブースで話した社員と社長が同席するカジュアル面談で意欲を醸成し、若手3人を採用

  • 課題・ニーズ

    事業内容の専門性が高く、自社の魅力を伝えることに苦戦。イベントでの対話を起点に相互理解を深め、長く定着して成長する若手層を採用したい

  • 活用したサービス

    転職博、Re就活

  • 効果

    転職博への2度の出展で、合計約45人の着座を獲得
    業界未経験を含む、成長意欲の高い若手3人を採用

採用成果​

  • イベント面談数45
  • カジュアル面談6
  • 内定3
  • 入社3
  • 転職博への2度の出展で、合計約45人の着座を獲得

当初抱えていた課題・ニーズについて

当社は、学校やホール、劇場、公共施設など、多くの人が集う空間で、音響映像設備の設計や施工、保守を手掛けています。単に機器を販売して設置する会社ではありません。「聞こえる」「見える」「伝わる」環境をつくり、お客様の期待を超える価値を提供することで、その先にいる多くの方々と夢や感動を共有することを目指しています。

 

名古屋を中心に中部地方を主要エリアとし、市場拡大を目的に2024年には東京営業所を開設しました。下請けではなく元請けとして、お客様と直接コミュニケーションを取りながら仕事を進めるスタイルが当社の特徴です。

 

これまでの採用活動では、専門学校への訪問による新卒採用や、ハローワークを通じた中途採用を行ってきました。若手や第二新卒層を獲得するためにWeb媒体を活用したこともありますが、応募対応の工数がかかる一方で、期待した成果には結びつきませんでした。

 

また、採用に至っても、会社側が仕事内容や仕事の厳しさを十分に伝え切れておらず、入社後に「想像していた仕事と違った」というミスマッチが生じることもありました。人材が定着しなかった原因を本人だけに求めるのではなく、採用する側の伝え方や向き合い方にも課題があると考え、採用プロセスそのものを見直すことにしました。

 

採用活動が難航していた背景には、当社業務の専門性の高さがあります。未経験の求職者に対して、仕事の具体的な中身や魅力を正確に伝えきれていませんでした。加えて、以前は自社の良い部分ばかりを伝えてしまっていたことも、入社後のミスマッチを生む要因になっていました。どんな会社でも、業務上の大変さは存在するため良い面だけでなくリアルな部分も含めて、会社の等身大の姿を求職者にどう伝えていくかを考える必要がありました。

 

そこで、仕事の内容や魅力を分かりやすく伝えるための新しいアプローチを探し始めました。以前からテレビCMなどで若手採用に強い学情の存在は知っており、対面で直接話せるイベントであれば、自社だけでは難しかった「仕事の魅力を適切に言語化して伝える」という課題も解消できると考え、学情のサービスを導入することに決めました。

課題の解決に向けた取り組み

①周囲と同じことをしない、黒を基調としたブースづくりで順番待ちの行列を形成

転職博への出展は、当社にとって初の試みでした。出展前に実際の会場を見学したところ、どの企業も華やかなブース装飾を行っており、同じように派手にしては埋もれてしまうと考え、あえて周囲と真逆のアプローチを選びました。

 

音響映像業界のイメージに合わせて黒を基調とした装飾を施した結果、華やかなブースが並ぶ会場内でかえって強い存在感を放つことができたため、会場内でも目を引き、多くの求職者に足を止めてもらえるブースとなりました。

 

さらに、ブースで配布するツールも一新しました。従来の会社案内は業務内容や導入事例を並べているだけで、業界未経験者が飛び込みたいと思っても仕事のイメージが湧きにくいものでした。そこで、学情の営業担当からアドバイスをもらい、採用を強く意識したパンフレットを新たに制作しました。

 

具体的には、顔写真付きの先輩社員インタビューを載せ、どのような経験を積めば何年後にどうなれるのかというキャリアパスを豊富に盛り込みました。分かりやすい言葉で当社の魅力を言語化するプロセスは、改めて当社の強みを整理するきっかけになり、その後の面談で伝える際にも役立ちました。

 

また、当日のブース運営における体制も工夫しました。求職者が親近感を持てるよう、年齢の近い現場の若手社員や、人と話すことが大好きなメンバーを配置。担当するメンバーにはありのままを話すよう伝え、仕事の良い面だけでなく、リアルな部分も含めて等身大で説明することを徹底しました。

 

これらの取り組みの結果、2回の出展で合計約45人の着座を獲得できました。ブースの空席がほとんどない状態が続き、特に2回目の出展時には順番待ちの行列ができるほどの反響がありました。さらに、九州などの遠方から名古屋の会場まで足を運び、ピンポイントで当社のブースを訪れてくれる求職者も現れるなど、極めて高い意欲を持った若手層との接点を作れました。

