2025.11.17
株式会社アットイン様|求職者が5年後をイメージできるブース作りで手応え。エース級の若手人材に引っ張られ社内の活気アップ
建設・不動産
20代採用・通年採用
転職博
株式会社アットイン
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業 種
不動産
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事業規模
101~500人
若手人材の採用対象を広げるため、3年前から第二新卒の採用を開始。転職博では平均50人以上がブースに着座し、採用に大きく貢献した。現在は転職博で採用した社員が社内で活躍中。
課題・ニーズ
若手採用に苦戦、会社として採用ノウハウを付けたい
活用したサービス
転職博
効果
転職博から9人採用
当初抱えていた課題・ニーズについて
株式会社アットインは「ひとの幸せを想い もてなす」をモットーに、住まいサービスの提供を行っている会社です。マンスリー契約の短期滞在型マンションや賃貸住宅をはじめ、社宅代行、シェアハウス、民泊、ホテル温浴事業などの不動産サービスを展開しています。また、外国人向けのリロケーションサービス事業にも取り組んでおり、社内では外国籍の社員も多数活躍しています。
当社では、法人営業やインバウンドを目的とした外国籍事業を担う社員の補強を目的に、成果報酬型の求人媒体やヘッドハンティングサービスを活用してきました。
実務が増えると建物管理やカスタマーサービスの業務が発生しますが、営業や外国籍社員のなかには内勤業務が不得手な者もいます。今後事業を拡大していく上で、内勤業務も含めて幅広い業務に対応できる若手人材が必要だと考えました。
採用活動においては継続的な新卒採用が重要ですが、コロナ禍の影響で一時的に停止していたため、新卒応募者の母集団形成や学生との関係構築が十分にできていませんでした。
他社でも採用が厳しくなっているという話を耳にしていたこともあり、従来の方法で成果が出るのかという疑問が生まれました。
そこで、選択肢として挙がったのが第二新卒の募集でした。第二新卒の方であれば、営業や外国人向けの事業などひとつの仕事に特化した方ではなく、総合職を考えていただける方が多いのではないかという背景から、採用対象を広げ、人材の獲得を目指しました。
第二新卒の求職者が多い媒体を探していたところ、最初に見つけたのが学情でした。問い合わせをしたら現在の営業担当からすぐに連絡があり、第二新卒採用のメリット・デメリットを詳しく説明していただきました。その対応の速さから、「この営業担当となら一度やってみる価値がある」と考え、学情のサービス導入を決めました。

