2025.08.25
明和建材株式会社様|一般認知の低い「サッシ屋さん」
求職者に直接会うことで魅力が伝わり第二新卒採用に成功!
建設・不動産
キャリア(経験者)採用
Re就活
転職博


明和建材株式会社
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業 種
建設・不動産
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事業規模
~50人
認知度の低いサッシ業界で若手採用に苦戦。転職博で直接魅力を伝え、カジュアル面談を経て第二新卒2名を採用。
課題・ニーズ
社員の高齢化が進む中で、仕事にやりがいを感じてくれる若手を採用したい
活用したサービス
転職博、Re就活
効果
20代の第二新卒を2人採用
当初抱えていた課題・ニーズについて
当社は新大阪を拠点に、昭和53年6月の創業以来40年以上にわたって、金属製建具の設計、施工、管理、メンテナンスを一貫して請け負っている会社です。LIXILの総合指定代理店の協力会・LB会員として、Premium会員表彰された実績もあります。
社員数は19人ですが社員の高齢化が進んでおり、一番厚い層が50代、ついで60代、40代、それより若い層は少し開きが出てしまい、20代、30代が若干名という構成です。
ある程度は特殊な技術や経験が必要な業界ではありますが、金属製建具に特化した会社なので、建築業の経験者でも一から学ぶことがほとんどです。そのため、経験が少ない人でも入社後に学んでいただけるような体制を整えています。
当社のような金属製建具の販売、設計を行う施工会社、いわゆる「サッシ屋」は、少々ニッチな分野になります。おそらく、若い人で「サッシ屋」をピンポイントで志望する人はほぼいないのではないでしょうか。一般的に認識されにくい業種のために、どうしても志望してくれる人材が圧倒的に少ないと感じています。
これまでも求人サイトに掲載して人材獲得に取り組んでいましたが、応募者の数自体が少なく、応募者の年齢層も高い傾向にあったため、思うような採用ができていませんでした。
今後、事業を継続するためにも、この仕事にやりがいを感じてくれる若手人材の確保は必要ですし、なかなか認識されにくい中でどうやって当社を知ってもらうのかが一番の課題だと感じていました。

課題の解決に向けて、学情に期待したこと
①ニッチな業界だからこそ、イベントで直接会うことで魅力を伝えられる
今回、2月に開催された転職博に参加しました。昨年末に転職博のことを知ったのですが、ちょうど社内でも「採用のためのイベントに参加するのはどうか」という意見が出ていたタイミングでもあったので、チャレンジしてみることにしました。
参加の決め手になったのは、直接求職者と会って話ができるというところです。ニッチな業界であるからこそ、実際に会社の雰囲気を感じ取ってもらったり、社員と話してもらったりすることで、当社の良さを理解してもらえるのではないかと考えました。
また、転職博を通して初めて「第二新卒」という言葉を知りました。社会人経験があり、かつポテンシャルの高い20代を獲得できる可能性があることに強く興味を惹かれました。
業界的には新卒より経験者を獲得したいという思いがあるのですが、社内でも今まで苦労されている第二新卒のような人材を魅力的に感じるという意見が多く、むしろ当社にマッチしているのではないかと想定し、より転職博への参加に前のめりになっていきました。
②会社の打ち出し方を見直す良い機会に
転職博への参加が決まったのが12月末だったのですが、開催日まで1か月しかないという状態でのスタートでした。
合同企業セミナーや大きなイベントに参加するのは初めてだったので、資料の作成もほぼゼロから。イベント準備も何から手をつけていいのかわからなかったのですが、学情の営業担当さんにアドバイスやコメントをもらいながら準備を進めました。
資料の作成は、自分たちの会社のことをあらためて見直す良い機会となりました。社内の制度や会社のあり方をひとつずつ見直していくことで、「求職者にはこの部分をわかりやすく説明しよう」「今こうしているけれど変えたほうが良さそうだ」という課題も見えてきました。
人数の少ない会社ですので、これまで細かいルールを決めていなかった社内ルールや制度も多く、このタイミングで細かな線引きをし、内容を明文化しました。また、社長がどんな信念をもっているかについても、社員同士で声に出してすり合わせを行いました。準備の中でも、このような整理に一番時間がかかったと思います。
また、制度を整理していく中で、さまざまな福利厚生があることが当社の強みになるのではないか、ということにも気がつきました。
たとえば、クリスマスには社員にケーキをプレゼントしたり、社員の誕生日には家族との食事代を支給したりするというような福利厚生もあります。あらためて文章にすると、当社独自のものがたくさんあるので、社内で話し合い、求職者に強く打ち出していこうと考えました。
実際に転職博では、福利厚生に興味を持ってくれる求職者も多かったです。こういったキャッチーな話題があると話のきっかけになり、いきなり仕事の話をするよりもコミュニケーションがとりやすいなと感じました。
ニッチな業種であるからこそ、業務以外で興味がひける話題をつくれて、最初のつかみとして非常に効果的だったと思います。
③カジュアル面談に10人、想定外の良い反響
転職博当日は、他社さんも力が入っていて、イベント全体がとても活気に包まれていました。20代の人たちの転職活動を目の当たりにし、実情を知れたのも新鮮でした。
実際に参加してみて、非常に良かったです。
ブースでは参加者の感触が良かったので、予想通り、イベント形式の採用手法は当社に合っていると感じました。実際に、転職博を終えるとすぐにカジュアル面談の予約が入ったので、想定外の良い反響を得られました。
当社としてはカジュアル面談自体も初めてだったので、どのように進めればいいのか不安に感じることもありましたが、ミスマッチをなくすことが一番大切だろうと考え、なるべく普段の我々の姿を見ていただくことを心がけました。
社長にも参加してもらい、考え方や社風を知ってもらうことも意識しました。
カジュアル面談の参加者が10人で、そのうち面接の応募に進んだのが8人です。これまでは面接に進んでいただける方を集めるのも大変だったので、こんなに関心を持ってくれたんだという喜びがありました。「どの方を採用しようか」と悩むほど、魅力的な人材に出会うことができました。
最終的に今は2人の20代の人材が当社で働いてくれています。
④社内一丸となって取り組んだことで成果が挙げられた
求人サイトなどのWeb上では、基本的に文面で会社の魅力をアピールするしかないですが、転職博では実際に求職者と会うことで、直接社風をアピールできます。当社にとってはその点がすごく相性が良かったと手応えを感じています。
また、社内全体を巻き込んで参加できたことも、成功につながったひとつの要因だと言えます。当日は社長もブースに同席し、社内の空気感がよりうまく伝わったのではないかと思います。
こういったことはサイトの文面だけでは伝わらないので、イベントならではの成果だと思います。
実際に、カジュアル面談や面接に進んでくださった人からも、「空気感が良かった」と言っていただけました。
準備段階では、会社の制度や福利厚生が評価されるといいなと思っていましたが、社員同士の関係性や雰囲気を評価していただけたことには驚きました。そういった空気感を伝えられるのも、転職博の大きな魅力だと感じています。
転職博の準備を通して、既存の社員についても新たな発見がありました。資料作成が得意だったり、当日の求職者に対する声かけが上手だったり、隠れた才能を知ることができました。いろいろと意見を出し合う中で団結も強まり、採用とは違う側面でも良い結果が残ったと思います。

