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学情レポート【COMPASS】2015.03

いよいよ解禁!2016年卒採用
 『2016年3月卒業予定者 採用動向調査レポート』ダイジェスト

株式会社学情では企業の2016年卒学生に対する採用計画・傾向を明らかにするため、『2016年3月卒業予定者採用計画アンケート』を全国の企業および団体を対象に実施。今号ではその調査結果の一部をご紹介、2016年卒採用の状況や展望についてレポートする。

※レポート内の各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式の回答の合計が100.0%にならない場合があります。

【調査概要】
対  象:全国の企業および団体
調査期間:2015年1月5日(月)〜1月30日(金)
回答企業数:1,627社
方  法:企業および団体にアンケートを配布・回収

属性内訳:
・上場区分別:上場321社/非上場1306社
・業種別:メーカー313社/建設・住宅113社/商社201社/百貨店・ストア・専門店95社/金融・証券・保険64社/サービス380社/情報(通信・マスコミ)75社/ソフトウェア・情報処理199社/その他187社

採用予定数と採用難易度について

採用予定数の増減(16卒)

採用予定数の増減(16卒) グラフ

参考:【採用予定数の増減(15卒)】

採用予定数の増減(15卒) グラフ

 

採用難易度の見通し

採用難易度の見通し グラフ

 

採用予定数は増加傾向。
採用難易度は難化予想が78.1%。

 2016年卒の採用予定数は前年度と比較して「昨年並」(54.8%)が半数を占めるものの、「増やす」(23.9%)が「減らす」(4.7%)を19.2ポイント上回った。業績好調である一方で人材不足に苦しむ企業も多く、2015年卒採用に続いて各社の採用意欲は旺盛だ。採用難易度の見通しについては、難化を予想する企業が78.1%(「難しい」(41.7%)+「やや難しい」(36.4%)の合計)に及び、前年度の63.5%を14.6ポイント上回っている。着目すべきは「難しい」が「やや難しい」を上回った点だ。大卒求人倍率が2.14倍(※)であった2008年卒、2009年卒採用の同調査においても「難しい」が「やや難しい」を上回ることはなく、それだけ2016年卒採用は状況が深刻だという各社の心境がうかがえる。文理別で見ても「難しい」と予測する企業が多く、文系採用では前年度比13.1ポイント増の35.3%、そして理系採用においては17.3ポイント増の48.4%に達している。特に理系については研究や学会などにより就職活動に専念できない時期が発生することになる。学生からすれば受験企業を絞り込まざるを得ない状況にあること、企業からすれば企業本位の採用スケジュールで進められないことなど、理系採用の困難さを際立たせる条件の増加が調査結果にも表れている。

