株式会社ダンロップタイヤ
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業 種
専門商社(自動車・輸送機器)/専門店(自動車関連)
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事業規模
1001人~
数年前から新卒採用に苦戦。エリアごとに分かれていた販売会社が、2024年1月に統合したことをきっかけに、第二新卒の採用を開始。営業担当からのアドバイスをもとに、スピード感を重視して選考を行い、第二新卒採用の初年度から11人の採用に成功した。
課題・ニーズ
新卒採用に難航しており、若手のキャリア人材を採用したい
活用したサービス
Re就活、転職博
効果
2024年度は10月~2月の採用活動でRe就活から8人、転職博から3人採用
当初抱えていた課題・ニーズについて
株式会社ダンロップタイヤは、住友ゴム工業株式会社の100%出資子会社として、「DUNLOP(ダンロップ)」「FALKEN(ファルケン)」ブランドのタイヤを国内で販売しています。法人向けの卸売と一般消費者向けの小売(店舗運営)が事業の柱です。
2024年1月には、それまで地域ごとに独立していた国内11の販売会社が統合し、現在の体制となりました。「一緒に挑戦、一緒にやり切り、一緒に成長する」をスローガンに掲げ、チームワークを大切にする文化を育んでいます。採用活動においても、求職者の方を「お客様」と捉え、良い面も悪い面も正直にお伝えし、ミスマッチのないよう誠実に向き合うことを心がけています。
統合以前は、各社では中途採用にあまり注力しておらず、ハローワークなどを利用した限定的な採用が中心でした。新卒採用は各社で行っていましたが、ダンロップというブランド力はあるものの、それが当社への応募に直結せず、数年前から計画人数の確保に苦戦していました。
統合を機に全国的な採用戦略を見直す中で、新卒採用だけでは将来の組織バランスを考えた若手人材の確保が難しいという課題が明確になりました。そこで注目したのが「第二新卒」です。以前、新卒採用の件でやりとりしていた学情の営業担当から第二新卒市場について聞いていたこともあり、本格的に検討を開始しました。
様々な媒体の中でも、Re就活は第二新卒層に特化しており、効率的なアプローチが可能だと考え導入を決めました。

課題の解決に向けて取り組んだこと
①選考はスピード重視、1か月以内に内定出し
第二新卒採用を開始するにあたり、学情の営業担当から最も強くアドバイスされたのが「選考スピードの重要性」でした。
転職活動中の求職者は、複数の企業を同時に受けていることが多く、先に内定が出た企業に決めてしまう可能性が高いとのことでした。新卒採用のように時間をかけて関係性を築くアプローチとは異なり、スピーディーな対応が求められると実感しました。
当初は応募から内定承諾まで1か月以内を目標としましたが、実際にはもう少し時間がかかることもありました。それでも、可能な限り1週間以内に次のステップに進めるよう、社内連携を密にし、迅速な対応を心がけました。このスピード感の意識は、第二新卒採用を成功させる上で非常に重要だったと感じています。
②本音を引き出すカジュアル面談でミスマッチを防ぐ
Re就活導入を機に、本格的に取り入れたのが「カジュアル面談」です。それまでは選考途中のフォローとして面談を行うことはありましたが、選考前に実施するのは初めての試みでした。Re就活の管理画面上でカジュアル面談の設定を行えたため、スムーズに運用を開始できました。
面談の冒頭では、「これは面接ではないので、本音で話してください」とお伝えするようにしています。そうすることで、求職者の方も構えずに、前職を辞めた本当の理由や仕事に対する価値観などを正直に話してくれます。私たちも、良い面だけでなく、当社の業務で大変な部分や、必ずしも求職者の希望に沿えない可能性のある点などを率直に伝えます。
この相互理解のプロセスが、入社後のミスマッチを防ぐ上で非常に効果的だと感じています。面接では見えにくい「本音」の部分を確認できる貴重な機会となっています。
③採用成果:初年度11人採用、入社者が新卒をリード
Re就活を活用した初年度(2024年度)は、Re就活のWebサイト経由で8人、転職博経由で3人の合計11人の方に入社していただくことができました。これは、新卒採用だけでは達成できなかったであろう人数であり、第二新卒採用への注力が早速成果につながったと感じています。
入社時期については、4月入社を推奨しました。新卒社員と一緒に研修を受け、同期の絆を深められるメリットを伝えたところ、11人中8人が4月入社を選択されました。残りの3人は、早期の入社を希望され、4月を待たずに業務を開始しています。
実際に入社された第二新卒の社員は、社会人経験がある分、ビジネスマナーもしっかりしており、研修での吸収も非常にスムーズでした。その中で特に目立ったのは、新卒同期の中で自然とリーダー的な役割を担い、周りを引っ張ってくれている点です。
年齢が近い先輩として、新卒社員にとっても頼れる存在となっており、チーム全体の早期立ち上げに貢献してくれています。現場からの評判も良く、第二新卒採用の手応えを強く感じています。今年度もRe就活での採用活動を継続しており、8月後半からの掲載で既に応募は100件以上あります。

