2025.12.29
大起水産株式会社様|店舗展開地域の「就職博」参加で母集団形成に成功。学生との距離感にこだわった若手人事担当者の取り組み
大起水産株式会社
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業 種
販売・小売
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事業規模
1001人~
関西エリアで店舗展開をする地元知名度の高い企業。イベントで学生との接点を増やし、大卒求職者の母集団形成に成功。学生との距離感の取り方に注力した他社にはないアプローチを用い、新卒採用実績を伸ばす。
課題・ニーズ
大学生の就活についてのナレッジが不足しており母集団形成に苦戦
活用したサービス
Re就活キャンパス、就職博
効果
年間5~8人の大卒者を採用
当初抱えていた課題・ニーズについて
大起水産株式会社は魚食を中心とした外食・小売り事業を行っています。
日本人には昔からお祝い事などでの魚食文化がありましたが、近年は核家族化が進み、若年層の魚離れが進行しています。当社では魚食文化を守ることを会社の意義として、鮮度よく魚を食べてもらうための事業を展開しています。
「鮮度がごちそう」というミッションを掲げ、通常は魚を釣り上げてからスーパー等に届くまで1週間〜10日ほどかかるところを、リードタイムを短縮し、1~2日以内に届くよう漁港と提携しています。
そのため現在は、拠点のある関西エリアのみで店舗を広げています。
私は大卒入社した20代の社員です。人とコミュニケーションを取る仕事がしたいと思い、当初は店舗での接客業務に当たっていましたが、そのうち「人の人生とより密に関わりたい」と考えるようになり、人事にキャリアチェンジした経緯があります。
とくに、自分自身が学生時代にインターンシップや合同企業セミナーを経験して得たものを活かして実務に当たるように心がけています。
また、一般的には人事や採用は中堅社員が担当することが多いというイメージがありますが、私の場合は20代で比較的若手なので、それを活かして学生との距離感の近さを意識して採用活動を行っています。
当社では以前から高卒や専門学校卒の採用と、アルバイトからの社員登用を中心としており、大卒採用に関してナレッジがありませんでした。高校や専門学校では先生とのつながりから母集団を形成していましたが、大学とは接点がなく、就活中の大学生にどうアプローチし母集団を形成するかが課題でした。
そんなとき、大阪で開催された転職博をきっかけに学情を知り、Re就活キャンパスや就職博であれば大卒にアプローチできると考え、サービスを導入しました。

課題解決に向けて学情に期待したこと・社内での取り組み
①店舗展開地域で開催される就職博で母集団形成
母集団形成のために目をつけたのが、学情が行っている合同企業セミナーの「就職博」です。
就職博は複数回開催されていて、1日の来場者数も多く、就活中の学生と直接会う機会を圧倒的に増やせると考えたからです。
当社の場合、関西エリア限定で店舗を展開しているため、関西で行われる就職博に出展しましたが、地元の学生との接点が増えたことはもちろん、自社の認知度が高いこともわかりました。
中には、当社を目的に就職博に参加する学生もいるほどです。おかげさまで、志望度が高い学生と出会え、一度の出展で選考に1〜2人が進み、年間5~8人の採用につながっています。
就職博でのブースづくりでは、学生の目に見える情報を増やすことを心がけています。例えば、給与・待遇や社内制度などの情報をブース内で目に見える情報として展示し事前に会社への納得度を高め、イベントの限られた時間で企業理解を深める取り組みをしています。
当社の場合は関西にしか店舗がないことと、入社時に勤務地を確約していること、福利厚生でお休みの制度が増えたことを、学生に伝えています。
そのうえで、互いのミスマッチを防ぐために、席についてくれた学生には「自分の大切な人に自社の商品を提供できるか」という当社の企業理念を必ず伝え、学生、企業双方にとって有意義な時間を過ごせるように心がけています。
また、就職博に参加する学生は、事前に知識を入れて就職活動に臨むような真面目な人が多く、質も良いと感じました。過去には専門的なスキルを持った学生と出会い、入社が決まったこともあります。Re就活キャンパスはさまざまな経歴がある学生が登録しているので、ほかの媒体にはない出会いがあると実感しています。
学情側でも学生向けの相談ブースを設けており、学生が気軽に相談できる身近な窓口としての役割を担おうとする姿勢に、非常に好感が持てます。真摯なイベントづくりは、長年の実績がある学情ならではと言えます。
②学生に寄り添った選考フローで信頼を獲得
選考では、学生の不安を解消することに重きを置いています。
当社の選考フローには2回の面接がありますが、私が担当する一次面接は学生の住まいの最寄り駅のカフェ等に赴いて実施しています。忙しい就活中に何度も当社に来てもらうのは大変ですし、当社との距離の近さを感じてもらえると考えたからです。
また、これから入社する可能性がある会社との面接なので、多くの学生が緊張しています。あらかじめジャケットもネクタイもなしで大丈夫だと伝え、こちらも硬くなりすぎないように意識しています。
これらの取り組みは自身の経験から独自に始めたことですが、「ここまでしてくれた人事担当者はいなかった」というお声をいただきます。とくに、「採用担当者のSさんがいたから当社に決めた」と言われたときは、採用担当者としてのやりがいを感じる瞬間でした。
スカウトメールを送る際もテンプレートにならないように、一人ひとりの経歴を見て文面を作成するようにしています。就活に対する考えや、趣味のような個人的なことも拝見し、それぞれに寄り添った文章を送るよう意識しました。
メールを機械的に送っているわけではないことや人の温かさが伝わった結果、応募につながったと思います。
当社の場合は配属先を決めてから入社するため、内定前の職場見学会にも力を入れています。当社が運営する店舗や作業所を見学し、職場やそこで働く人々の雰囲気を見てもらいます。学生の不安を解消する目的で行っています。
職場見学会は内定前の学生から必ず希望があり、今年入社した社員の中には8店舗も見学した者がいたほどです。
そのため、当社も学生が納得するまでスケジュールを組むようにしています。通常は応募から2週間以内で内々定を出すようにしていますが、不安を解消してから入社いただくことが、何より重要だと考えているため、職場見学会の回数やスケジュールによっては長くて1か月程度かかる場合もあります。

学情の営業担当に対する評価について
学情の営業担当はスピード感があり、メールや電話に対して即日で対応してくれることがほとんどです。
就活のトレンドを把握しているため、学生に響くキーワードを具体的に教えてもらった際は、求人情報の原稿の調整に役立ちました。
ほかにも疑問点や相談事項があれば都度問い合わせをしますが、臨機応変に対応してくれます。相談しやすい雰囲気づくりや、その都度的確なアドバイスをもらえて、採用担当としては心強いです。
何より就職博では営業担当が積極的に学生に声かけをしてブースに連れてきてくれたのが印象的です。実際にそこから採用につながることもあり、感謝しています。
現在は就職博を中心として母集団を形成していますが、今後はそれを維持しつつ、Re就活キャンパスからのWeb導線も強化し、より多くの学生と接点を持ちたいです。
採用活動では「量・質・コスト」が課題になりますが、量は学情を利用することでかなり解決できました。コストも当初想定していた採用単価を下回り、リーズナブルなサービスだと感じています。
今後は量を維持しながら質にもこだわりたいです。当社の企業理念に共感できる学生をより多く獲得し、新卒社員の定着率を上げたいと考えています。

※記事内容は取材当時のものです(2025年9月)
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会社名
大起水産株式会社
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事業内容
全国漁港からの直送鮮魚を中心とする魚介類、テイクアウト寿司、惣菜の小売、回転寿司店の運営
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所在地
大阪府堺市北区中村町607-1
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