※リクルートワークス研究所より(URL:http://www.works-i.com/

採用スケジュールについて

企業セミナーの開始時期

※「企業セミナーを開催しない」企業が5.5%あり、その数値は下記グラフには反映していない。

企業セミナーの開始時期 グラフ

選考開始(予定)時期

※「全体」のみ数値を表記

選考開始(予定)時期 グラフ

内々定出しの開始(予定)時期

※「全体」のみ数値を表記

内々定出しの開始(予定)時期 グラフ

3月広報開始は守られるも、選考開始は3~4月、内々定出しは4~5月がピークに。

各社の採用スケジュールについて、企業セミナーの開始時期は3月が54.3%と過半数であり、3月1日の採用広報解禁を皮切りに順次実施されていく状況だ。3月以前にセミナーを実施する企業は10%未満であり、学生との本格的な接触に関しては経団連発表の「採用選考に関する指針(3月広報開始、8月選考開始)」に則ったスケジュールで実施する企業が大半である。一方、選考については指針の「8月選考開始」に鑑みると、前倒しで始まりそうだ。選考開始(予定)時期は3月が27.8%、4月が31.2%と、この2ヶ月だけでも6割の企業が選考に乗り出す一方、8月以降は11.7%に留まる。昨年6月にも同内容の調査を行ったが、その時点では3月が20.2%、4月が19.7%、8月以降が24.1%であり、2016年卒採用スタートが近づくにつれ他社に後れを取るまいとより早い時期の選考を画策する企業が増加傾向にある。業種別で見ると3月は主に「サービス」「ソフトウェア・情報処理」が、4月は主に「百貨店・ストア・専門店」「メーカー」が選考開始に乗り出し、「金融・証券・保険」だけは8月以降スタートを遵守するという意向を示している。内々定出しの開始(予定)時期は4月(21.3%)~5月(20.4%)の2か月間で一度山を迎え、8月(21.2%)に2度目の山を迎えるという状況になりそうだ。昨年6月調査時点では4月(17.3%)、5月(13.2%)、8月(28.1%)であり、選考開始時期と同じく月日の経過とともに、内々定を出すタイミングを早める意向の企業が増加している。8月以降内々定出しをする業種としては「金融・証券・保険」だけが突出しており、他の業種は各々のペースで進められることになりそうだ。

※企業セミナーの開始時期については業種ごとに大差がないため、グラフ上は業種別の数値を省いている。

インターンシップ実施状況について

インターンシップ実施状況(16卒)

インターンシップ実施状況(16卒) グラフ

参考:【インターンシップ実施状況(15卒)】

インターンシップ実施状況(15卒) グラフ

インターンシップ実施状況(16卒/上場企業)

インターンシップ実施状況(16卒/上場企業) グラフ

インターンシップ実施状況(16卒/非上場企業)

インターンシップ実施状況(16卒/非上場企業) グラフ

実施時期

実施時期 グラフ

受け入れ日数

受け入れ日数 グラフ

採用との連携の有無(16卒)

採用との連携の有無(16卒) グラフ

参考:【採用との連携の有無(15卒)】

採用との連携の有無(15卒) グラフ

インターンシップ実施企業は増加。広報ツールとしての意味合いが強まる傾向。

採用広報解禁日の繰り下げにより生じた空白期間に各社が注力したものがインターンシップだ。2016年卒学生を対象の中心に据えたインターンシップ実施状況は「実施している」が35.7%と、「実施していない」企業と比較すると約20ポイント下回るものの、前年度と比べれば「実施している」が16.7ポイント上回り、インターンシップに取り組む企業が増加したことが分かる。上場区分別で見ると、上場企業が実施率50.6%と過半数に達し、特に上場企業においてはインターンシップが一般化したと言えそうだ。実施時期については例年同様夏休み期間の「3年生の7~9月」(52.7%)が最も多いものの、それに次ぐ「3年生の2月」が47.8%と僅差であった。3月の広報スタートを間近に控え、夏休みと変わらない量のインターンシップが実施されている状況だ。受け入れ日数については前年度最も多かった「5日~1週間程度」(24.8%)が前年度比13.3ポイントダウン。一方、今年度最も多かったものが「1日」で、前年度比倍以上となる47.2%。2社に1社がいわゆる1dayインターンシップを実施している状況だ。採用との連携の有無については「インターンシップ参加者と通常受験者との区別はない」が58.2%と大半だが、「インターンシップ参加者は通常選考で優遇する」(37.4%)、「インターンシップ内で選考・内定出しを行っている」(4.4%)がそれぞれ12.0ポイント、0.6ポイント上回り、その後の採用活動が意識された実施が増加している。
どの設問からもうかがえることだが、学生と接触できない期間が延びたことで、インターンシップが学生との接点を作るための広報ツールとしての意味合いが強まったと言えるだろう。


今号の『COMPASS』で取り上げなかった内容も含め、採用計画アンケートの調査結果をまとめた『2016年3月卒業予定者 採用動向調査レポート』を2015年3月中~下旬に発行いたします。詳細は弊社営業担当までお問い合わせいただくか、「レポートダウンロードページ」(http://service.gakujo.ne.jp/report)をご確認ください。

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