学情の営業担当・サービスに対する評価について
①ターゲット層の質と求職者のレスポンスの良さ
これまで様々な採用媒体を利用してきましたが、Re就活は当社のターゲットである第二新卒層が多く登録している点が最大の魅力だと感じています。応募者の質も高く、特にコミュニケーションのレスポンスが早い方が多い印象です。面接日程の調整や連絡事項への返信などがスムーズに進むため、採用活動全体の効率化にもつながっています。
転職博についても、昨年は東京・大阪で参加しました。Web媒体ほどの内定実績にはまだ至っていませんが、会場は活気があり、多くの求職者と直接対話できる貴重な機会となりました。特にブースでの個別面談形式は、相互理解を深めるのに有効だと感じています。
②採用成功まで伴走してくれる営業担当の存在
学情の営業担当のサポート体制には、大変感謝しています。単にサービスを提供するだけでなく、当社の採用目標達成に向けて、まるで当社の一員のように伴走してくれていると感じます。
定期的なミーティングでは、目標数値に対する進捗を確認し、具体的なアドバイスをいただいています。例えば、応募から内定までの歩留まりについて課題があった際には、目標数値を設定した上で、スカウト機能の効果的な活用方法などを具体的に指導していただきました。
さらに、全国のエリア担当者の選考基準にばらつきがあるのではないか、と相談した際には、担当者向けの勉強会を企画・実施してくださり、採用基準の統一にもつながりました。
時には「面接ではこのようにした方がいいですよ」、「イベントでの面談に時間をかけすぎですよ」といった指摘を受けることもありますが、それも当社の採用成功を真剣に考えてくれているからこそだと受け止めています。
もう一人の採用担当も、「他の媒体の営業担当と比べても、学情の担当者には一番引っ張ってもらっている感覚があり、安心して任せられる」と話しています。まさに「至れり尽くせり」のサポートだと感じています。
③今後の展望と学情への期待
今後の課題としては、地方エリアでの採用強化が挙げられます。Web経由の応募も、どうしても東名阪や九州などに偏りがちで、北陸など応募が少ない地域もあります。当社は全国各地で活躍の場がありますので、このことは引き続き広く伝えていきたいと考えています。
また、自動車・タイヤ業界は変革期を迎えており、従来のやり方にとらわれず、新しい仕事や働き方に柔軟にチャレンジできる人材を求めています。今後は、Re就活を通じて、そうした変化を楽しめる意欲的な若手人材との出会いを増やしていきたいです。
他社に学情のサービスを勧めるとしたら、やはりターゲット層の質と、手厚い営業担当のフォロー体制を挙げます。特に、採用活動に十分なリソースを割けない企業や、第二新卒採用に初めて取り組む企業にとっては、学情の伴走支援は非常に心強いはずです。
今後も良きパートナーとして、当社の採用活動を支えていただくことを期待しています。

※記事内容は取材当時のものです(2025年10月)
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会社名
株式会社ダンロップタイヤ
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事業内容
自動車用品販売
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所在地
東京都江東区豊洲3丁目3番3号(豊洲センタービル)
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HP