人事の図書館magazine2023年1月号

2024年卒 就職人気企業ランキング 結果発表!

伊藤忠商事が5年連続1位に輝く。2位任天堂、3位講談社と続き、コンテンツ事業に強い企業が人気を集める。

 総合ランキングでは伊藤忠商事が5年連続で1位に。朝型勤務などの働き方改革でも注目を浴び、弊社をはじめ各就職情報会社の就職人気企業ランキングでも上位の常連として名を刻むなど、学生の支持が厚い同社がトップの座をキープした。また、世界情勢が不安定になる中、資源価格が高騰。資源を扱う総合商社は業績が好調で、三菱商事が17位(前年49位)、住友商事が47位(同83位)、三井物産が91位(同98位)など、ランクアップが目立った。
 続く2位には任天堂が前年5位から3つ順位を上げてランクイン。半導体不足などの苦境はありつつも、携帯型ゲーム機「Nintendo Switch」が世界販売台数1億台を突破。2022年9月の発売後、大ヒットを記録した『スプラトゥーン3』、巣ごもり需要下で話題となり、根強い人気を誇る『あつまれ どうぶつの森』など、幅広い層に支持されるゲームを提供する同社が人気を博した。
 3位にランクインしたのは講談社。さらに集英社が5位、KADOKAWAが12位、小学館が14位と前年に続き出版社の人気も高い。各社はコミックの電子化・アプリ化などデジタルシフトを加速させるほか、人気キャラクターの権利ビジネスなど、既存の紙媒体に留まらない事業に力を入れている。スマートフォンの普及や巣ごもり需要などを通してデジタルコンテンツを享受する生活が一気に浸透。出版各社への投票理由は「やりたい仕事ができそう」という理由が目立ち、学生としても提供される側ではなく提供する仕事に携わりたいという思いが強いようだ。デジタル化をけん引するIT業界もランクアップが目立ち、15位のSky(前年26位)を始め、トップ200内に13社がランクイン。うち9社が前年からランクアップしている。「コンテンツ」「デジタル」が、就職先選びの1つのポイントになっていると言えそうだ。
 4位には味の素がランクイン。学生に馴染みのある商品を扱う食品メーカーが例年に続き人気を集め、6位のアサヒ飲料、20位のロッテのほか、計27社がトップ200位入りを果たした。

観光関連業が復活の兆し。オリエンタルランドが9 位、JTB グループが13 位に。

 行動制限の緩和も進み、2022年は3年ぶりに日本各地でお祭りや各種イベントが開催された。そうした外出先で楽しむ機会の増加とともに、今年のランキングで目立つのが観光関連業のランクアップだ。オリエンタルランドは前年33位から9位に、JTBグループは同31位から13位へとジャンプアップ。2社とも2010年卒~2021年卒の就職人気企業ランキングにおいてトップ10入りを続けてきた上位常連企業だ。コロナ禍で22年卒、23年卒では順位を落としたが、24年卒のランキングで復活を印象付けた。
 2022年10月11日より国外からの入国者数の上限が撤廃されるなど、インバウンド需要の回復が期待される中、ANA(全日本空輸)は49位(前年121位)、JAL(日本航空)は77位(同152位)と航空大手2社がトップ100内に返り咲いた。ともに客室乗務職を含めた2024年卒採用の実施を発表しており、学生からの注目度が今後いっそう高まりそうだ。ほかにもホテル・ブライダルのPlan・Do・Seeが28位(同295位)、レジャー施設の東京ドームが46位(同128位)などジャンプアップした企業が目立つ。

文系男性では伊藤忠商事、任天堂が、文系女性では講談社、集英社が前年に続きワンツーフィニッシュを飾る。

 文系男性ランキングでは前年と同じく1位伊藤忠商事、2位任天堂。伊藤忠商事は実に9年連続の1位だ。文系男性ランキングでは業種に目立った偏りはなく、トップ25に15業種がランクインした。
 文系女性は1位講談社、2位集英社と、出版2社が前年に続きワンツーフィニッシュを飾った。14位の博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ、15位のポニーキャニオン、16位の東宝などマスコミ(新聞・放送・広告・出版・芸能・エンタメ)に人気が集中し、トップ25内に9社がランクインした。

理系男性はゲーム・IT・電気機器に人気が集中。理系女性は味の素が5 年連続で1位。例年同様、食品が独占。

 理系男性ランキングの1位には前年から2つ順位を上げた任天堂が輝いた。続く2位のソニーグループもゲーム分野に強みを持つ。ゲーム業界は前年から3社増え、6社がランクイン。9位のセガ、12位のカプコンなど大きく順位を伸ばしてランクインする企業も目立つ。IT業界も人気が高く、3位のSkyを始め計6社がランクイン。電気機器メーカーも6社がランクインし、この3業種に人気が集中した。
 理系女性ランキングは6年連続で味の素が1位に。フードビジネスも含めるとトップ25のうち21社が食品関連業界だ。2位の資生堂を始め、医薬品・化粧品・日用品業界も3社がランクイン。例年同様、理系女性ランキングではこの2業種が上位を占めている。
<調査概要>
■調査対象:2024年3月卒業予定の全国大学3年生、大学院1年生
■調査期間:2022年4月1日(金)~2022年10月31日(月)
■調査方法:
(1)あさがくナビ登録学生へE-MAILにて告知。
   Web上の入力フォームによる回収。
(2)弊社主催のイベント来場学生へのWeb入力フォームによる
   アンケート調査及び回収。
■回答方法:選択式(最大5社)
■有効回答:8,345名

<ランキング算出方法>
回答学生の所属する学校所在地および文理・男女で12区分を設定、文部科学省統計情報より男女文理別の学生数を推計し、ウエイトバック処理の母数とした。これに回答数を対比させウエイトバック値を算出。ランキング1位を100ポイントとした相対値によって2位以下のポイントを算出した。

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