学情のサービス・営業担当に対する評価について
①営業担当さんのアドバイスやイベント見学によりイメージがつかめた
参加を決めてから転職博の当日まで1か月しかなく、ましてや我々は右も左もわからない中で、営業担当さんにはしっかりアドバイスをいただけました。
私たちもこだわりが強い部分が多いので、担当の方は苦労したのではないかと思いますが、きっちり素早く対応いただけて、ありがたかったです。
また、転職博の前に新卒のイベントを見学させていただけたのは、大変参考になりました。そこでイメージをつかめて、「こういうブースにしたい」「逆にこういうブースは避けたい」のような方向性が見えてきました。
こういったイベントはスーツで参加するのが定番だろうと思っていたのですが、参加者がラフな服装で気軽に参加しているという雰囲気にも驚きました。それを見たうえで、自分たちもカジュアルな雰囲気で出展しようという方向性になり、より良い雰囲気をつくれたのかもしれません。
今回の転職博参加によってひとつの大きな結果を出せたので、今後も定期的に参加したいと考えています。その一方で、Re就活のサイトのほうではまだ採用に至っていないので、今後注力していきたいです。文章でも若い人に当社の魅力を伝えていきたいと考えています。

②会社のイメージを直接伝えて魅力を感じてもらえる転職博
当社のようなニッチな業種の人材確保には、転職博のようなイベントは非常に有効的な手法ではないかと思っています。会社の情報やイメージを直接伝えたほうが魅力が伝わるような企業さんには、ぜひおすすめしたいなと思います。
それと第二新卒に特化しているので、若い人材を確保したいと考えている企業さんにも、おすすめしたいです。
採用は人材確保がゴールではなくスタートだと思っています。ですので、獲得だけではなく入社後のサポートにも力を入れて、気持ち良く働ける環境をつくっていきたいです。
転職博でも、お話ししていると働きやすさを重視している人が多いという印象を受けたのですが、その人に合った働き方に対応できるようにしていきたいですし、考え方も人それぞれなので、柔軟に対応していく必要があると感じています。
「この部署に配属されたからこうしなければいけない」ではなくて、それぞれの得意なことを伸ばしていけるような体制を目指しています。
私自身、転職博の翌週に子どもが生まれて、育休を取得しました。もともと育休制度自体はありましたが、これまで社内に育休の対象者がいなかったこともあり、自ら実績をつくろうという思いで取得に踏み切りました。
若い人にも働きやすいような制度を提案する立場だと思っていますので、自分から働き方を変えていこうと思っています。


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会社名
明和建材株式会社
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事業内容
金属製建具の設計、施工、管理、メンテナンス
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所在地
大阪府大阪市東淀川区東中島1丁目19番4号 ルーシッドスクエア新大阪10階
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