課題の解決に向けて社内での取り組み
①求職者が自分の5年後を思い描けるような、親しみやすいブース作り
転職博では平均50人以上がブースに着座していただきました。ブースで着座いただいた方にカジュアル面談やオフィス見学にご来社いただき、実際にご縁をいただいた方は9人となっています。
当社が質の良い人材を採用できた背景には、転職博のブース作りをこだわった部分が大きく影響していると思います。当社が出展前に転職博の見学に行った際、スーツ着用の役員が着座しているのを見て、落ち着きや安心感は感じられるものの、親近感が湧くかどうかが疑問が残りました。そのため、当社が出展する際には、より求職者の心をつかめる仕組みを考えました。
具体的には、第二新卒の社員を中心にブースに着座してもらいました。求職者の年齢と近い社員を実際に見てもらうことで、5~10年後の自分自身の姿がイメージしてもらえるのではないかと考え、入社後の自分を思い描けるブース作りを心がけました。
ほかにも、ブースには遠くからでも目を引くオレンジ色を使ったり、ジーパン姿で参加することでカジュアルさを演出したりしました。外国籍社員にも同席してもらい、オープンマインドな社風を一目でわかるようにしました。
加えて、学情の営業担当から、求職者に「当社に入社して何がしたいですか?」と聞かないでほしいというアドバイスを受けました。多くの求職者は「何ができるのか」「何がしたいのか」がわからない状態で転職博に来場する方が多いそうです。
そのため、求職者がどのような気持ちで就職博へ来場したのか、まずは現在の状態を教えていただくような質問から入ると良いと聞き、当社のブースに来場した求職者の話に関心を持つ姿勢を大切にしています。
現場では、求職者と接する際には、
・なぜ転職博に来たのか
・なぜ前の会社が合わないと感じたのか
・どんな会社が良いのか
を尋ね、当社が提案できる未来を伝えることを徹底しています。
上記を心がけて、若手社員が増えたことにより、6〜7年前までは46歳だった正社員の平均年齢が、現在は36歳に下がっています。
初めて出展した際に入社した社員が、現在は社内のプロジェクトを引っ張るエース級の人材に成長しました。転職博で採用できた人材の質の良さには大変満足しています。
当社の営業活動では等身大であることを重視しています。それと同じように、採用活動でも求職者に良いことを伝えるだけでなく、メリット・デメリットも伝えて、入社後の姿を自然に想像できるような対応を心がけています。
②傾聴とスピードで求職者を不安にさせない
転職博をきっかけに入社したメンバーのなかで、現在採用担当をしているメンバーもいます。彼自身も、当時は職の軸が定まっていなかったのですが、人事担当者に様々なアドバイスをもらい、当社への入社を決めてくれたようです。そのため、今は彼自身が求職者を導けるよう、求職者の活躍の場を一緒に探す思いで採用活動に参加してくれています。
また、ミスマッチで短期離職になると求職者の経歴に傷をつけることになるので、求職者の人生を預かる覚悟で採用活動に携わっています。特に選考では、求職者が当社の対応に不安にならないよう意識しています。
例えば、転職博のブースに来場してくださった求職者にはその日のうちにお礼メールを送り、1~2週間以内にカジュアル面談を設定しています。こちらのレスポンスが遅くなると不安につながるので、迅速な対応を心がけています。
加えて、その後のカジュアル面談では、求める人材や職種を当社から伝えるのではなく、求職者の話をしっかりと聞き、「アットインに入ったらどんな活躍ができるか」を提案しています。当社の特徴を納得してもらい、求職者の志望度を高めてから入社を決断できるように選考を進めています。
最近では、転職博で採用した若手社員がカジュアル面談や研修を担当しており、マニュアルを作成したり研修制度を整えたりして、後輩の困りごとをなくすよう自主的に動いています。
転職博への参加や第二新卒の登用が、結果的に社員の活気創出と自立に大きく寄与し、副次的な効果を得ています。

学情のサービス・営業担当に対する評価について
転職博の来場者は、20代の転職希望者がほとんどなので、ペルソナ設定がはっきりしていて利用しやすいサービスだと感じています。
「直接求職者と会える」機会があることは、会社の雰囲気や事業を伝える絶好のチャンスです。Web集客では認知度の高い会社が有利ですが、イベントでは当社のような認知度が高くない会社でも求職者に接触することができます。
加えて学情は、営業担当の人柄や能力にも大きな魅力があります。見積もりを迅速に提示してもらえ、採用の悩みもすぐに解決してもらえるので、大変助かっています。
また、こちらの課題を的確に察知してくれるため、コミュニケーションも取りやすいです。
さらには、自分たちには気付けていない専門的な知識を教えてくれたり、具体的な改善点を提案してくれたりするため、かゆいところに手が届きます。
当初は他社の求人媒体の利用を検討していましたが、学情は営業担当の対応が良かったため、2年目以降も安心して任せることにしました。
現在の営業担当と出会えたことも、当社にとっては大きな利益です。
ここ数年はどの企業様も若手社員の採用に苦戦していると思います。当社は求職者に選んでもらえる会社を目指すとともに、求職者とともに成長できるような採用活動をしていきたいです。

※記事内容は取材当時のものです(2025年9月)
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会社名
株式会社アットイン
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事業内容
住まいサービスの提供
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所在地
愛知県名古屋市西区牛島町6−1 名古屋ルーセントタワー5階
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HP