②ブースの若手社員がカジュアル面談に同席し、選考の連続性を担保

転職博後の選考プロセスも、柔軟に見直しを行いました。これまでは音響や映像の基礎知識、あるいは基礎学力を測るための筆記試験を実施していましたが、学情の営業担当から「筆記試験があることで敬遠してしまう若者も多い」とアドバイスを受け、廃止しました。専門的な知識がどれくらいあるかといった点は、対話を通しても十分に確認できます。試験の結果ではなく、お互いの理解を深めることを最優先にする選考スタイルへと切り替えました。

 

イベント後は、希望する求職者に本社へ来てもらい、社長自らがカジュアル面談に参加しました。中小企業にとって、一人の採用は会社の将来を左右する重要な経営課題です。だからこそ、採用担当者だけに任せるのではなく、経営者自身が会社の考え方や将来像、仕事の厳しさまで直接伝えることが大切だと考えました。他社と同じことをしていては、自社の魅力は伝わらないという思いもありました。

 

さらに、面談の場には転職博のブースで対応した若手社員にも同席してもらいました。イベントからのつながりを持たせることで、求職者がいきなり社長と1対1で向き合う心理的なハードルを下げ、見知った顔がいる安心感のなかでリラックスして臨めるように配慮しました。実際の面談では、こちらから根掘り葉掘り質問して堅苦しくなるのを避け、素の人間性を引き出すコミュニケーションを心がけた結果、お互いの人となりを深く理解し合えました。

学情の営業担当・サービスに対する評価について

①営業担当に対する評価

初めてのイベント出展で手探りの状態でしたが、ブースの装飾や採用パンフレットの制作についても、細かいところまで具体的なアドバイスをもらえました。パンフレットを作る際には、若手に響く表現方法や中身の見せ方まで丁寧に教えてもらい、良い結果につながったので大変助かりました。

 

また、Web媒体活用でのアドバイスも大きな気づきになりました。応募があった際、従来は求職者に返事をもらえない場合はそこで諦めてしまっていましたが、営業担当から「諦めずにもう少し連絡を密にして、相手がこちらを見てくれるような活動をしてください」とアドバイスを受けました。これまでのやり方とは違う、新しい視点で求職者へ働きかける重要性を知るきっかけになりました。

②サービスに対する評価

転職博の活用を通じて、これまで接点を持つことが難しかった若手層に対して、当社を知ってもらうきっかけができました。実際にブースへ来てくれた求職者は、しっかりと当社のことを理解した上で来てくれるので、意欲の高さを実感しています。

 

また、採用パンフレットの制作やブース装飾などの準備を進めるプロセス自体が、改めて当社の魅力や仕事の意義、キャリアパスを言語化し、整理する良い機会になりました。ここで会社の魅力を分かりやすく言葉にして伝えられた経験は、今後の採用活動でも十分に生かしていけると感じています。

 

結果として、2回の出展を起点に3人の内定・入社につながりました。入社した3人は、仕事に対して前向きな姿勢があり、現場で学びながら成長したい意欲が共通しています。全くの異業種からの未経験者もいましたが、他の社員や先輩からも評価が高く、現在も活躍しています。

 

今回の採用活動を通して、採用には一定の費用がかかりますが、単に求人を掲載するだけではなく、自社の魅力を整理し、求職者一人ひとりと丁寧に向き合うための必要な投資だと考えるようになりました。

 

今回、3人の入社につながり、その全員が現場で前向きに活躍している姿を見て、意味のある投資だったと実感しています。

今後の展望

今回の採用活動を通じて、最後はやはり、人と人とが直接向き合い、言葉を交わすことが大切だと改めて実感しました。採用は、単に人数を確保するための活動ではありません。会社の理念や将来像に共感し、共に成長し、次のエーアンドブイをつくっていく仲間と出会うための重要な経営活動だと考えています。

 

今後も対面イベントへの出展を重視し、仕事の魅力だけでなく、仕事の責任や厳しさも含めた当社の等身大の姿を、若い世代に分かりやすく伝えていきます。

 

あわせて、ホームページ全体をリニューアルし、採用ページの充実にも取り組みます。未経験であっても、素直に学び、失敗を恐れず挑戦し続けられる人が、安心して一歩を踏み出せる環境を整えていきたいと考えています。

 

人が成長することで会社が成長し、会社の成長がお客様への新たな価値につながる。これからも、一人ひとりの可能性を信じ、未来を共につくる仲間との出会いを大切にしていきます。

※記事内容は取材当時のものです(2026年6月)

株式会社エーアンドブイ
  • 会社名

    株式会社エーアンドブイ

  • 事業内容

    ■業務用音響機器・映像機器・照明機器のシステム設計、販売、施工、保守業務■PC機器及び関連商品の販売、施工、保守業務■電気工事・電気通信工事及び機械器具設置工事

  • 所在地

    愛知県名古屋市千種区城木町二丁目98

  • HP

    https://aandv.co.jp/